ハイドロキノンは乳輪(乳首)・脇の下・お尻・ビキニラインの黒ずみにも効く?

ハイドロキノンクリーム画像 乳輪(乳首)、腋(ワキ)の下、お尻、デリケートゾーン(ビキニライン)などの皮膚の黒ずみを解消したいという悩みは、美しくありたいと思う女性にとって人には言いにくい悩みの一つです。

ハイドロキノンは「肌の漂白剤」といわれており、メラニンによるシミやくすみ、黒ずみ、色素沈着などの皮膚の症状はハイドロキノンによって改善が期待できます。

皮膚の黒ずみの原因は?

乳輪・乳首の黒ずみ

乳輪の黒ずみは生まれつきの他に、ホルモンバランスの影響や下着や洋服による摩擦の影響によって黒ずみが濃くなる場合があります。また、妊娠や授乳によって濃くなる場合もあります。

脇の下の黒ずみ

脇は腕と擦れる部分であるため、色素沈着を起こしやすい部位です。また、誤った脱毛処理などによって毛包炎を引き起こし、色素沈着を起こすこともあります。

お尻の黒ずみ

お尻の黒ずみは、座っている際のお尻への圧力が色素沈着を起こす場合があります。(特に体脂肪が少ない痩せ型の人がなりやすい傾向があります)。また、皮膚が角質化しやすい体質の人がお尻の黒ずみが濃くなることがあります。

ビキニライン(陰部)の黒ずみ

デリケートゾーンの黒ずみは、生まれつきの他にホルモンバランスなどの影響が考えられます。

乳頭・脇、お尻、ビキニラインへのハイドロキノン使用

ハイドロキノンの適応

色素沈着へのハイドロキノン画像 皮膚を白く導くハイドロキノンは乳輪や脇、お尻やビキニラインの黒ずみにも適応します。ただし、ハイドロキノンは皮膚への刺激性があり、摩擦などによって症状が悪化してしまうことがあるため、使用部位に対してはできるだけ刺激や摩擦を避けなければいけません。

洋服や下着などによる摩擦や、お尻では座った時の圧力によって刺激を受けやすい部位であるため、使用環境によってはかえって黒ずみをひどくしてしまう可能性があるのです。

安定化されたハイドロキノンでは皮膚への刺激性の問題が軽減されていますが、それでも他の美白成分と比較すると皮膚への負担が大きい成分です。そのため、治療中は皮膚に刺激を与えないようにすることがポイントです。

ハイドロキノンは、基本的には治療部位への刺激や摩擦がなければ問題なく使用できますが、わずかでも負担がある場合はハイドロキノンを使用すべきではありません。

トレチノインとハイドロキノンの併用治療

トレチノインクリーム トレチノインとは、ビタミンAの誘導体で生理活性が約100~300倍もあるといわれるニキビ治療やしみ・色素沈着治療に用いられる成分です。トレチノインは、表皮細胞の分裂・分化を促して肌のターンオーバーを通常の二倍に高め、皮膚の生まれ変わりを促進させる働きがあります。

また、長期的にはコラーゲンやヒアルロン酸などの生成を促す働きがあるため、皮膚のハリやキメを整える効果や、皮脂分泌を抑制する働きもあります。トレチノインであるビタミンA誘導体は、ヒトの血液中にも微量存在しているものなので、アレルギー反応や抗原抗体反応を起こしたりすることはありませんが、効果を得るには皮膚への副反応が強いため、性質を理解した上で治療を行う必要があります。

トレチノイン使用部位による反応の違い

トレチノインは使用する部位によって反応が大きく異なります。

乳輪・乳首の黒ずみ

乳輪の黒ずみはトレチノインで効果を得ることができますが、他の部位よりも反応が強くヒリヒリすることがあります。乳輪・乳首は洋服などで擦れやすい部位であるため、治療中は必ず下着で保護します。

脇の下の黒ずみ

脇へのトレチノイン使用は他の部位よりも反応が強く、摩擦や刺激を受けやすい部分なので、かえって色素沈着を起こす可能性があります。そのため、ハイドロキノンのみの治療にした方が無難です。

お尻の黒ずみ

トレチノインは粘膜部分とその周辺に対して強い反応を起こすため、お尻(特に肛門付近)などの部位には使用できません。ハイドロキノンのみの使用では基本的には可能ですが、粘膜周辺を避け、刺激や摩擦を与えないようにします。

ビキニライン(陰部)の黒ずみ

トレチノインは粘膜部分やデリケートゾーンなどに対して強い反応を起こします。そのため、陰部・ビキニラインなどの部位には使用できません。ハイドロキノンのみの使用では基本的には可能ですが、粘膜周辺を避け、刺激を与えないようにします。

ハイドロキノンとトレチノインを併用する際の副作用と注意点

  • ハイドロキノンやトレチノインは、皮膚に刺激や摩擦を与えるとかえって色素沈着をひどくしてしまう可能性があります。そのため、治療部位に刺激を与えないことを前提に治療を行います。
  • トレチノインを使用すると皮膚の剥離が起こり、赤みを帯びます。(使用継続により耐性ができるため、治療から2~3週間ほどで皮膚の剥離や赤みが落ち着いてきます)。
  • トレチノインの作用による角質の剥離を無理に剥がしたりしないで下さい。(色素沈着を起こす可能性があります)。
  • トレチノインを使用する場合は必ず化粧水などで十分に保湿します。(保湿を怠るとダウンタイムが長くなります)。
  • 治療中は紫外線対策を行い、絶対に日焼けをしないで下さい。
  • トレチノインは、ハイドロキノンと同様に暗冷所に保管します。(可能であれば冷蔵庫保管)。
  • 妊娠中や授乳中、皮膚に傷や炎症がある場合など、治療を受けられない場合があります。