そばかす(雀卵斑)の原因と治療法

そばかすの画像 そばかすとは、皮膚にできるメラニン沈着性による色素沈着の一つで、一般的なシミと区別して遺伝的な要因で発生するものをいいます。

一般的には「そばかす」といわれていますが、「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれ、シミの形状が雀の卵殻に似ていることからその名が付けられています。

そばかす(雀卵斑)の原因と特徴

そばかすの原因とは?

ソバカスは、遺伝的な要因で発生するシミといわれ、メラノサイトが局所的に活性化することで引き起こされるといわれています。人種では白人に多く、日本人でも色白の人に発現しやすい傾向があります。また、家系にソバカスをもつ人がいると、発現する可能性が高くなります。そばかすは、一般的にできる紫外線による老人性色素班などのシミとは厳密に区別されます。

形状・色

大きなシミではなく、直径数ミリ程度の小さく薄い褐色のシミがたくさんできる。老人性色素班(日光性黒子)のように一つ一つが円形ではなく、三角、四角など形状が様々。

発生しやすい部位

鼻や顔の目の下などの顔の中心部分に散らばるようにできることが多い。肩、胸元、背中、手、腕、脚にもできる。

その他の特徴

  • 10代の頃からしだいに発現する。
  • 紫外線によってさらに悪化する。
  • そばかすをもつ人は光線過敏も合併している傾向がある。
  • 美白化粧品などでは効果が得られにくい。

主な治療方法

  • IPL(フォトフェイシャル)
  • Qスイッチレーザー(Qスイッチ・ルビーレーザー、QスイッチYAGレーザー、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー)

雀卵斑(そばかす)の治療法

ソバカスは美白化粧品が有効?

美白化粧品 そばかすはメラニンの沈着による色素沈着であるため、美白化粧品によって改善できると考えられますが、やはり遺伝的な要因で発生するためなのか、はっきりとした効果が得られないことが多いです。

美白成分には、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、ビタミンC誘導体、プラセンタエキス、トラネキサム酸、油溶性甘草エキス(グラブリジン)、ハイドロキノンなど様々ありますが、どの美白成分においてもソバカスには大きな効果がないことが多いです。

ソバカス消しにおけるレーザー治療

そばかすは、Qスイッチ・レーザー治療が有効です。Qスイッチ・レーザーとは、高い出力のエネルギーをナノ秒単位という短い時間で照射できるレーザー機器をいいます。劇的に短い照射時間であるため、皮膚に対して余計なダメージを与えることなく、高いエネルギーでターゲットに作用できる利点があります。Qスイッチレーザーには以下の3つがあります。

Qスイッチ・ルビーレーザー

波長694nm(ナノメートル)のレーザー。メラニン色素のような黒いターゲットによく反応し、血管などの正常な組織へのダメージが少ない波長をもつレーザーです。シミ、そばかすなどをレーザーによって消す場合には、このレーザーが使用されることが多いです。

Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー

波長755nmのレーザー。パルス幅(照射時間)が長いものはレーザー脱毛に使用されることもあります。ただし、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーを導入しているところはあまり多くありません。

Qスイッチ・YAGレーザー(ヤグレーザー)

基本波1064nmと半波長532nmのレーザー。1064nmは波長が長いためエネルギーが皮膚のより深部にまで到達し、深い層の色素性病変に作用します。また、波長を半分にした半波長532nmのレーザーは、浅い層のメラニン沈着性の色素沈着に有効です。

フォトフェイシャル(IPL)

IPL・フォトフェイシャルの画像 フォトフェイシャル(IPL)とは、幅広い波長を出す特殊な光を照射して、しみ、しわ、小じわ、たるみ、毛穴の開き、赤ら顔、毛細血管拡張などの様々な肌トラブルを同時に改善することができる光治療です。シミ、そばかす治療だけではなく、コラーゲン増生効果や肌を引き締める効果も得られます。

フォトフェイシャルはレーザー治療と比較して穏やかな治療であるため、そばかす治療では4~5回の治療を繰り返す必要がありますが、レーザーよりも穏やかに作用し、炎症後色素沈着を起こしにくいところが利点の一つです。

また、Qスイッチレーザーよりも広範囲に照射できるため、治療時間が短く、治療価格も安く抑えることができます。治療箇所が多い場合は、Qスイッチレーザーよりも、IPL光治療の方が適しているかもしれません。