月経・生理周期によってシミ・肝斑・色素沈着が悪化する? 女性ホルモンとメラニンの関係

女性にとって、1ヶ月のなかで通常よりも紫外線対策をしたほうが良い時期があります。それは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加する排卵期以降から生理までの黄体期といわれる時期です。

生理前というのは肌が不安定になることが多く、ニキビ、吹き出物、シミ、くすみが悪化しやすい時期といわれます。

女性における1が月の女性ホルモンの変化

女性の生理周期というのは、大きく分けて月経期、卵胞期、排卵期、黄体期に分けられ、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つの女性ホルモンのバランスが変化することで体も大きな変化をもたらします。

女性の生理周期と女性ホルモンの変化の画像

月経期(約3~7日間)

月経期は女性ホルモンが減少している時期で、眠気や倦怠感が強く精神的にも落ち込みやすくなります。肌は乾燥するようになり、敏感になってきます。この時期は心身ともにデリケートな時期なので、必要のないスキンケアは控え、シンプルなスキンケアにしましょう。

卵胞期(約7~14日間)

月経(生理)が終わってから排卵期にかけての約7~14日間は卵胞期といわれる時期で、エストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌が活発になります。このエストロゲンという女性ホルモンには女性を美しくする働きがあり、肌のキメが整って肌に透明感やハリもでてきます。

また、エストロゲンにはコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのハリや弾力を引き出す物質の生成を高める働きがあります。エストロゲンは、女性の若々しさ、美容、美肌にとって重要な性ホルモンであり、エストロゲンが不足すると肌老化の進行が加速してしまうといいます。

卵胞期は肌トラブルが少なくなるため、新しい化粧品を試したり、レーザー治療などを受ける場合に適した時期です。

黄体期(約7~14日間)

排卵期が終わって生理(月経)までの約7~14日間は黄体期といわれる時期で、プロゲステロン(黄体ホルモン)という女性ホルモンが増加します。プロゲステロンには、皮脂分泌を促す作用があり、ニキビ、肌荒れを引き起こしやすい時期です。また、脚のむくみなどの原因もプロゲステロンの影響だとされます。

他にも、黄体期はメラニン色素の生成が活発になる時期でもあり、シミ、色素沈着が発生しやすくなります。肝斑(かんぱん)という女性特有のシミができるのもプロゲステロンによる影響だと考えられており、それが増加する黄体期にはより一層の紫外線対策が必要です。

この時期のスキンケアは、UVケアはしっかりと行って、それ以外は刺激性の少ない化粧品を使ってシンプルなスキンケアにしてみましょう。無添加化粧品を使用したり、お化粧を薄めにしたり、使用する化粧品をノンコメドタイプにするとニキビを予防できるはずです。

黄体期にシミ消しのためのレーザー治療などを行うと、レーザーの種類によってはかえって炎症性の色素沈着が発生する可能性が高くなります。