カフェインはニキビ肌荒れ・吹き出物の原因?

コーヒーの画像 カフェインが多く含まれる飲み物や食品を摂取すると、ニキビや肌荒れが悪化するという人がいます。カフェインは身体に様々な影響を及ぼすため、肌に対しても何らかの影響があるかもしれません。

今回はカフェインと肌の関係についてです。

カフェインとは?

コーヒーの画像 カフェインとは、アルカロイドの一種で、コーヒー、紅茶、緑茶、カカオ(ココア、チョコレート)などに多く含まれまる成分です。他にも、コーラ、栄養ドリンク、一部の医薬品(主に無水カフェインとして)などにも含まれます。カフェインは主に以下のような作用があります。

カフェインの作用

  • 中枢神経系・脳神経系に作用し、脳を高揚させて身体を活動的な状態に導く。(これにより眠気がなくなります)。
  • 交感神経の働きを高める。
  • プロトンポンプを活性化し、胃酸分泌を促進する。
  • 尿管内で水分の再吸収を抑制する働きによる利尿作用がある。

カフェイン摂取によって自覚できる作用は「眠気をなくす」作用ではないでしょうか。一般に起床して素早く目を覚ましたい時や睡魔が襲ってきた時などにコーヒーを飲んだりするのは、コーヒーに含まれるカフェインの覚醒効果を利用したものです。

カフェインと肌荒れについて

カフェインは睡眠の質を悪化させる?

カフェインには眠気をとる作用があります。そのため、夜になってコーヒーなどを摂取していると、寝つきが悪くなったり、熟睡できなくなったりして、睡眠の質が悪化してしまうことがあります。

睡眠の質が悪くなると肌のターンオーバーが乱れるようになります。これは肌は特に就寝中に活発に作られるためです。ターンオーバーが乱れるとニキビ肌荒れを起こしやすくなります。カフェインの作用は一般に5~7時間ほど続くとされ、朝だけ摂取すれば夜にはほとんど影響がなくなっているといわれますが、カフェインの作用が完全になくなるまで丸1日かかるともいわれています。ニキビが悪化しているときには睡眠が重要なので、カフェインを含む飲み物、食べ物は控えたほうが良さそうです。

カフェインにはビタミンやミネラルを排出する作用がある?

ニキビの疑問 カフェインには利尿作用があります。コーヒーや紅茶、コーラなどを摂取するとトイレが近くなったりするのはカフェインの利尿効果によるものですが、その利尿作用によって体内のビタミンやミネラルなどの栄養素の排出を促してしまうのではないかといわれることがあります。

ただし、一日コーヒー1~2杯程度の適度なカフェイン摂取では健康に悪影響を及ぼすほどの利尿作用はないとされています。とはいっても、普段カフェインを摂取しない人が急に過剰摂取をしたりすると身体のバランスを乱してしまうこともあると考えられます。ニキビができやすい人や肌が弱い人、肌荒れしやすい人などは身体のわずかな変化が肌に影響しやすいため、カフェイン摂取によって肌トラブルが進行してしまう可能性があります。

例えば、アトピー性皮膚炎の場合はコーヒーなどのカフェイン摂取で湿疹が悪化することがあるようです。

カフェインは交感神経を高める

自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2種類がありますが、カフェインはこのうち交感神経の働きを促す作用があります。交感神経は、太陽が昇って気温が上昇して身体が活動的になる時に優位に働き、一方、副交感神経は太陽が沈んで暗くなって身体が休息に向かう夜に優位に働きます。

この2種類の自律神経がバランス良く働くことで人間の基本的な生理機能が保たれますが、カフェインを時間問わず慢性的に摂取していると、慢性的に交感神経が働いて一日の自律神経のバランスが乱れてしまうことがあります。

自律神経(交感神経と副交感神経)とニキビができる関係はよくわかっていませんが、自律神経のバランスの乱れは消化器系の機能や睡眠の質にも影響するため、間接的に悪影響があるかもしれません。カフェインはある程度コントロールしながら摂取した方が良さそうです。実際に、カフェインの過剰摂取で体調を崩し、ニキビ肌荒れが進行してしまう人も多いようです。

カフェインには胃酸の分泌を高める作用がある

胃のイラスト画像 カフェインには胃酸の分泌を高める作用があります。そのため、胃酸過多、胃弱体質、胃痛、逆流性食道炎などの症状がある人ではカフェインによって胃腸の調子を悪くしてしまうことがあるようです。消化器官のコンディションと肌は密接に関係しているため、胃の調子の悪化でニキビ肌荒れを起こしやすい人は、カフェインの摂取を控えるようにしましょう。

カフェインには女性ホルモンを高める作用がある?

にきび治療 カフェインはエストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンの分泌を高める作用があります。そのため、カフェインを摂取することで髪質や肌質の変化を実感する人もいます。ただし、女性ホルモンの分泌を高めるといっても女性ホルモン剤のような劇的な効果はなく、緩やかな作用です。

カフェインはエストロゲンの分泌を高める働きがあるため、乳腺症などのエストロゲンが原因となる症状がある場合、カフェインを控えたほうが良いとされます。

カフェインが含まれる食品

カフェインが多く含まれる食品には主に以下のようなものがあります。

カフェインの含有量(100mlあたり)

コーヒー(ドリップ):50mg、コーヒー(インスタント):35mg、紅茶:20mg、緑茶:30mg、玄米茶:10mg、ほうじ茶: 20mg、ウーロン茶:20mg、コーラ:10mg、ココア:35mg、チョコレート(100g):20mg

カフェイン摂取のポイント

  • 基本的に午前中に摂取し、夜に摂取しないようにする。(就寝前に摂取すると入眠が難しくなることがあります)。
  • 一日あたりのカフェインの摂取は、コーヒーや紅茶では1~2杯が目安です。

カフェインの過剰摂取について

カフェインの過剰摂取はニキビ肌荒れ、吹き出物だけではなく、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。カフェインの過剰摂取には以下のような問題があります。

  • カフェインの取りすぎが続くと、骨を弱くしてしまうことがあります。
  • 過剰摂取によって頭痛をまねくことがあります。
  • 精神的に不安定な人、自律神経失調症の人はさらに症状を悪化させてしまうことがあります。