美白スキンケア・しみ対策

しみとは、メラニン色素が沈着して皮膚が黒い斑点のように見える状態で、色素斑とも呼びます。通常は新陳代謝によってメラニン色素を含んだ細胞が押し上げられて垢となって排出されていくのですが、なんらかの原因でそのまま残ってしまう状態がシミです。

メラニン色素の沈着によってできるしみは、「老人性しみ」「そばかす」「肝斑」などのさまざまな種類がありますが、メラニン色素が沈着して出来るという点では同じです。顔やカラダにシミがあると肌の透明感が失われて老けた印象を与えてしまうことがあるため、美白化粧品を使用したり、レーザー治療などによってシミ取りを行う女性は少なくありません。

皮膚の構造 -シミが出来る仕組み-

皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。その中で、シミの原因になるメラニン色素が生成されるメラノサイト(色素細胞)が存在する場所は表皮です。

表皮は、表面から「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」で構成されています。細胞の分裂や増殖を担う肌細胞は基底層で生み出され、有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞と形を変えながら皮膚表面に押し上げられます。

そして、最終的には垢(あか)となって剥がれ落ちます。このサイクルをターンオーバーといい、生成された細胞が垢となって排出されるまで通常4週間~6週間かかるといわれています。

シミの原因になるメラニン色素を生成するメラノサイトは基底層に存在します。皮膚が紫外線や活性酸素などの刺激を受けると、情報伝達物質(エンドセリンなど)が基底層にあるメラノサイトを活性化させ、「メラニン色素を作れ」と指令を出します。

そして、情報伝達物質によってメラノサイト内のチロシナーゼという酸化酵素を活性化させ、チロシナーゼはアミノ酸であるチロシンをメラニンに変化させてメラニン色素(黒色メラニン)を作り出します。

通常は、メラニン色素を含んだ細胞はターンオーバーによって表面へと押し上げられ垢となって排出されるのですが、ターンオーバー(新陳代謝)の低下や紫外線ダメージなどによる角化異常などによってうまくメラニンが排出さなくなると、シミ・そばかすといった状態で肌に残ってしまう場合があります。

メラニンの生成を促す一番の要因は紫外線

紫外線ダメージ画像 メラニン色素が作られる原因には様々な要因がありますが、その中でも紫外線の影響が最も大きいといわれています。一説によると肌老化の8割が紫外線による影響だといわれ、紫外線による肌老化を「光老化」とよんだりします。

紫外線はメラニンを作り出す原因になるだけではなく、肌細胞にダメージを与え、ターンオーバーの機能を破壊してしまうことがわかっています。また、地上に降り注ぐUV-AとUV-Bの紫外線のうち、UV-Aには真皮層のような肌の深い部位にまで届いてダメージを及ぼし、真皮層のコラーゲンやエラスチン、またはそれらを作り出す線維芽細胞に対してダメージを与えます。紫外線はシミ、そばかすなどの色素沈着だけではなく、シワやたるみなども引き起こす原因となるのです。

シミ、そばかす、色素沈着を予防するには紫外線対策を

シミの原因のほとんどが紫外線によるものですので日ごろからしっかりと紫外線対策をする必要があります。あまり表に出ない日でも、「生活紫外線」といわれる、洗濯物を干したり、買い物に行ったりするだけで、かなりの紫外線を浴びていたりします。

一説によると、夏場1週間で浴びる生活紫外線は、夏場晴天時の海水浴の1時間の紫外線量だといわれます。ちょっとくらいは大丈夫かなと油断していると紫外線ダメージが蓄積されて数年~数十年たてば大きな差がでてきます。

そして、紫外線は窓ガラスを通り抜けたり、物質や空気中のチリなどによって散乱するといった性質をもち、浴びていないと思っても気づかないうちに浴びていたりすることがあります。そのため、美肌を維持するには日常的に紫外線ケアを意識することがポイントになります。また、紫外線の他にも必要以上に肌に刺激を与えないようにすることもメラニン抑制にとって重要になります。

美容医療の進化により様々な色素性病変が改善できる時代へ

フォトフェイシャルでシミ取り 安全で効果の高いレーザー機器や光治療機器などの開発が進んだことにより、様々なシミ、そばかすなどのメラニン性の色素沈着を跡も残さずキレイに消すことができるようになっています。

また、従来では改善が難しいとされた太田母斑、扁平母斑、タトゥー消し治療なども回数を重ねることで劇的な効果を得られるようになっています。

そして、肝斑といわれる女性特有のシミも、従来ではレーザーによってかえって悪化する問題がありましたが、皮膚に負担を与えないレーザートーニングという画期的なレーザー治療の登場により、高い効果を得られるようになっています。