サリチル酸がニキビに効く2つの作用「アクネ菌殺菌作用」「角質剥離作用」

化粧品の画像 サリチル酸とは、殺菌作用や角質柔軟作用(角質を剥がす)作用がある成分で、β-ヒドロキシ酸(BHA)の一つです。

成分としては白色の針状結晶、または結晶性の粉末で、アルコールや熱湯に溶け、水には溶けにくい性質をもちます。このサリチル酸はニキビに効く成分として認識されています。

サリチル酸の効果・効能

殺菌作用をもつ

サリチル酸は殺菌作用をもち、肌を清潔に保つ働きがあります。その目的でニキビケア製品に配合されることが多いです。化粧品の配合レベルでは穏やかな殺菌作用を示します。

角質柔軟作用がある

サリチル酸は角質柔軟作用をもちます。(角質剥離作用)。その作用により、角質ケアやニキビケア化粧品に用いられることが多い成分です。サリチル酸は配合濃度によって作用が大きく変わり、化粧品の配合レベルの濃度では穏やかな角質柔軟作用があります。

サリチル酸と似た働きをもつ成分にアルファヒドロキシ酸(AHA)があります。AHAはフルーツに多く含まれることから「フルーツ酸」といわれ、主にグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸などがありますが、フルーツ酸もサリチル酸と同じように角質ケア作用があります。その働きにより、フルーツ酸もニキビケアやピーリング化粧品に多用されます。

ケミカルピーリングとしても使用される

サリチル酸マクロゴールピーリング サリチル酸は、皮膚科ではニキビ治療に対してケミカルピーリングの成分として使用されることがあります。ケミカルピーリングとは、薬剤を使用して化学的に皮膚の角質を剥がして硬くゴワついた角質を柔軟にし、毛穴つまりやニキビの予防や肌の生まれ変わりを促す美容法です。ケミカルピーリングは、サリチル酸の他に、グリコール酸や乳酸などを使用した方法があります。(グリコール酸ピーリングが最も代表的です)。

サリチル酸は高い濃度では刺激性が強いため、マクロゴールという基剤と組み合わせたサリチル酸マクロゴールピーリングという方法で行われます。この方法はグリコール酸ピーリングなどよりも刺激性が低く、治療後のほてりやヒリヒリ感などが少ないとされます。

イボ・ウオノメ除去成分として使用される

サリチル酸は、医薬品ではイボやウオノメを除去する目的で使用されることがあります。

サリチル酸が配合されるニキビケア製品

プロアクティブ サリチル酸を配合したニキビケア化粧品は、主に以下のような製品があります。

  • プロアクティブ(リニューイングクレンザー、リペアリング トリートメント)。
  • クレアラシル(薬用洗顔フォーム、薬用パウダーローションなど)。

サリチル酸配合化粧品の副作用・注意点

  • サリチル酸は角質を剥がす作用があるため、肌が弱い人が使用すると、かえって肌荒れ・湿疹を引き起こす可能性があります。
  • サリチル酸のようなピーリング成分を日常的に使用すると、肌老化を促進させてしまう可能性があります。あくまでもニキビ対策として使用すべきで、ニキビが改善したら使用を控えましょう。