カミソリで毛を剃ると体毛が濃くなる?

脚のカミソリ 「ムダ毛処理」というと多くの人はカミソリを使って処理しているといいます。カミソリは手軽に広範囲を処理できることがメリットの一つですが、一方で「カミソリで毛を剃ると毛が濃くなる」といわれることがあります。実際に、カミソリで毛を剃ると毛が濃くなるということが本当に起こるのでしょうか。

カミソリ後に体毛が太く見えてしまうメカニズム

毛は先端に向かって細くなる

体毛 毛髪を含む体毛というのは、毛乳頭が毛細血管から栄養・酸素を取り込み、その栄養をもとに毛母細胞が分裂・成長して伸びていきます。毛が作られる初期段階というのは毛はまだ細い状態であり、その細い状態を残したまましだいに毛が太く伸びて成長していきます。つまり、毛というのは本来は毛先が細くなっているのです。

カミソリで毛を剃ると先端が太くなる

毛が濃くなる仕組み 通常は先端が細く、根元にかけて太くなっている体毛ですが、それを途中で剃ったり、カットしたりすると、先端の細い部分がなくなって途中の太い部分が先端にやってきます。途中で剃った体毛が成長すると、太い断面が先端にくるため全体的に濃く見えるようになります。

このため、毛を剃ると濃くなってしまうといわれるようになったのです。実際には毛の一本一本すべてが太く成長してしまうことではありません。毛の濃さは、生まれつき、遺伝的な影響、ホルモン分泌(男性ホルモンの分泌)などの影響によって大きく影響を受けます。そして、体毛の質や太さというのは、毛をカミソリなどで剃ったからといって変化してしまうものではありません。

元の自然な状態を取り戻すには?

一度腕の毛や脚の毛をカミソリなどで処理し、それが伸びてきたら濃く見えるようになります。カミソリで剃った後の毛が伸びてくると見た目としては不自然な状態に見えてしまうことがあり、また、男性の場合ではツルツルの肌にしてしまうのもかえって不自然かもしれません。

元の自然な生え方に戻したい場合、ある程度の月日が経たないといけません。体毛が自然に抜けて再び生えてくるまで待つことで自然な状態に戻すことができます。毛髪を含む体毛には毛周期(ヘアサイクル)というものがあり、毛が生えてきて抜けていくという過程には部位によってある一定の時間がかかるものです。その毛周期は、それぞれ以下のような期間になります。

部位別 毛周期

頭髪・毛髪

2~6年間の成長期、3ヶ月~1年の休止期間。

ワキ毛

3~5か月間の成長期、3~5か月間の休止期。

腕の毛

3~4か月間の成長、3~4か月間の休止期。

背中の毛

4~5か月間の成長期、4~5か月間の休止期k。

脚の毛(太もも)

4~5か月間の成長期、4~5か月間の休止期。

脚の毛(スネ毛)

4~5か月間の成長期、4~5か月間の休止期。

陰毛(アンダーヘア)

1~2年間の成長期、1~1年6か月間の休止期。

例えば、腕の毛や脚の毛を自然な状態に戻したいという場合は、腕や脚の毛は成長期が3~4か月ですので、そのくらい経過すれば完全に元に戻るということです。