毛周期(ヘアサイクル)とレーザー脱毛・ムダ毛処理の関係

体毛は永久的に伸び続けているのではなく、いつかは寿命が来て抜け落ちていきます。毛が生えて成長し、最後には抜け落ちていくサイクルをヘアーサイクル(毛周期)といいますが、このサイクルが常に繰り返されることで人間の体毛は常に一定のレベルに維持されています。

毛周期(ヘアーサイクル)とは?

毛周期(ヘアサイクル)とは、毛が生えて抜け落ちていくサイクルをいいます。ヘアサイクルには「成長期」「退行期」「休止期」の3つの段階があります。

ヘアサイクルの画像

成長期

毛の成長期には、毛母細胞が分裂して毛が作られ、伸びていく段階です。毛乳頭から栄養や酸素を受けた毛母細胞が細胞分裂を繰り返して毛球をつくり、さらに分裂を繰り返して毛を伸長させます。

この成長期には、髪の毛の場合では1日に0.3~0.4ミリ、1ヶ月で1cm~1.2cmほど伸びるといわれています。そして、この成長期は髪の毛でいえば男性が2~6年、女性では4~8年ほど続くといわれています。(ただし個人差があります)。この成長期が長ければ長いほど髪は太くて長く成長する傾向があります。

退行期

退行期に入ると毛母細胞の分裂がなくなり、体毛の成長は停止します。髪の毛の場合、退行期は2~3週間ほどだとされます。こうして毛が抜ける準備に入ってきます。

休止期

休止期になると、毛根の位置が浅くなって毛球は毛乳頭から分離していきます。こうして毛が自然と抜けていきます。この休止期には毛乳頭の活動が低下し、毛が作られなくなります。部位によって違いますが、髪の毛の場合は3ヶ月ほどの休止期間に入ります。そして、ほとんどの体毛は数ヶ月~1年ほどの休止期を経過したら再び毛乳頭が活動的になり、新たなサイクルをスタートさせて成長期に入り、毛が生えてくるようになります。

毛周期は身体の部位によって違いがある?

毛周期(ヘアーサイクル)による体毛の成長期間や休止期間には、頭髪やワキ毛、腕の毛、スネ毛、陰毛などの部位によって大きく違いがあります。

頭髪・毛髪

頭髪・毛髪の成長期は男性が2~6年間、女性が4~8年くらいです。一方、休止期は男女ともに3~4ヶ月程度だといわれています。

眉毛

眉毛の成長期は1~2か月、休止期は3か月ほどです。

ワキ毛

ワキ毛は3~5か月間の成長期、休止期は3~5か月間ほどです。

腕の毛

腕の毛の成長期は3~4か月間ほど、休止期は3~4か月間ほどです。

脚の毛(スネ毛)

脚の毛の成長期は4~5か月間ほど。休止期は4~5か月間ほどです。

陰毛(アンダーヘア)

アンダーヘアの成長期は6か月~1年ほど。休止期は半年~1年ほどです。

身体に生える一本一本の「毛」が生えて抜け落ちるまでを「体毛の寿命」と考えると、身体の中で最も寿命が長い毛は頭髪です。これは成長期が長いためです。また、ワキ毛や腕の毛、脚の毛(すね毛)などは寿命が短く、わりと早いヘアサイクルで新しい体毛と入れ替わっています。

毛抜きで毛を抜いてしまうと毛周期はどうなる?

カミソリなどで剃る場合は、毛周期が乱れることはありませんが、毛抜きなどで根っこから体毛を抜いてしまうと、毛周期は乱れてしまいます。自然に抜け落ちたのではなく物理的に抜かれた場合、体毛の毛周期はリセットされ、しばらくの休止期間を経た後に再び成長期からスタートします。

毛を無理に抜いてしまうと、毛根がダメージを受けてしまい、ヘアーサイクルにおける成長期が短くなってしまうことがあります。

レーザー脱毛は複数回治療受ける必要がある理由

レーザー脱毛 レーザー脱毛によって永久的な脱毛や減毛効果を希望し、ツルツルな肌を実現した場合は必ず複数回の治療を行う必要があります。その理由は、体毛にはヘアサイクルがあるためです。

レーザー脱毛は、レーザーが毛に含まれるメラニンに吸収されて熱を発生させ、毛根部をヤケドさせて発毛機能を損傷させる方法ですが、毛が休止期に入っている状態はメラニンが存在しないため、レーザー脱毛は効果がありません。レーザー脱毛を1回行っても、休止期だった毛が成長期に入って生えてくるため、レーザー脱毛でツルツルな肌にしたい場合は複数回の治療を行う必要があります。

一般にワキのレーザー脱毛で4~5回ほどの治療が必要だとされます。