シミに効く食品成分 アスタキサンチンの美白効果とは?

アスタキサンチンとは、鮭、イクラ、エビなどに含まれる赤い色素成分で、カロテノイドの一種です。アスタキサンチンには強力な抗酸化力があり、体の様々な器官の酸化(老化)を促す活性酸素を抑制する働きがあります。美容面においても肌老化を防止し、くすみのない明るい肌に導く作用があります。

アスタキサンチンの健康・美容効果

ビタミンEの1000倍もの抗酸化作用がある

アスタキサンチンは優れた抗酸化力があり、一重項酸素という活性酸素を消去する能力を比較した実験ではビタミンEの1000倍、ビタミンCの6000倍、コエンザイムQ10の1000倍もの抗酸化作用があるといわれています。

紫外線による活性酸素を抑制する

紫外線を浴びたり、細胞がエネルギーを作り出す時には、一重項酸素という活性酸素が発生します。この一重項酸素は反応性が強く、他の物質の酸化を促す性質をもちます。アスタキサンチンは、この一重項酸素を除去する働きに優れ、体の様々な器官の老化を阻止します。

紫外線の影響による活性酸素のダメージを抑制するため、紫外線によるシミ、しわ、たるみなどの肌老化を予防する効果があると考えられています。

アスタキサンチンは動脈硬化を予防する

活性酸素は、血中脂質(中性脂肪やコレステロールなど)を酸化させる作用があります。動脈硬化の原因はLDLコレステロールが酸化され、血管壁にこびりついて血管を細く硬くしてしまうことが原因とされ、動脈硬化が進行すると脳梗塞や心筋梗塞などの症状が引き起こされることがあります。

アスタキサンチンは、LDLコレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化の進行を予防する働きがあります。体の若さは血管の若さと比例しますので、血管を若く維持することが美容面にも重要です。

脳細胞の老化を予防する

アスタキサンチンは、脳細胞に到達して抗酸化物質として脳細胞の老化を抑制する働きがあるといわれています。脳は人体において最も重要な器官であるため、「血液脳関門」という保護機構があり、不要な成分は進入できないようになっていますが、アスタキサンチンはこの血液脳関門を通り抜けて脳細胞き、脳の老化を防止します。

アスタキサンチンは化粧品にも用いられる

アスタキサンチンの優れた抗酸化作用により、化粧品にも使用しているメーカーも存在します。アスタキサンチンが皮脂の酸化を抑制し、皮膚の炎症やメラニンの生成を抑制してシミを予防し、美白に導くとされます。

アスタキサンチン摂取のポイント

アスタキサンチンを含む食品・食べ物

アスタキサンチンは、鮭、イクラ、エビなどに多く含まれています。脂肪が少ない筋肉部分に多く含まれます。

アスタキサンチン含有量(可食部100gあたり)

紅鮭:2.5mg、イクラ:0.8mg、くるまえび:2.7mg、甘エビ:0.4mg、桜えび:7.0mg、カニ:1.1mg

サプリメントで摂取する場合は食後に摂取する

アスタキサンチンは脂溶性で、油に溶ける性質をもちます。そのため、油料理や油分のある食品と同時に摂取するとより吸収が高くなります。また、サプリメントなどで摂取する場合も、油分と同時に摂取すると効果的なので、通常は食後の摂取が適しています。

ビタミンCと同時に摂取すると抗酸化パワーが高くなる

アスタキサンチンは、ビタミンCと共に摂取すると抗酸化作用が高くなります。ビタミンCにも抗酸化能力があり、アスタキサンチンの活性酸素を消去する働きをサポートする働きがあります。ビタミンCは、イチゴ、キウイフルーツ、グレープフルーツ、オレンジ、レモンなどの果物に多く含まれ、野菜にも幅広く含まれています。