ビタミンB群にはニキビ跡「色素沈着・しみ」の予防改善効果がある

ビタミン剤 ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなどの水溶性ビタミンを総称したものをいいます。

ビタミンB群は補酵素として肌の代謝に深く関与し、ニキビ(吹き出物)、肌荒れを防いで健康的な肌へ導く働きがあることがわかっていますが、ニキビ跡の色素沈着を予防・改善する働きにも注目されています。

ビタミンB群が肌に十分あるかどうかでニキビが治った後の状態が変わってくるので、ぜひ最後まで読んで下さい。

ニキビによるシミ・色素沈着の発生メカニズム

まず、ニキビによってシミ(色素沈着)ができる仕組みから解説してきます。

にきび跡の炎症後色素沈着 ニキビの炎症によって皮膚がダメージを受けると、皮膚を保護するためにメラノサイト(メラニン色素を作り出す細胞)が活性化し、メラニン色素をたくさん作り出します。

その現象はニキビ以外の炎症反応でも起こるもので、例えば紫外線によって肌が黒くなるのも、紫外線をブロックするためにメラニン色素が作られる防御反応といえます。

ニキビなどの皮膚の炎症によってメラニンがたくさん作られ、それがしばらく肌に残ってモヤモヤとした黒ずみになってしまうのが炎症後色素沈着です。

ニキビが腫れている時にもメラニンは活発に作られていますが、腫れや赤みが強いため色素沈着は目立ちません。にきびが治って腫れ・赤みが引いてくると、炎症後色素沈着はしだいに目立ってくるようになります。

炎症反応は、炎症性サイトカイン・生理活性物質・情報伝達物質などの様々な物質が発生することで引き起こされますが、メラニン色素の生成も炎症反応によって発生する様々な活性物質によって発生します。

その物質の一つがプロスタグランジンやメラニン細胞刺激ホルモン(MSH)などです。ニキビによって色素沈着を起こすのもそれらの物質が深く関与します。

ニキビ跡の色素沈着(しみ)に対するビタミンB群の効果

ビタミンB群がメラニン生成を抑制する

ビタミンB群 ニキビが炎症を起こすほどメラニン色素がたくさん作られるようになりますが、この時に十分にビタミンB群が存在していると、メラノサイトの活動が抑えられて色素沈着を予防できることがわかっています。

炎症の強いニキビが慢性的にできる人は、絶対にビタミンB群が不足しないようにしたほうがいいのです。

特にビタミンB2、B6、ナイアシンが重要

ビタミンB群は、ニキビによる色素沈着の緩和に効きますが、その中でもビタミンB2、B6、ナイアシン(ニコチン酸)などのビタミンB群は特に重要だということがわかっています。

これは、皮膚内にビタミンB群が十分に存在することで肌ストレスに対しての抵抗力が増し、それによってメラニン色素の合成を誘発する物質・ホルモンの発生が抑制できることによるものと考えられています。

ビタミンB群はビタミンCよりも高いチロシナーゼ予防効果がある

美肌・キレイな肌・ニキビのない皮膚 大手化粧品メーカーのカネボウ社の研究結果において、ビタミンB群によるメラニン色素抑制効果は、ビタミンCのチロシナーゼ阻害作用よりも高い効果があることが明らかになっています。

少量のビタミンB群でもしっかりと色素沈着を予防できるといいます。

一般にしみ・色素沈着の予防や改善というと「ビタミンCが効く」というイメージがありますが、ビタミンB2やビタミンB6、ナイアシン(ニコチン酸)などのビタミンB群も美肌にとって非常に重要な要素を占めていることがわかってきています。

ニキビケア目的のビタミン剤は必ずビタミンB群が含まれる

例えば、ハイシーBメイトやチョコラBBなどの、ニキビ・肌荒れ改善を目的としたビタミン剤のほとんどは、ビタミンB2、B6、ナイアシン(ニコチン酸)を配合しています。

これは、それらのビタミンが肌の健康に関与するためです。そして、そういったビタミン剤はニキビ跡の色素沈着の予防に役立ってくれます。

ニキビができやすい時期は、そういったビタミン薬やサプリメントを積極的に摂取してみると良いかもしれません。
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皮脂の酸化抑制のためにはビタミンB群は不可欠

皮脂 ビタミンB2やビタミンB6が不足するとニキビ・肌荒れを発生しやすくなるといわれます。

その理由は、それらが肌代謝を正常に維持する作用や、皮脂分泌をコントロールする作用などがあるためです。

皮脂が増加するほど皮膚に刺激を与えて炎症反応が起こるようになります。(これは皮脂に含まれる遊離脂肪酸の作用によるものです)。

ビタミンB2は補酵素として脂質の代謝に働いて皮脂抑制に作用し、また過酸化脂質を還元する作用によって皮脂の酸化、肌ストレスを軽減してくれる働きがあります。

また、ビタミンB6は皮脂抑制作用やニキビを誘発する炎症性サイトカインを軽減する作用があります。

プロフィール 名前:ミサ

看護師として皮膚科で8年間働いていました。勤めていた皮膚科は美容関連の自由診療を積極的に行っていたクリニックだったので、そこで経験したことをいかしてブログを更新しています。詳細