炭酸ガスレーザーによるホクロ治療・イボ治療の効果と副作用

CO2RE(コア) 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)とは、二酸化炭素(炭酸ガス)を媒質とした10,600nm(ナノメートル)という赤外線領域の波長をもつレーザーです。この波長は水に吸収されやすい性質があり、レーザーが皮膚内の水分に反応して組織を蒸散させ、皮膚を削ったりすることができます。

美容医療においては、ホクロ(色素性母班)、イボ(脂漏性角化症)、瘢痕などの、皮膚が盛り上がった疾患に対して用いられます。

炭酸ガスレーザーについて

炭酸ガスレーザーの効果・効能

  • 水に吸収されやすい波長の性質により、レーザーが皮膚内の水分に反応して組織を蒸発・蒸散させ、皮膚を削ったりすることができる。
  • メスを使うよりも出血が少ない。
  • 皮膚の深いところに存在するホクロには適していない。
  • にきびに穴をあけて膿の排出を促す治療にも使用される。

適応する症状

  • 盛り上がったホクロ(色素性母斑)。
  • イボ、脂漏性角化症(老人性疣贅)
  • 肥厚性瘢痕。
  • 隆起性の皮膚病変。
  • にきびの芯や膿の圧出。

治療手順

Step1カウンセリングで皮膚症状を診断。
Step2洗顔、クレンジングによって施術部位の汚れを落とす。
Step3局所麻酔をする。
Step4目を保護するための、ゴーグル、シールドを装着する。
Step5レーザー照射。ホクロやイボを削っていく。
Step6治療後は、保護テープを貼って終了。

アフターケア

  • 治療後は、軟膏と保護テープで湿潤状態にする必要があります。この処置をすることで自然治癒力が高まってキレイに治ります。
  • 施術部位をこすったり、紫外線に当てないようにしましょう。
  • 治療後は炎症後色素沈着ができますが、月日の経過と共に改善していきます。また、美白剤を使用することで色素沈着は改善します。
  • 皮膚の陥没は、数か月から数年にかけて目立たなくなっていきます。(場合によっては、そのまま皮膚の凹みが残ることもあります。)

治療回数の目安

ホクロやイボの場合は、基本的に1回で取れます。大きなものや、箇所が多い場合は、複数回に分けたほうが良いこともあります。

炭酸ガスレーザーの副作用・注意点・短所

  • 皮膚を削るため、皮膚が陥没した状態になります。ただし、時間の経過と共に自然治癒力によって改善して目立たなくなっていきます。
  • 施術前、施術後も紫外線対策をしましょう。
  • 皮膚の回復を順調にするために、体調の悪い時には治療を受けるべきではありません。
  • ケロイド体質・瘢痕体質の場合では、治療が不向きなことがあります。(瘢痕形成を抑制する薬(トラニラスト)を服用したほうが良いケースもあります)。
  • 妊娠中は、女性ホルモンの関係によりレーザー治療後の色素沈着がひどくなることがあるため、基本的に治療は控えましょう。