ハイドロキノンはニキビ跡の炎症後色素沈着にも効果がある?

炎症後色素沈着の画像 皮膚炎・ニキビなどによって皮膚が炎症を起こすと、炎症によってメラニンが過剰に生成されてシミや黒ずみ、色素沈着を引き起こします。

炎症後の色素沈着は、ターンオーバーによってしだいに薄くなっていきますが、新陳代謝が低下すると跡に残ってしまうことがあります。ニキビや皮膚炎によって起こる炎症後色素沈着はハイドロキノンで改善することが出来ます。

ハイドロキノンの炎症後色素沈着改善効果

ニキビ跡の色素沈着・シミはハイドロキノンが有効

ニキビ跡の炎症後色素沈着 ニキビや皮膚炎などによって炎症を起こすと、炎症を鎮めるためにヒドロキシラジカルという活性酸素が発生します。この活性酸素がメラニン色素を過剰生成させ、色素沈着を起こします。

新陳代謝が活発な時期では炎症後の色素沈着は時間の経過とともに薄く改善していきますが、代謝が弱くなると色素沈着が長引くことがあります。このニキビ後の黒ずみ、色素沈着はハイドロキノンがよく効きます。

境界線がはっきりとしたシミなどは思うような効果が得られないこともありますが、炎症後の黒ずみ(色素沈着)はハイドロキノンの高い効果が期待できます。

ニキビが治まってからハイドロキノンを使用する

ハイドロキノンは不安定な性質で、肌への刺激性があります。(また、高濃度になるほど肌への負担が大きくなります)。炎症中のニキビにハイドロキノンを使用すると、人によってはさらにニキビが悪化してしまう可能性があります。

ニキビをさらに悪化させないためにも、ニキビの炎症が完全に治まってからハイドロキノンを使用します。目安として1~2ヶ月ほど、炎症が強い場合は3ヶ月以上の間隔をあけてから使用しましょう。

トレチノインとの併用でさらに高い効果

トレチノイン(レチノイン酸)とは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で生理活性はビタミンAの100~300倍あるといわれ、主にニキビ治療やしみ治療に用いられています。トレチノインは表皮細胞の増殖を促してターンオーバーを早め、色素沈着の改善や毛穴詰まりを予防する働きがあります。

ハイドロキノンのメラニンの生成を強力に抑制する働きと、トレチノインのターンオーバー促進作用によって色素沈着に対してより高い効果が期待できます。また、ターンオーバーを促す方法としてトレチノインではなくケミカルピーリングなどを用いることも出来ます。

繰り返し出来るニキビにもトレチノイン

トレチノインは、皮膚細胞の生まれ変わりを促してターンオーバーを高める働きだけではなく、皮脂腺を縮小させる働きがあります。過剰な皮脂によって繰り返しにきびが出来るという場合にはトレチノインが有効です。

トレチノイン治療中は皮膚が剥ける、赤くなる、肌が極端に乾燥するなどのダウンタイムが長くなります。(赤みや角質の剥離が落ち着くまで2週間~3週間を要します)。トレチノインは適切に使用しなければかえって色素沈着を起こす可能性があります。