ニキビケア化粧品に配合される「消炎・抗炎症成分」一覧

化粧品の画像 ニキビは症状がひどくなると赤みや色素沈着がひどく残ってしまうようになります。そういったニキビ跡を悪化させないためにもニキビができたら炎症を素早く抑制するケアが有効です。

そこで今回はニキビの炎症を抑制する消炎成分・抗炎症成分をご紹介します。ニキビケア化粧品によく多用されるため、ぜひ参考にして下さい。

グリチルリチン酸類(主にグリチルチリン酸ジカリウム)

グリチルリチン酸類は、マメ科植物の甘草(カンゾウ)の根や茎に含まれる成分で、優れた消炎作用、抗炎症作用がある成分です。グリチルリチン酸類はニキビケアは肌荒れ防止目的で化粧品に用いられることが多いです。他にも、フケやかゆみを防ぐ成分としてヘアケア製品などにも用いられます。優れた消炎作用により、化粧品などに幅広く使用されています。

グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸2K、グリチルリチン酸K2などの様々な名称がありますが、どれも呼び名が違うだけで同じ成分です。

グリチルレチン酸類(主にグリチルレチン酸ステアリルなど)

グリチルレチン酸類は、マメ科植物の甘草(カンゾウ)の根や茎に含まれるグリチルリチン酸をさらに酸で分解して得られる成分です。強力な消炎作用があり、ニキビケアや肌荒れ防止目的の化粧品に用いられます。特に、グリチルレチン酸ステアリルは油系成分によく溶けることから、乳液、クリームなどの化粧品に使用されます。

甘草エキス(油溶性甘草エキス)

甘草エキスとは、マメ科植物の甘草(カンゾウ)の根や茎から抽出されたグリチルリチン酸類や、グリチルリチン酸を酸で分解したグリチルレチン酸類、甘草フラボノイドなどを主体とした成分です。甘草から抽出したエキスを総称したものが甘草エキスです。グリチルリチン酸類やグリチルレチン酸類には強い消炎・抗炎症作用があり、ニキビの炎症防止や肌荒れ予防目的で使用されます。また、フラボノイドも豊富に含まれ、その中でもグラブリジンやグラブレンなどの甘草フラボノイドにはビタミンCやコウジ酸を超える美白効果が確認されています。

アラントイン

アラントインは、消炎作用、抗炎症作用などがある成分です。他にも、細胞を活性化する働きがあります。一般に、ニキビ、肌荒れ、外傷などの治りを促す目的で化粧品・医薬品に配合されることが多いです。尿素から合成されたものや、植物から抽出・精製されたものが使用されます。

アラントインは医薬品成分なので化粧品に対しては配合濃度に制限があります。

カミツレエキス類(カモミラET、カモミラエキス)

カミツレエキスとは、キク科の植物カミツレ(英語:カモミール)から抽出された消炎作用・抗炎症作用や美白作用を有する成分です。消炎作用によってニキビの炎症、肌荒れ、湿疹などを抑える作用があります。また、エンドセリンというメラニン色素の合成を促す情報伝達物質を阻害してメラニンの生成を抑制する美白効果もあります。1999年に医薬部外品の有効成分として厚生労働省から認可されています。

カミツレエキス類にはいろいろな名称が存在し、開発元であるヘルスケアメーカー「花王」では、「カモミラET」という名称を使用しています。他のメーカーでは、「カミツレエキス」「カモミラエキス」「カモミールエキス」などの名称で使用されています。