シミに効く美白成分 エナジーシグナルAMPの美白効果とは?

女性の写真 エナジーシグナルAMPとは、ターンオーバーを活性化してメラニン色素の沈着を予防する働きがある美白成分です。成分名は「アデノシン1リン酸2ナトリウムOT」といいます。

エナジーシグナルAMPは、医薬品メーカーの大塚製薬が開発し、高い美白効果があることから2004年に医薬部外品の美白有効成分として厚生労働省から認可されています。

エナジーシグナルAMP

エナジーシグナルAMPは肌代謝をサポートする

メラニン色素が作られるメカニズム

シミ、そばかす、肝斑(かんぱん)などの色素沈着は、メラニン色素の沈着によって引き起こされます。メラニン色素は、紫外線などの影響によって情報伝達物質が放出され、メラノサイト内のチロシナーゼという酸化酵素を活性化させます。そのチロシナーゼがアミノ酸のチロシンをメラニンに作り変えることでメラニン色素は作られます。

通常は、メラノサイトで作られたメラニン色素はターンオーバーによって排出されていきますが、加齢などによってターンオーバーが低下していたり、角化異常が起きていたりすると、メラニン色素が沈着して肌に残ってしまいます。すると、シミとなったり、肌がくすんでしまって透明感を失った状態になることがあります。

エナジーシグナルAMPは、表皮細胞のエネルギー代謝を促進させ、ターンオーバーを活性化させてメラニン色素の排出を促す働きがあります。

エナジーシグナルAMPの薬理作用

年齢を重ねると、細胞のエネルギー源となるATP(アデノシン3リン酸)という物質が減少していき、60歳では20歳の6割になるといわれています。

このATPが減少すると、細胞のエネルギー代謝が低下して、新陳代謝が低下し、皮膚においても肌のターンオーバーの低下をまねくと考えられています。

エナジーシグナルAMPは、「シグナル」としてATPの増産を促す作用をもちます。ATP産生のエネルギーとなる糖(グルコース)の細胞への取り込みが促されて肌細胞の生まれ変わりが活性化します。

多くの美白成分は、メラニン色素を合成するチロシナーゼ酵素の働きを阻害するものや、チロシナーゼを活性化させる情報伝達物質(エンドセリンなど)を阻害する働きをもつものですが、エナジーシグナルAMPはメラニン色素の排出を促して美白に導くといった作用を有します。

エナジーシグナルAMPの副作用や危険性は?

エナジーシグナルAMPという成分は、ATPの働きを活性化させるための物質として生体にも存在する成分です。そのため、安全性は高く、副作用の心配は低いといえます。ただし、この成分が配合された化粧品が肌に合わない場合は、化粧品の使用を中止しましょう。