ハイドロキノンの安全な濃度とは?

ハイドロキノンクリーム ハイドロキノンは濃度が高くなるほど効果は高くなりますが、その反面、肌トラブルが起こる危険性が高くなります。シミ、そばかす、色素沈着などをかえって悪化させないために、肌に適した濃度のハイドロキノンを使用する必要があります。

ハイドロキノンの理想的な濃度

ハイドロキノン濃度2%まで(低濃度)

濃度が2%までのハイドロキノンは、皮膚への負担が少なく安全性が高い濃度です。厚生労働省も安全性を考慮して2%未満を推奨しています。2%濃度のハイドロキノンは、肌への刺激性が少なくトラブルを起こすリスクが少ないことから、多くの市販化粧品にはこのレベルの濃度を配合していることが多いです。ただし、低濃度であるためシミに対する効果や即効性が低いのが欠点です。

刺激性が少なく肌トラブルが起きにくい濃度であるため、安全でゆるやかに効果を出したいという人に適した濃度です。

ハイドロキノン濃度4~5%

濃度が4~5%ほどのハイドロキノンは、効果と安全性のバランスが良いといわれる濃度です。皮膚科で処方される場合は、まず4~5%くらいの濃度から処方することが多いです。市販されている化粧品も、4%くらいまでのハイドロキノンが多いです。

海外で販売されているハイドロキノンクリームなどでも、4%までのハイドロキノンが多いです。

高濃度ハイドロキノン

皮膚科では、場合によって5~10%といった高濃度のハイドロキノンを処方しているところがあります。多くの市販化粧品で配合される2%ほどの濃度では、シミの状態や部位によっては効果が得られないことがあり、しっかりとした美白効果と即効性を求めるために高濃度のハイドロキノンが適していることがあります。

ただし、高濃度のハイドロキノンでは刺激性によるかゆみ、赤み、ヒリヒリ感、かぶれなどの接触性皮膚炎を起こす可能性が高くなることや、使用継続による肌の色ムラ、色素が抜ける白斑などの現象が起こるリスクが高くなるため、必ず医師の指導のもとで行うようにしましょう。

また、市販化粧品にも高濃度のハイドロキノンを販売していることがありますが、市販されている高濃度ハイドロキノンは、たいていは刺激性を軽減した「安定化ハイドロキノン」です。安定化されたハイドロキノンでは酸化・劣化の問題が解消され、肌トラブルが起こるリスクが軽減されています。

安定化されたハイドロキノンは、「新型ハイドロキノン」、「安定型ハイドロキノン」、「新・安定型ハイドロキノン」などの様々な名称で化粧品に配合されています。