高い化粧品を使い続けると肌老化が早くなる?

肌に悩む女性の画像 肌細胞を活性化させるような成分が高配合された高価な化粧品を使用していると、肌老化が加速してしまうのではないかといわれることがあります。

若いうちから高い化粧品を使っていると、肌が甘やかされて自己再生力が衰えてしまうのではないかと懸念されているのです。

このような疑問があることから高価な化粧品の使用を避ける人は少なくないといいますが、実際には化粧品による効果と肌老化の進行との関係はよくわかっていません。

化粧品と肌老化について

肌老化が始まる前のスキンケアが重要

肌老化が進行してからスキンケアを熱心に行うのと、肌老化が始まる前から老化を遅らせるようなスキンケアをしているのとでは、同じ費用でも結果は異なるといいます。肌の美しさというのは慣性の法則のようなところがあり、シミ、しわ、たるみが進行した状態からではなく、若いうちから老化を予防したほうが、その後も皮膚の美しさを長く維持できるはずです。

20代からはしっかりとスキンケアを行う

人間の肌は生まれてから老化が進行しているといいます。肌の潤いやハリ、弾力は10代後半ごろをピークにして、そこからシミ、しわ、たるみ、毛穴の開きなどの女性の肌の悩みが増えます。このときに、しっかりと肌老化を遅らせるようなスキンケアをしていれば、30代に入っても肌の若々しさを維持できるはずです。

50代になると閉経を迎えることになり、女性ホルモンが急激に減少します。早い人では40代から閉経が起こるといわれます。女性ホルモンが急激に減少すると、若々しさが極端に失われていきますので、その前に老化を遅らせるようなスキンケアが有効です。

安い化粧品でもいいから保湿はしっかりと行う

肌に対するエイジング効果が高い化粧品ではなく、安い化粧品でも良いので、しっかりと保湿を怠らないようにするのがアンチエイジングの基本です。肌が乾燥すると、バリア機能が乱れて皮膚に細かな傷がつきやすくなり、気づかないような細かな炎症が起こっていることがあります。

皮膚が炎症を起こすということは、細胞がダメージを受けているということで、それだけ、肌老化が進行しているということです。紫外線に当たっても皮膚はダメージを受けますが、同じような現象がおこっていたりします。

また、肌が乾燥していると、細胞が非活性化して皮膚の再生力が低下します。肌は充分な潤いがあるほど元気になり、若々しい肌を維持できるといいます。

例えば、擦り傷や切り傷を起こした場合にかさぶたを作らない湿潤療法(モイストヒーリング)という概念は、傷口から抽出される体液の皮膚修復作用を利用したもので、他にも湿潤状態を維持するためにワセリンが使用されたりします。それによって傷口を早くキレイに治すことができるのですが、肌においても湿潤状態であれば肌の再生力が高くなるのです。

プラセンタエキスは肌老化を促す?

プラセンタエキスの画像 プラセンタエキスには、各種の成長因子(細胞増殖因子:グロースファクター)が含まれ、細胞分裂を活性化させてターンオーバーを促す働きがあります。他にも、メラニン色素を合成するチロシナーゼ酸化酵素の働きを阻害してシミ、ソバカス、肝斑などの色素沈着を予防、改善する効果があります。

プラセンタエキスは医薬部外品の有効成分として厚生労働省から認められている成分で、非常に高いエイジングケア能力を有しており、プラセンタ原液化粧品として高濃度配合された化粧品も販売されています。

ただし、プラセンタエキスの効能は細胞レベルに働いて効果を発揮するため、それはかえって細胞の老化を促しているのではないかと考える人もいます。細胞は細胞分裂ができる回数がある程度限られており、肌細胞においてもプラセンタによって細胞分裂が促されると、それだけ肌老化が進んでしまうと考えることもできます。

一方で、プラセンタエキスによって皮膚が細胞レベルで活性化することで長く若々しい肌を維持できるのではないかという見解もあります。細胞そのものが元気であれば、細胞分裂も活発であり続けるだろうという考えです。

ただし、プラセンタによって老化を防止することはできると考えられますが、それを使い続けるとかえって老化が進行するかどうかというのはよくわかっていません。

ビタミンC誘導体は細胞の若々しさを維持する

ビタミンCにも細胞賦活作用があり、細胞が活性化することでかえって肌老化の進行要因になる考えることもできますが、一方で肌細胞の老化を防止し、細胞分裂の回数を長く維持する働きがあるといわれています。

皮膚の若さを維持するためにはビタミンCは不可欠なのですが、細胞の若さを維持する成分として積極的に使用したほうが良いという美容皮膚科医は多いです。化粧品としてのビタミンCは「ビタミンC誘導体」として用いられますが、これが配合された化粧品は皮膚の若さをより長く維持できるという見解が多いです。

同じ化粧品を使い続けると肌が慣れる?

同じ化粧品を使い続けると、使い始めの頃よりも効果は薄れていく可能性があります。医薬品などでも使い続けると効果が薄れていくことがありますが、肌においても同様のことがいえると思います。そのため、化粧品は一つのものを使用するのではなく、いろいろなものを使ったほうがいいという意見もあるようです。