漢方薬でシミ・色素沈着は改善する? 美白に効く漢方薬

漢方薬の画像・写真 しみ、そばかす、肝斑などの色素沈着の改善に漢方薬が用いられることがあります。漢方では、体の様々な諸症状を緩和して体質を改善し、その結果としてシミ・色素沈着の改善にもつながるという東洋医学の考えにもとづきます。

漢方薬による美白治療

漢方薬による美白効果とは?

キレイな肌の女性の画像 漢方薬には、ビタミンCなどのようにメラニン色素を合成するチロシナーゼ酸化酵素の働きを直接阻害したり、すでにあるメラニンの沈着を薄く還元する作用などはありません。基本的にシミに対してピンポイントで作用する働きはないとされます。

漢方薬の効果とは、シミ・色素沈着ができやすいのは「瘀血(おけつ)」という血のめぐりが悪化することによる体の生理機能の低下によるものだと考えます。そして、漢方薬によって血行不良を改善し、シミ、色素沈着の改善を導くといったものです。

シミだけではなく、内出血を起こしやすい人、打撲などでアザができやすい人なども漢方薬によって効果が得られるかもしれません。他にも、漢方薬によって冷え性、生理不順などにも効果があるとされ、単にシミ治療に対して用いるのではなく、それらの症状を含めて全体的な体質改善が期待できます。

医師の中には、なんらかの皮膚の症状に対して積極的に漢方薬を使用する場合がありますが、シミなどの症状に対して明確な効果があるものではないということは覚えておきましょう。

シミができやすい体質を改善する漢方薬の種類

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、血流を促進させて血行を改善し、体をあたためて冷え症や貧血などの症状を改善します。女性のホルモンバランスを整えて月経不順、生理痛などの効果も期待できます。女性のカラダの不調に対して使用されることが一般的で、シミやそばかす、肝斑などを直接改善するというよりも、女性の体のバランスを整えて健康・美肌に導くものです。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

加味逍遥散(かみしょうようさん)は、精神を安定させてイライラやストレスを抑制する働きがある成分です。興奮した神経をしずめて精神不安、不眠症を改善します。また、女性ホルモンバランスを整えて生理不順、生理痛、更年期障害を緩和します。加味逍遥散も当帰芍薬散と同じように直接シミを改善するのではなく、カラダの諸症状を改善してシミ・色素沈着ができにくい体へと導くものです。

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)は、上半身の熱を冷ます作用があるとされ、顔の皮膚の炎症や赤みを発散させて、皮膚の炎症からくる色素沈着の予防に働きます。主にニキビに効果があるとされます。紫外線を浴びた後の赤くほてった皮膚に対しても効果が期待できるかもしれません。

ハトムギ(ヨクイニン)

ハトムギ(ヨクイニン)は、体の代謝機能を高めてニキビや肌荒れを改善する漢方です。皮膚の代謝を高めて肌をなめらかにし、キメの整った美肌に導く作用があります。ハトムギ茶としても古くから飲用されています。