陰部・デリケートゾーンの色素沈着・黒ずみを治す方法とは? 原因と治療方法

陰部の画像 陰部、そけい部、ビキニラインなどのデリケートゾーンの黒ずみや色素沈着に悩む女性は少なくありません。男性に見られるデリケートゾーンにコンプレックスをもち、できるだけキレイにしたいと思う女性は少なくないようです。

陰部・ビキニラインの色素沈着・黒ずみについて

陰部は色素細胞の活動が高い

陰部はメラニン細胞の活動が高く、色素沈着が目立ちやすい部分です。メラニン色素が多い人ほど陰部が黒ずんでいることが多く、人種においても日本人を含む東洋人は、白人種と比較して陰部の色素沈着が発生しやすいといえます。日本人でも、色素沈着がまったくない人がまれにいますが、ほとんどの日本人は黒ずんでいます。

陰部は年齢とともに黒ずんでくる

年齢を重ねるほど陰部は黒ずみます。加齢によってシミが増えたり、皮膚が黒ずんだりすることと同じように、陰部も黒ずんでくるのが当たり前です。

また、生活をしていれば物理的な刺激によって黒ずむのは当然です。誰にでも起こる現象なので、あまり必要以上に気にしないことが重要です。悩むことのほうが美容に良くありません。

妊娠期によって陰部が黒ずむことがある?

陰部や乳輪などの部分の黒ずみは妊娠期に濃く見えるようになることがあります。これは、女性ホルモンのバランスが大きく変化するためです。

女性ホルモンはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類がありますが、このうちプロゲステロンが優位に働く妊娠期はメラニンの沈着を濃くする働きがあるといいます。

妊娠期だけではなく、プロゲステロンが優位になる黄体期(排卵期以降から生理までの7~14日間)にはメラニン色素が増えやすく、シミ・色素沈着が濃くみえるようになることがあります。

陰部の黒ずみについての誤解

「性体験が多い人ほど乳輪や陰部が黒くなる」という説が広く認識されていますが、それは間違いです。陰部の色素沈着は、生まれつきメラニンが多い肌質や加齢によって現れるものです。性体験と色素沈着は何も根拠がありません。

陰部、小陰唇の黒ずみ治療について

レーザートーニング

レーザートーニングとは、トップハット型という均一で照射できるQスイッチ・ヤグレーザーを使用した治療で、肝斑治療に用いられることで有名です。

照射ダメージが通常のQスイッチ・レーザーよりも劇的に穏やかであるため、レーザー照射によってかえって色素沈着が悪化することがありません。

レーザートーニングは、1回の治療では劇的な効果はなく、複数回の治療を繰り返す必要がありますが、治療を繰り返すことでしだいに効果が期待できるはずです。ダウンタイム・副作用がなく治療を受けることができるのがメリットの一つです。

ハイドロキノン

ハイドロキノンクリームの画像 陰部の黒ずみはハイドロキノンで薄くできる可能性があります。ハイドロキノンとは、強力な還元力とメラニン合成阻害作用により、高い美白効果を示す成分です。

また、メラニン色素を合成するメラノサイト(色素細胞)そのものの活動を抑制するため、短期間で白く透明感のある肌へと導くことができます。このハイドロキノンが陰部の黒ずみにある程度の効果が期待できます。

ハイドロキノンは還元力が強い反面、酸化されやすい性質があります。そのため、製造日から日にちが経過したものは使用しないようにして、できるだけ新鮮なものを使用しましょう。酸化して劣化したものは変色します。

トレチノイン(レチノイン酸)は有効?

トレチノインが強く反応する身体の部位の画像 トレチノインはハイドロキノンと組み合わせて使用すると効果が高いといわれます。トレチノインとは、生理活性がビタミンA(レチノール)の数十倍もあるビタミンA誘導体の一つで、表皮細胞の増殖を促してターンオーバーを促進させる作用があります。

ターンオーバーの促進作用により、メラニンの排出を促すように働き、ハイドロキノンのような美白剤と組み合わせて使用することで相乗効果が期待できますが、トレチノインは陰部などのデリケートゾーンには非常に強い反応が現れるため、かえって炎症性の色素沈着をまねいて皮膚の黒ずみを悪化させてしまう可能性があります。

他のサイトで陰部の黒ずみはハイドロキノンとトレチノインを組み合わせた治療が有効と記述されているのを見かけたりしますが、これは間違いです。陰部に対するトレチノンは非常に強い反応が現れますので、絶対に使用してはいけません。

トレチノインが強く反応を示す部位は陰部の他にも、肛門周辺、脇、乳輪、おへそ周辺などです。

小陰唇の切除について

少しでも陰部の黒ずみをなくして見た目をキレイにしたいとして、手術によって小陰唇を切除する女性もいます。この手術を希望する女性が近年増加傾向にあるようですが、積極的に行っている美容外科はまだ少ないです。