プラズマ脱毛に効果はない? 作用原理と問題や危険性

プラズマ脱毛の写真 一部のエステサロンでは「プラズマ脱毛」という名称でムダ毛処理を目的とした施術が行われていたりします。

名前としては聞き慣れない施術ですが、プラズマ脱毛は光エネルギーを使用したもので、痛みが少なくて穏やかに作用する脱毛法です。

主にエステサロンで行われるものですが、本当に効果があるのでしょうか?また、危険性はないのでしょうか?

今回の記事は、プラズマ脱毛の効果と問題点を解説していきます。

プラズマ脱毛とは?

プラズマ脱毛 プラズマ脱毛とは、キセノンフラッシュという光を利用した脱毛法です。

キセノンというガスを電気を使って光エネルギーを発生させ、その光を特殊フィルターを使って不要な波長を取り除き、脱毛に適した光のみを照射することで減毛・脱毛効果をもたらすというもの。

特殊フィルターに通したキセノンフラッシュ光線は特に黒いモノに反応する性質をもちます。その光が毛に含まれるメラニン色素に吸収されて熱を発生させ、毛根にダメージを与えます。

その結果、いつもよりも毛が生えにくくなったり、毛のボリュームが薄くなったりします。

なお、プラズマ脱毛という名称はエステサロンが名づけたもので、他のサービスとの差別化をはかるために名付けられたとされています。

使い続けることで毛が薄くなってくる

プラズマ脱毛という方法は、口コミや評判を見ると続ける事で毛が薄くなってくる効果はあるようです。

この方法は痛みが少ない低い出力で行われるのですが、低いパワーでも週1~2回というペースで繰り返し照射することで毛が少なくなったり、毛が抜けやすくなったりする効果は期待できるようです。

出力の弱い家庭用の光脱毛器でも使い続けることで体毛が薄くなったことが実感できたりしますが、同じようにプラズマ脱毛においても少なからず効果はあるはずです。ただし個人差があります。

永久脱毛や減毛は可能?

光脱毛の原理 永久脱毛や永久減毛効果を得るには、毛根部(毛球部、毛乳頭など)に最低でも60~70度ほどの熱を与えて毛の育成機能を破壊する必要があるとされます。

結論から言えば、プラズマ脱毛ではそのような毛根を破壊するようなレベルの治療を行うことはできません。

まず、この「プラズマ脱毛は痛みが少なくて優しい治療」というのがウリとなっています。レーザーのような痛みがないのが利点というわけですが、それだけ効果が低いということでもあります。

そして、そもそもエステサロンのような医療機関ではないところで毛根を破壊するような脱毛施術を行うと、医師法違反として経営者や施術者が逮捕されてしまう可能性もあります。

エステサロンで行われる

プラズマ脱毛の写真 エステサロンでは他の治療と差別化したり、サービスのイメージを良くするために、様々な名称で脱毛法が行われています。プラズマ脱毛もその一つです。

エステサロンでは「IPL脱毛」「光脱毛」「フラッシュ脱毛」などの様々な名称で様々な脱毛法が行われていますが、プラズマ脱毛はそれらと同様に光エネルギーを活用した脱毛法です。

医療機関で行われている?

○○皮膚科、○○美容クリニックといった医療機関ではプラズマ脱毛という脱毛は行っていません。効果がはっきりしないためです。

医療機関の脱毛というと、ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、ヤグレーザーを使ったレーザー脱毛が基本で、それらは確実性が高いのが使用される理由です。

そして、中にはIPL(インテンス・パルス・ライト)というメラニン(黒い色素)に反応しやすい幅広い波長の光を照射できる治療器で脱毛行為を行っている美容皮膚科もあります。

また、IPLと高周波を組み合わせた「フォトRF」という治療器を使用する皮膚科もあります。ただし、IPLは効果が低いので、それを使った脱毛を行っているところは少ないです。

いずれにしても美容皮膚科がキセノンフラッシュランプを登載した機器を使用することはないはずです。

なお、全体的に言えばかなり少ないですが絶縁針(電気針)を使用した脱毛法を行っているところもあります。

ヨーロッパで人気の方法

ヨーロッパでは、プラズマ脱毛という名称ではないですが、キセノンフラッシュライトを使用した脱毛がよく行われているようです。

これはヨーロッパではムダ毛処理をエステサロンで行うことが広く普及していることも影響しています。

レーザー脱毛とは違う、肌に優しい脱毛法として欧州の一部の国(特にフランスなど)では人気のようです。(フランスは特にエステサロン店が普及しています)。

プラズマ脱毛の効果まとめ

  • プラズマ脱毛は、優しい光線によって毛根にダメージを与え、脱毛や減毛効果を得られるとされる。
  • ただし、医療レーザー脱毛のように永久的な効果を得るのはかなり難しい。
  • ほとんど痛みがなく、術後の炎症や色素沈着などのダウンタイムなどはありません。ただし、それだけ効果が弱いということでもあります。
  • 産毛に対しての効果もかなり低い。

なお、産毛の永久脱毛は美容クリニックなどで行われている医療レーザー脱毛でも多くの治療回数を必要としたり、それでも効果が得られないこともあります。

施術前の注意点

  • プラズマ脱毛の施術前は、毛抜き、脱毛テープ、脱毛ワックスなどで「毛を抜く」といったムダ毛処理を行わないようにしましょう。特殊な光が毛の色(メラニン)に吸収されて毛根にダメージを与えるという仕組みなので、毛を抜いてしまうと効果がなくなるのです。
  • 施術前は、極端な日焼けは避けます。丈夫な肌をキープしないといけません。
  • アトピー性皮膚炎、切り傷、擦り傷、湿疹といった症状がある場合、施術が適していないケースもあります。
  • エステサロンの光脱毛は、あまり作用が強いものではないので神経質になる必要もありません。
記事を書いた人

プロフィール 名前:ミサ

看護師として皮膚科で8年間勤務。美容関連の自由診療を行うクリニックで経験した事をいかしてブログ更新中!

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