レーザー脱毛で永久脱毛が不可能なケースとは?

ワキのレーザー脱毛 レーザー脱毛とは、メラニン色素のような黒い色素に吸収されるレーザー(主にダイオードレーザーやアレキサンドライトレーザーなど)を使用して熱を発生させ、毛根を破壊することで毛の再生を阻害する方法です。

一般にレーザー脱毛というと永久的に毛を生えなくさせることができる「永久脱毛法」と考えている人が多いですが、実際には一度完全脱毛できたと思っても再び生えてくることもあります。また、身体の部位によってはレーザーによる永久的な減毛や脱毛効果が得られにくい部分もあります。

レーザー脱毛後も再び毛が生えてくる理由とは?

レーザー脱毛イメージ図 レーザー脱毛は、レーザーが毛に含まれるメラニン(黒い色素)に吸収され、熱を発生させてヤケドを起こし、毛を作り出す毛根部の毛乳頭や毛母細胞の機能を破綻させます。これがレーザー脱毛の基本的な作用原理ですが、時間の経過と共にそのダメージから回復してきて発毛機能が再生し、再び毛が生えてくることがあります。

例えば、外傷を起こしても皮膚が回復するように、毛乳頭や毛球、毛母細胞などもしだいに回復してくることがあるのです。レーザー脱毛でもすべての毛根をムラなく完全に破壊することはできず、例えば数年後に薄い毛がヒョロヒョロと生えてくることがあります。

近年では「永久脱毛」よりも「永久減毛」

従来はレーザー脱毛の効果を「永久脱毛」といったりしましたが、永久的に完全脱毛効果が得られるとは限らないため、近年では永久脱毛の代わりに「永久減毛」という言葉が使用されるようになっています。

レーザー脱毛によって「永久脱毛=完全脱毛」を実現できるとは限りませんが、毛の成長や毛の太さ・ボリュームを永久的に抑制(減少)することは可能なため、永久脱毛よりも永久減毛のほうが適していると考えられています。

永久脱毛効果が得られにくい部分

レーザー脱毛によって、より永久的な脱毛効果を得られる部分とそうでない部分があります。

毛が薄い部分

腕のレーザー脱毛 レーザー脱毛は毛に含まれる黒い色素であるメラニン色素に反応することで毛根を破壊することで実現できますが、毛が薄い場合はメラニンが少なく、熱が発生しにくいため、十分な効果が得られないケースが多いです。熱が発生しなければ毛根を破壊することは不可能です。

例えば、腕、脚、うなじ、背中、乳房などは比較的に毛が薄く、効果が得られないケースが多いです。薄い毛や産毛にも効果が高い機種も登場していますが、それでも永久脱毛効果は得られにくいのが一般的な見解です。また、細い毛や産毛に対しては何度もレーザー照射を行う必要があり、治療期間が長期に及ぶケースがあります。

男性のヒゲ脱毛は永久的な効果が難しい

ヒゲのレーザー脱毛 男性のヒゲは非常に再生力が強く、太い毛が皮膚の深い部分に存在します。そのため、レーザーがしっかりと反応しにくいため永久的な脱毛効果が得られにくい傾向があります。また、ヒゲは再生力が非常に高いため、一時的には永久脱毛効果が得られたと思っても数年後に再び生えてくることがあります。ヒゲは出力を上げてレーザー照射するとダメージも強くなり、ヤケドしてしまうことがあります。お顔は大事な部分であるため、ダメージが強い施術は控える必要があります。

陰部(Iライン)も毛の再生力が高い

アンダーヘアのレーザー脱毛 陰部(アンダーヘア)においても、非常に毛が太くて再生力が強いため、永久脱毛効果が得られないこともあります。これは男女ともにいえることです。ただし、ボリュームを減らす永久減毛効果は得られます。また、日本人の場合、陰部は特に色素が多い傾向があるため、強いパワーのレーザー照射が難しいことがあり、その場合も永久脱毛効果は得られにくいといえます。希望によって出力を落として照射することもできますが、その場合は効果が不十分になってしまうことがあります。他にも、陰部(VIOライン)は表面麻酔をしていても非常に強い痛みを伴うことがあるのも難点です。