加齢によって色白になる? 年齢とメラニン色素の関係とは?

高齢者の写真 一般に、若い時期は紫外線を浴びると褐色色に日焼けしたりしますが、年齢を重ねると紫外線を浴びても肌が黒くなりにくくなります。

これは年齢によってメラニン色素を作り出す働きが変化することによるものです。

加齢によるメラニン色素の変化

高齢になるとメラニンの生成が少なくなる

年齢を重ねると細胞の働きが低下し、老化をまねきます。これは誰にでも起こる現象ですが、肌の色素においても同様のことがいえます。

肌色を現すメラニン色素はメラノサイト(メラニン色素を作り出す細胞)という色素細胞が作り出していますが、加齢によってこのメラノサイトの働きが低下します。これにより、老人が紫外線をたくさん浴びても若い頃ほど真っ黒に日焼けすることはなくなります。

年齢によってほくろが薄くなる?

ほくろの画像 60歳以降の年齢になると、ホクロの色が薄くなっていくことがあります。かつては黒色をしていたホクロが色素が抜けて肌色に近づいてくることがあります。

ホクロはメラニン色素を含む母斑細胞が密集して増殖したもので、加齢によってメラニンを作り出す能力が低下することでホクロの色も薄くなっていくと考えられます。

年齢にともなってホクロができなくなる?

ある研究によると、ほくろが多い人はそうでない人に比べて肌老化の進行が遅いという研究報告があります。

ホクロは母斑細胞の増殖によって引き起こされるもので、ホクロが多いのは肌細胞を作り出す能力が高く、肌老化の進行が緩やかなのかもしれません。ホクロは思春期ごろまでに発現し、その後はほとんどできなくなりますが、ホクロができるのは肌細胞の若さの象徴かもしれません。

加齢によって白髪になるのは色素細胞の働きが低下するため

年齢を重ねると白髪が増えるのは、メラノサイト(メラニン色素を作り出す細胞)の働きが低下し、毛髪の色素が消失するためです。

髪の毛の色は、毛母細胞にあるメラノサイトで作られ、それが髪の色素を作り出しますが、メラノサイトが減少することで髪の色素もしだいに消失していきます。

白髪は一般に老化現象の一つと考えられていますが、病気によって発生することもあります。皮膚の色素が抜けてしまう白斑という皮膚病があるように、病気によって髪の色素が抜けてしまうこともあります。

白髪が増える原因となる病気は白斑の他に、胃腸疾患、甲状腺異常、貧血などがあります。