脱毛やムダ毛処理を繰り返すと毛穴黒ずみが発生する理由と対処法

脱毛によるシミ色素沈着 年頃の女性なら誰もが経験しているムダ毛の処理。カミソリ、毛抜き、脱毛クリーム、ワックスなどの様々な方法がありますが、多くの女性は「体毛はカミソリ」、「顔はハサミと毛抜き」といったように使い分けてムダ毛を処理しているようです。

ところが、そういったムダ毛処理を行っていると、しだいに毛穴が黒ずんでくることがあります。今回はムダ毛処理による毛穴の黒ずみの原因と対処法を詳しく解説していきます。

毛穴の黒ずみとムダ毛処理の関係

カミソリは毛穴を傷つける?

カミソリによる毛嚢炎 多くの人が体毛処理にカミソリを使用しているといいます。カミソリは短時間で手軽に広範囲のムダ毛を処理できるメリットがあります。

それが多くの人が利用する理由だと思いますが、一方で知らないうちに肌へ負担をかけている可能性があります。

実際にカミソリを使用した後の肌をマイクロスコープで確認すると、角質層に細かな傷がついて、キメが乱れているといいます。肌は指で少し触れるだけでも傷がつくという研究結果もあるくらいデリケートです。

皮膚が細かな傷を受けると、そのダメージから皮膚を守るためにメラノサイト(色素細胞)が活性化してメラニン色素を作り出します。

カミソリによって繰り返し皮膚がダメージを受けると、場合によってはメラニンが皮膚に沈着してしまい、毛穴周辺の皮膚が黒ずんで見えるようになります。

また、毛穴はへこみがあるため、強い力でカミソリを滑らせるほど毛穴内部(毛包)にはダメージが及ぶことになりますが、毛穴の内部(毛包)が傷つくと毛嚢炎という皮膚感染症を起こす可能性もあります。

なお、カミソリでムダ毛処理を行う場合は、日常的に皮膚を保湿する、肌を温めてから行う、処理前はシェービングフォームを使用する、処理後は冷水で冷やす、といったケアを行うことで色素沈着や毛嚢炎などの肌トラブルを劇的に防ぐことができます。

毛抜きは肌に対して最も強いダメージがある

毛抜による毛嚢炎 毛抜きを使って体毛を根っこから抜いてしまえば、カミソリなどを使った無駄毛処理よりも一段と肌がキレイに仕上がります。

体毛というのは黒色であるため、毛穴の内部に体毛が残っている状態では、肌全体が黒ずんで見えてしまうため、根本から抜いてしまったほうが皮膚の美しさを引き出せるかもしれません。

ところが、毛抜きというのはカミソリ以上に皮膚にダメージをもたらします。体毛は毛母細胞が分裂したもので皮膚と分離されているものではなく、一体となっているのですが、それを無理やり抜いてしまうと相当なダメージになり、出血を起こすこともあります。

毛抜きを行った後に目に見えなくても毛穴内部では軽い出血を起こしていることが多いです。

皮膚にダメージが及ぶとメラニン色素が作られることになります。防御反応によって色素細胞はメラニン色素を作り出すのですが、通常はターンオーバーによってメラニン色素は排出されていきます。

ところが、繰り返し毛穴がダメージを受けていたり、新陳代謝が低下していたりすると、シミ(色素沈着)として沈着し、毛穴の黒ずみが深刻になってしまうことがあります。こうなると美白化粧品などでは改善が難しくなります。

ムダ毛処理は、無理に「抜く」方法は控えましょう。特に日本人は色素沈着を起こしやすいです。また、眉毛などは毛抜きのほうがキレイに仕上がりますが、ハサミでカットするのが基本です。毛抜きを繰り返していると、年齢を重ねてターンオーバーが低下した頃にシミとなって現れることがあります。

レーザー脱毛で色素沈着を起こすこともある?

毛嚢炎 医療レーザー脱毛を受けることで、永久的な脱毛や減毛効果が期待できます。毛が生えなければ、カミソリを使用する必要はありませんので、色素沈着の予防にもなります。

ただし、そのレーザー脱毛そのもので色素沈着を起こすことも少なくありません。脱毛レーザーは毛が二度と生えてこないくらいの高出力の熱エネルギーが発生しますので、毛包(毛穴の内部)が炎症を起こして赤くブツブツになってしまうことも少なくないです。

場合によっては化膿して酷い跡になってしまうことがあります。

レーザー脱毛後のブツブツを抑制するには、照射後にしっかりと冷却することが重要です。この処置だけでその後の肌のコンディションが大きく違ってきます。アイスパックなどで5~10分くらい冷やします。ヤケド後の処置と同じように、とにかく冷やすのが基本です。また、消炎剤なども塗布します。そして、レーザー治療当日~翌日くらいまでは、お風呂に入らないことが基本です。温めると炎症が酷くなることがあります。