ポテトチップスがニキビ肌荒れの原因?

ポテトチップス 「ポテトチップスを食べるとニキビができる」という経験をした人は多いといいます。ポテトチップスは非常に多くの脂質を含みますので、皮脂分泌との関係があると考えられています。では実際にポテトチップスを食べて皮脂分泌が活発になり、ニキビ・吹き出物ができやすくなるといったことはあるのでしょうか。

ポテトチップスのカロリーと三大栄養素

以下は、ポテトチップス(うすしお味・1袋60g)のカロリーです。

  • カロリー:337kcal、糖質:32.8g、たんぱく質:2.8g、脂質:21.6g、ナトリウム:237mg、食塩相当量:0.6g

植物油であげた加工食品なので当然、カロリーが高いです。

ポテトチップスの糖質がニキビの原因?

ポテトチップスは原料がジャガイモで、ジャガイモの糖質のほとんどが澱粉(デンプン)です。デンプンはお米や小麦などにも含まれる多糖類で、一般に日本人は日常的に摂取している糖分です。デンプンはニキビの原因になるとは考えられていないため、ポテトチップスにおいても糖分がニキビの原因になるとは考えられません。

脂質が多い食品はビタミンの消費を多くする

悩む女性の画像 ポテトチップスは非常に多くの脂質を含みますが、脂質を多く摂取すると体内のビタミンB2やビタミンB6などの消耗が多くなります。ビタミンB2やB6は脂質の代謝に関与しますので、ポテトチップスを多く摂取しているとビタミンB2、B6が不足する可能性があるのです。

ビタミンB2やB6は、肌のターンオーバーを正常化したり、皮脂分泌を抑制する働きがあるため、それらが不足するとニキビ肌荒れ、皮膚炎を起こしやすくなります。特にビタミンB2が不足すると鼻の脇にフケが溜まりやすくなったりします。

ポテトチップスで使用される植物油の性質

飽和脂肪酸が多く含まれる

ポテトチップスは様々な菓子メーカーから販売されていますが、一般に飽和脂肪酸という脂肪酸が多い植物油が使用されることが多いです。例えば、有名なカルビーのポテトチップスでは、飽和脂肪酸が多いパーム油と米油をブレンドしたものが使用されています。

スナック菓子にパーム油などの飽和脂肪酸が多い植物油が使用される理由は、「酸化しにくく品質の安定性が保てる」、「コストが抑えられる」などの理由があります。ところが、この飽和脂肪酸には皮脂分泌を促す作用があると考えられています。

飽和脂肪酸は男性ホルモンを増加させる

ポテトチップスには酸化しにくい飽和脂肪酸が多く含まれるパーム油などがよく使用されますが、飽和脂肪酸は性ホルモンに作用して男性ホルモンを増加させる働きがあります。男性ホルモンはコレステロールを原料に作られますが、飽和脂肪酸はそのコレステロールを増加させる作用があるためです。男性ホルモンは皮脂腺に作用して皮脂分泌を促す作用があり、それによってニキビ肌荒れが悪化してしまう可能性があります。

カルビーのポテトチップス(うすしお味)60gの場合、脂質を約21gほどを含むとされますが、そのうち約半数近くが飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸をとりすぎると皮脂が増加することがあるため、オイリー肌やニキビ肌のようなデリケートな時期はポテトチップスは控えたほうが良いかもしれません。

過酸化脂質とニキビ肌荒れについて

加熱した油や時間が経過した油は酸化が進行する

ポテトチップスは植物油で揚げられていますが、一度加熱した油や時間が経過した油は通常よりも酸化が進行しています。ポテトチップスには酸化されにくい飽和脂肪酸が多い植物油(パーム油など)が使用されますが、結局は油であるため酸化は進行します。そのため、たくさん食べるほど少なからず人体への負担となります。

酸化の進行を防止するために、商品によってはビタミンEなどの脂溶性抗酸化ビタミンが添加されていたりしますが、それでも時間の経過と共に酸化は確実に進みます。

酸化した油を摂取するとにきび肌荒れの原因に?

鏡でニキビを見る女性の画像 酸化が進行した油を摂取すると、ニキビ肌荒れが悪化することがあります。特に、肌が弱い敏感肌の人やアトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などのデリケート肌では過酸化脂質の摂取による酸化ストレスによって湿疹症状が悪化してしまうことがあるようです。

ポテトチップスは、ある程度制限して適度に摂取すれば問題ありませんが、毎日のようにたくさん摂取しているとニキビ肌荒れを引き起こす可能性があります。肌が不安定な時期はポテトチップスなどの油で揚げた加工食品は控えたほうが無難です。