イオン導入プラセンタエキスの効果「ニキビ跡の色素沈着」に効く理由

イオン導入の画像 イオン導入とは、微弱な電流を使用して水溶性美容成分の浸透を高める美容法です。通常よりも数倍から数十倍もの有効成分の浸透力が高まるとされます。

イオン導入では主にビタミンC誘導体、プラセンタエキス、グリシルグリシン、トラネキサム酸などの水溶性成分が用いられることが多いですが、肌老化が進行した状態におけるニキビ跡の色素沈着を改善するにはプラセンタエキスのイオン導入が有効です。

今回はプラセンタエキスを使ったイオン導入の効果と方法、副作用をご紹介します。

効果と作用原理、浸透力が高くなる仕組み

イオン導入の作用原理のイメージ画像 皮膚には皮脂膜や角質などのバリア機能があり、化粧水・美容液を普通に肌に塗っても思うように浸透しない欠点があります。

イオン導入は、肌に負担のない非常に弱い電流を使用して、分子量の小さい水溶性有効成分を皮膚の奥まで浸透させることができます。

作用を簡単に説明すると、プラスの電極を手などに持ち、マイナスの電極を顔の皮膚に当てて電気を流すと、水に溶けるとマイナスに帯電した有効成分がマイナス極同士の反発によって顔の皮膚の奥へと浸透していくといった作用によるものです。

普通に塗布した場合と比較して数倍から数十倍もの浸透効果があるとされます。

プラセンタは様々な成長因子を含む

プラセンタエキスは様々な成長因子(細胞増殖因子)を豊富に含んでいます。それをイオン導入することで様々な美容効果(若返り効果)が期待できます。

EGF(上皮細胞増殖因子)

EGF(上皮細胞増殖因子)は、肌細胞の増殖を促してターンオーバーを活性化することでメラニンの排出を促進します。また、潤い成分を作り出す表皮内細胞も活性化することでセラミドやNMF(天然保湿因子)などの合成も高くなり、肌の乾燥が改善します。

FGF(線維芽細胞増殖因子)

FGF(線維芽細胞増殖因子)は、真皮層に存在する線維芽細胞(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す細胞)の増殖を促します。線維芽細胞の働きを活性化することによりコラーゲンやヒアルロン酸の合成が増加し、肌にハリや弾力を生み出してシワ、たるみ、ニキビ跡、乾燥などを改善します。

VEGF(血管内皮増殖因子)

VEGF(血管内皮増殖因子)は、血管内細胞を増殖します。老化やニキビなどの炎症による血管の損傷を修復・再生し、若々しい肌作りの土台を支えます。ニキビ跡の赤みの改善が期待できます。

他にも様々な種類の成長因子を含みます。

プラセンタのチロシナーゼ酵素阻害作用(美白作用)

シミ、色素沈着の原因となるメラニン色素は、メラノサイト(色素細胞)でチロシナーゼという酸化酵素がアミノ酸のチロシンをメラニンに変化させることで作られます。

プラセンタエキスは、このチロシナーゼ酵素の働きを阻害する作用があり、シミや色素沈着の予防・改善効果が期待できます。ニキビ跡の炎症性色素沈着にも非常に有効です。

各種栄養素を豊富に含む

プラセンタエキスは、ビタミン類、アミノ酸類、コレステロールなどを含みます。

適応する肌の状態

  • しわ、小じわ、たるみ、肌老化(エイジングケア)。
  • シミ、そばかす、肝斑。
  • ニキビ跡(炎症後色素沈着)、外傷跡などの色素沈着など。
  • 毛穴の開き、キメの乱れ。
  • 乾燥肌。

施術内容・アフターケア

プラセンタイオン導入の治療内容・施術の流れ

イオン導入 Step1洗顔・クレンジングで肌の汚れを落とす。お化粧をきちんと落とさないと効果が薄れてしまいます。

Step2イオン導入前にケミカルピーリングなどを行うと、より有効成分の浸透が高くなります。また、ニキビケアにもつながります。

Step3プラセンタエキスを含んだ水溶性溶液をコットンに含ませてイオン導入していきます。

Step4最後は保湿して肌を整えて終了です。

アフターケア

特別なアフターケアは必要ありませんが、ニキビ肌の場合は保湿と紫外線対策を行いましょう。日焼けすると効果が得られなくなります。ニキビ跡のような色素沈着は紫外線で悪化します。

治療回数の目安

プラセンタイオン導入の施術回数は、ニキビ跡治療の場合は、月に2~4回くらいが理想です。特に副作用もないため、早いペースで繰り返し行うことができます。施術を繰り返すことで効果が実感できるようになります。

施術料金の目安

プラセンタエキスのイオン導入の治療費用は、数千円から1万円くらいが目安です。ケミカルピーリングなどの他の治療とセットで行われることもあります。

副作用と注意点

  • イオン導入器とプラセンタ原液を購入すれば自分で行うこともできますが、その場合は一箇所に集中して長い時間行わないようにしましょう。説明書通りに使用するのが原則です。
  • 自分で行う場合はプラセンタエキスの「原液」を使用しましょう。
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  • 擦り傷、切り傷、腫れ物、肌荒れなどがあるときはイオン導入は避けましょう。