甘いお菓子がニキビの悪化原因?「糖分」と肌荒れの関係

甘い食べ物の写真 ニキビや吹き出物は、お菓子やスイーツなどの甘い食べ物によってできやすくなるといわれます。

お菓子は糖分や脂肪分が豊富なものが多いことから、それを食べ過ぎることでニキビ肌荒れを悪化させてしまうことがあるようです。

お菓子に含まれる糖分とニキビ悪化の関係

砂糖 お菓子・ケーキなどのスイーツには糖分が豊富に含まれ、その糖分のほとんどは砂糖です。

砂糖はブドウ糖と果糖が結合したショ糖(スクロース)とわれる二糖類で、それらはデンプンなどの多糖類と比較してはるかに消化吸収が早いことで知られていますが、吸収が早いため過剰摂取することで血糖値(血液中の糖分)が急激に高くなることがあります。

血液中の糖が急激に多くなると血液がドロドロになったり、免疫が乱れたりするようになります。砂糖の過剰摂取による免疫低下は数時間続くこともあります。

ニキビなどの炎症反応は、免疫反応によって引き起こされるため、一時的に免疫が乱れることでニキビが悪化して長引いたりする可能性があります。

お菓子に含まれる砂糖が皮脂増加の原因?

皮脂 お菓子には砂糖などの糖分が多く含まれていますが、糖類は一般的に皮脂分泌を促す働きがあるとは考えられていません。

皮脂分泌を促すのは皮脂腺に作用する男性ホルモンなどの性ホルモンで、砂糖などの糖分は通常よりも男性ホルモンの分泌を促すといった働きはありません。

お菓子に含まれる脂肪分と肌荒れの関係

ケーキ・スイーツに含まれる脂肪分が皮脂を促す?

生クリームケーキ、チーズケーキ、パンケーキなどのケーキ類には、バターや牛乳などの乳製品や、卵などの動物性食品が多く含まれ、脂肪分も多く含まれます。そして、脂肪分のうちのほとんどは飽和脂肪酸です。

その飽和脂肪酸は男性ホルモンの原料となるコレステロールの増加を促す働きがあり、男性ホルモンを促して皮脂分泌を増加させる作用があります。

男性ホルモンは、皮脂腺に作用して皮脂分泌を促したり、角化異常を起こして毛穴をふさがりやすくする作用があります。思春期にニキビが増加するのも主に男性ホルモンの働きによるものです。

動物性脂肪分の多いケーキでも、適量であればあまり神経質になる必要はないと思いますが、ニキビができやすい人や化膿ニキビへと悪化しやすい人はできるだけ控えたほうが無難です。

スナック菓子やビスケットなども飽和脂肪酸が多い

スナック菓子やクッキー、ビスケットなどのお菓子にも飽和脂肪酸が多い油脂(主にパーム油など)が使用されます。その理由の一つが飽和脂肪酸は酸化されにくく、製品劣化を抑えて長持ちすることができるためです。

例えば、カルビーのポテトチップスではパーム油と米油をブレンドしたものが使用されています。飽和脂肪酸が多い食品は皮脂分泌を活発にしてニキビを増加させてしまう可能性があります。

チョコレートも飽和脂肪酸が多い

チョコレート 一般的なチョコレートは、目安として100gあたり約30gほどの脂質を含みますが、その脂質を構成する脂肪酸のうち約20gほどは飽和脂肪酸です。

飽和脂肪酸はコレステロールを増加させて男性ホルモンなどの性ホルモンの分泌を促す作用があり、食べすぎは皮脂分泌を促してニキビの原因になる可能性があります。

また、チョコレートは他にも砂糖を多く含むことやカフェインも含むため、ニキビが多発している人は食べすぎには注意しましょう。食べすぎによってニキビが悪化して化膿しやすくなることがあります。

お菓子に含まれる脂質の酸化が肌荒れの原因?

油 クッキー、ビスケット、ポテトチップスなどには脂肪分を多く含んでいますが、その脂肪分は時間の経過とともに酸化が進行していたりします。

植物油を使用して製造時に熱を加えた食品なので、通常の植物油よりも酸化が進行しています。その酸化した食品を摂取すると、人によってはニキビ肌荒れ、湿疹などを引き起こす要因となることがあるようです。

特に、肌が弱い敏感肌の人やアトピー性皮膚炎などのデリケート肌では、過酸化脂質を摂取することで症状が悪化しやすい傾向があります。