【ほくろの疑問】 ホクロから毛が生える原因は? ホクロが多い人は老けにくい?

医師がほくろを診断する画像 ほくろは、皮膚の一部にメラノサイトといわれるメラニン色素細胞が他の部位よりも密集してできた母斑(ぼはん)の一つです。

そのホクロに関するさまざまな疑問をご紹介します。

ほくろ(黒子)の様々なぎもん

ホクロから太い毛が生える原因は?

ほくろの画像 ホクロから濃く太い毛が生えるのは、ほくろを構成する細胞が通常よりも活発に働くことが原因です。

ほくろはメラニン色素を含む色素細胞の増殖によって生じる単純黒子(体ならホクロ)や、メラニン色素を含む母斑細胞の増殖によって盛り上がったホクロを形成しますが、それと同時に発毛を担う毛母細胞などの細胞の働きも活発に働いているのかもしれません。

ホクロが多い人は老けにくい?

女性看護師の画像 ある研究によると、ホクロが多い人ほど肌老化の進行が遅いという報告があります。ホクロはメラニン色素を含んだメラノサイト、母斑細胞が局所的に集まったもので、主に20代くらいまでに発生し、20代を過ぎるとホクロができることはほとんどありません。

ホクロが多いというのは肌細胞の増殖性が高く、それだけ肌老化が進行しにくいのかもしれません。ホクロから毛が生えることがあるのも、発毛を促す細胞が他の部分と比較して活発であると考えられ、ホクロが多いというのは各細胞の働きが活発であると考えられます。

ホクロは再発する?

Qスイッチレーザーなどで色素だけを破壊するような治療方法では、一度消えたほくろでもしだいに再発することがあります。また、炭酸ガスレーザーなどでホクロを削り取るような治療においても、きちんとほくろを根っこから取り除かないと再発する可能性があります。

根元が深いホクロの場合は、「くりぬき法」といわれる方法が適しており、それ以上の大きなホクロになると手術による切除縫合が適しています。ただし、それらの方法はやや皮膚が凹んでニキビ跡のクレーターのような状態になったり、傷跡が残ったりすることがあります。

ほくろを取り除くと皮膚がへこむ?

根本が深いホクロを再発しないように取り除くと、皮膚が凹むことがあります。炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)によるホクロを削る治療においても、皮膚が凹んだ仕上がりになることがあります。

これは月日の経過とともに目立たなくなっていきますが、ニキビ跡のクレーターのように凹んだ状態になって残ることがあります。

目元・まぶたのホクロは除去治療できない?

目元は皮膚が非常に薄い部分ですが、問題なくホクロを取り除く方法があります。大きさや場所によっては治療方法が限られることがありますが、皮膚を切除縫合することでホクロを除去できます。目元の皮膚は薄いため、皮膚を切除しても傷跡が目立ちにくい傾向があります。

ホクロ取り治療によって色素沈着を起こす?

ホクロを取り除くと患部が赤みを帯びた状態が続くことがあります。ただし、月日の経過とともに薄くなっていきます。色素沈着を抑制するために美白剤の塗布も有効です。ホクロ除去後の赤みは日焼けによって悪化しますので、ホクロを除去した後は少なくとも半年くらいは紫外線対策をすべきです。

ほくろから皮膚癌が発生する?

メラノーマ(悪性黒色腫)の画像 ホクロが大きくなったり、色素がまばらになったり、円形状ではなくいびつな形をした状態になると、悪性腫瘍(メラノーマ:皮膚癌)の疑いがあります。

日本人はあまり多くありませんが、白人種に多い傾向があり、それは白人がメラニンが少ないため紫外線の影響を強く受けるからではないかといわれています。

悪性腫瘍は特に足の裏に発生しやすく、それは足の底が物理的な刺激を受けることで細胞が変質してしまい、悪性化しやすいからだとされます。