ニキビ跡の赤みの原因と短期間で改善する方法

ニキビ跡の赤みの画像 ニキビや吹き出物の悩みの一つがニキビ跡が残ってしまうことです。にきびが悪化するほど跡も長く残ってしまうものです。

ニキビ跡には様々な種類がありますが、その中でも「ニキビ跡の赤み」は場合によっては消失するまでかなり長い期間を要することがあります。

今回はニキビ跡の赤みの原因と、より短期間で治す方法をご紹介します。

ニキビ跡の赤みの原因とは?

ニキビ跡の赤みの画像 ニキビは塞がった毛穴の中でアクネ菌が増殖することで発生します。アクネ菌の増加により、免疫反応を起こし、様々な伝達物質が発生することで赤く腫れるようになります。

そして白血球(好中球)がアクネ菌を活性酸素を発生させて処理することでアクネ菌は死滅し、最終的に炎症が治まります。ニキビ跡の赤みはこの時の免疫反応、炎症反応によって発生します。

原因1毛細血管の拡張による赤み

ニキビの炎症反応が起こる過程で様々な生理活性物質・情報伝達物質が発生して毛細結果が拡張することでにきびが赤みを帯びるようになります。毛細血管が拡張して鬱血(うっけつ:血の流れが悪くなること)すると皮膚が赤くなります。

原因2毛細血管の過剰増生による赤み

にきびの炎症による皮膚ダメージを修復させる過程で毛細血管が過剰に産生されることでニキビ跡が赤みを帯びるようになります。にきびの炎症が強くなるほど毛細血管へのダメージも大きなものになり、それに比例して毛細血管も過剰増生されるため赤みがひどくなります。

にきび跡の赤みの疑問

ニキビ跡の赤みは時間がかかる

悩む女性の画像 ニキビ跡の赤みは、軽度から中程度のニキビであれば数週間から3ヶ月ほどで消失していきます。

ところが、炎症が強いニキビの場合は皮膚ダメージも強く、毛細血管もたくさん増生されるので、改善するには時間がかかることがあり、場合によっては年単位の時間を要することもあります。

ニキビなどによって皮膚が強いダメージを受けると、約3~6ヶ月くらいまでは特に皮膚の再生が活発になります。この期間にコラーゲンや血管などの再生も活発になります。長い時間をかけて皮膚が改善していくため、ニキビ跡の赤みが消失するのも時間がかかります。

ニキビ跡の赤みは美白化粧品では効果がない?

化粧水 ニキビ跡の赤みは毛細血管の変化によって発生するもので、メラニンによる色素沈着とは違うものです。

そのため、美白化粧品などによって赤みを根本から改善することはできません。(美白剤はメラニン色素の生成を抑制するものです)。

化粧品に配合される成分には毛細血管を収縮させる成分があり、それによって一時的に皮膚の赤みが改善されたように見えることもありますが、一時的なもので時間が経過すれば元に戻ります。

例えばニキビケア化粧品によく使用されるグリチルリチン酸類(消炎・抗炎症成分)には毛細血管を収縮させる作用があり、塗ると赤みが取れて肌が一時的に白くキレイになることがあります。

皮膚を冷やすと効果的?

化粧品 皮膚の赤みは毛細血管によるものなので、皮膚を冷やして毛細血管を収縮させることで赤みがとれるようになります。ただし、これは一時的なもので根本から解消されるものではありません。

ちなみに、身体がほどよく活動的になっていたり、何かに集中しているときには赤みが薄くなるようになりますが、これは自律神経のうち交感神経の働きが活発になって毛細血管が収縮するためです。

にきび痕の赤みを悪化させないために

紫外線を浴びない

紫外線のニキビ ニキビがある時は特に日焼けは控えましょう。ただでさえニキビの炎症が起こっているのに、さらに紫外線ダメージを受けることで炎症が悪化するようになります。

ニキビに日焼けが加わると、短期間でニキビ跡の赤みが治りにくくなることを理解しておいて下さい。

ニキビ跡の刺激を与えない

アゴニキビの画像 ニキビは刺激によって免疫反応が活発になり、悪化するようになります。そして、ニキビが治っても炎症性物質の発生が続いていたりします。

そのため、ニキビがある時だけではなく、ニキビが治った後でも肌に刺激を与えないようにしましょう。マッサージや化粧水などによるパッティングなどは注意しましょう。

ピーリングはやりすぎないように

肌が薄くて刺激に弱い人ほどニキビ跡の赤みがひどくなる傾向があります。そのため、ピーリングのやりすぎには注意して下さい。

ニキビ跡の赤みを消す治療方法

医師によるカウンセリング ニキビ跡の赤みは毛細血管の変性によるものなので、ヘモグロビン(血管に含まれる赤い色素)に吸収されやすい波長のレーザー治療や光治療によってより短期間に、ニキビ痕の赤みを解消することができます。

ただし、ニキビが治ってからすぐに行うと、かえって炎症性色素沈着や赤みが酷くなってしまうことがあるため、ニキビが治ってから半年以上経過してから行いましょう。

にきび跡の赤みに対する治療器は主に以下のようなものがあります。

Vビームレーザー

Vビームレーザー Vビームレーザー(色素レーザー)は、595nm(ナノメートル)の波長をもつレーザー機器です。この595nmの波長は赤い色素によく吸収され、血管中に存在するヘモグロビン(赤い色素)に吸収されて毛細血管の病変に適応します。

血管腫(赤アザ)、毛細血管拡張症や、ニキビ跡の赤みにも適応します。皮膚の赤みが強いほど強く反応を起こすため、レーザー照射後に炎症後色素沈着が起こることがありますが、ハイドロキノンやビタミンC誘導体などの美白剤などの使用で改善できます。

レーザートーニング

メドライト(レーザートーニング) レーザートーニングとは、レーザー光線が皮膚に対してムラなく均一に照射されるQスイッチ・ヤグレーザーを低出力で照射する治療法です。

皮膚に対してダメージが少なく、デリケートな肌でも安定的に肌の悩みを改善していきます。

従来のレーザーは、照射範囲の中央部分へのダメージが強くなる仕様(ガウシアン型)で、かえって肌に負担を与えてしまう可能性があります。

レーザートーニングはレーザー光線が均一的に照射されるトップハット型という仕様で、皮膚に対してダメージのムラがなく、ニキビ跡のようなデリケート肌にも対応します。

レーザートーニング また、Qスイッチ・ヤグレーザーは、1064nm(ナノメートル)の波長で、メラニン(黒い色素)や血管(赤い色素)のどちらにも反応します。

さらにレーザーの1回あたりの照射時間がナノ秒単位の仕様であるため皮膚に対してダメージが低いメリットがあります。

一瞬で均一的に照射されるQスイッチ・ヤグレーザーを低出力で回数を重ねて照射していくことで、ニキビ跡の色素沈着や、毛細血管拡張による赤みを消していきます。

レーザートーニングは作用がとても穏やかであるため、治療回数を複数回重ねる必要があります。ニキビ跡の赤みや色素沈着の場合は5回以上の施術が必要です。

IPL(光治療)

IPL・フォトフェイシャルの画像 IPL(インテンス・パルス・ライト)は、幅広い波長を発する特殊な光を照射することで皮膚の様々な症状を同時に改善に導く治療です。

IPLの幅広い波長は、メラニン(黒い色素)や血管(赤い色素)のどちらも吸収され、シミ・色素沈着や赤みのどちらにも適応します。

IPLは光治療であり、レーザーとは違って肌に対して穏やかに作用するため、にきび痕を悪化させずにニキビ跡の赤み・色素沈着の治療を行うことが可能です。

IPLを使用した治療は、ルミナス社の「フォトフェイシャル」という治療が有名です。また、その上位機種の「フォトフェイシャル・ファースト」も有名です。

他には、フォトRFというIPLと高周波を組み合わせた治療もニキビ跡の赤みや色素沈着に有効です。