女性が男性ホルモン量を減らす方法一覧

テストステロン ニキビ・吹き出物は、男性ホルモン(テストステロン)の分泌が増加することが原因の一つです。思春期にニキビが増加するのも男性ホルモンなどの性ホルモンの分泌が活発になることが要因とされます。

若い時期は男性ホルモンなどの分泌が活発なのは当然ですが、いくつかの生活習慣によってテストステロンレベルをコントロールすることは可能です。今回は、男性ホルモンを抑制する方法をご紹介します。

男性ホルモンを抑制する生活習慣と食生活

野菜中心の食生活

野菜 野菜中心の食生活で食物繊維の摂取量が多くなると、血中テストステロン量(男性ホルモン量)を抑えられることがわかっています。

食物繊維は栄養の吸収を緩やかにする働きやコレステロールを下げる働きがあり、そういった作用が男性ホルモンを抑制することにつながっているのかもしれません。

ただし、健康的な身体や肌作りにはたんぱく質の摂取が不可欠なため、野菜ばかりではなく肉や魚もある程度は摂取しましょう。

水分をやや多めに摂取

水分補給 1日の水分摂取量をやや多めにすることで血中男性ホルモン濃度を抑えることができます。人間の身体は約60%が水分で構成されているといい、健康的な身体作りにおいても水分補給は不可欠です。

1日の水分摂取量は、冬場は1.0~1.2リットル。汗をかきやすい夏場は1.5~2.0リットルが目安です。飲みすぎも身体のバランスを壊してしまいます。

動物性脂肪の摂取を控える

脂質を構成する脂肪酸には、大きく分けて「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2種類がありますが、飽和脂肪酸にはコレステロールの合成を促進して男性ホルモンの分泌を促す作用があります。(男性ホルモンはコレステロールを原料に作られるステロイドホルモンの一つです)。

牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、卵類などの動物性食品の脂質のほとんどは飽和脂肪酸で構成されています。

飽和脂肪酸はそういった脂身が多い食品ばかり食べていると、男性ホルモンの分泌が活発になってニキビができやすくなると考えられています。摂取する場合は脂身が少ないものが理想です。

魚類は脂身が少なく、さらに飽和脂肪酸も少ないメリットがあります。また、動物性食品の代わりに大豆、納豆、豆腐などのたんぱく質が多い植物性食品を食べることでも男性ホルモンを抑えることができると考えられます。(植物性食品は食物繊維が多く、コレステロールを下げる働きがあります)。

お薬によって男性ホルモンを抑える治療法

女性のにきび治療の場合、お薬を使って男性ホルモンをコントロールする治療が認められています。「低用量ピル」や「スピロノラクトン」などのお薬が有名です。

女性の場合低用量ピルが男性ホルモンを抑える

マーベロン(ピル) 低用量ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンがバランス良く配合されたお薬です。

一般に経口避妊薬として用いられますが、抗男性ホルモン作用があることからニキビ治療にも使用されることがあります。

低用量ピルにはエストロゲンが含まれますが、それが男性ホルモンそのものを抑制します。

そして、ピルには2種類の女性ホルモンが含まれますが、それを服用することで脳は身体の中に十分な女性ホルモンが存在すると認識して、性腺刺激ホルモンを分泌しなくなります。

その結果、性腺刺激ホルモンを抑制することで卵巣由来の男性ホルモンの働きを抑えることができます。

低用量ピルを使用したニキビ治療の有効率は、50~70%程度だといわれています。にきび治療においては、「マーベロン」、「ファボワール(マーベロンのジェネリック)」、「ヤーズ」などのピルが使用されることが多いです。

それらはアンドロゲン様作用(男性ホルモン様作用)がとても少ないピルとしてニキビ治療によく用いられます。

女性の場合スピロノラクトンで男性ホルモンをブロック

スピロノラクトン(アルダクトンA) スピロノラクトン(製品名:アルダクトンAなど)とは、元々は高血圧症に対する降圧剤として用いられるお薬ですが、男性ホルモンのレセプター(受容体)を阻害する作用があることがわかり、その効果を利用してニキビ治療に用いられることがあります。

男性ホルモンは皮脂分泌を促したり、角化異常を引き起こして毛穴つまりを起こす原因になると考えられていますが、その男性ホルモンが作用するレセプター(受容体)をブロックすることで男性ホルモンの働きを阻害します。

主に成人女性の改善が難しいにきび治療に用いられます。 軽度から中程度のニキビ治療には使用されません。

スピロノラクトンを使ったニキビ治療は、副作用のリスクがあるため定期的な血液検査が必要です。この治療を積極的に行っている皮膚科はあまり多くありません。