ハイドロキノンにはステロイドが配合されている?

ハイドロキノンクリーム ハイドロキノンは、メラニン色素の生成を強力に抑制して肌を白く導く作用があります。また、メラニン色素を作り出す細胞そのものの働きを阻害するため、短期間で色素沈着を薄くできる効果があります。

美白効果が高いハイドロキノンですが、保存状況や使用環境、高濃度の使用など、場合によっては赤みや炎症、かゆみを引き起こす可能性があります。そのため、一部のハイドロキノン化粧品にはステロイドが配合されている場合があります。

ステロイド(抗炎症性ステロイド)とは?

ステロイドとは、副腎皮質ホルモンのもつ抗炎症作用に着目した化合物で、アレルギー性疾患などのさまざまな免疫系が関与する病気の治療に用いられる医薬品です。

免疫を抑制する働きがあるため、免疫系の疾患には高い効果を得られる反面、長期的な使用によって免疫が効かなくなってしまう作用もあります。ステロイドを長期的に使用すると主に以下のような副作用が起こる可能性があります。

  • 免疫反応の低下
  • 皮膚の萎縮して薄くなる
  • 皮膚の変色(赤くなる、黒くなる)
  • 毛細血管の拡張
  • 血管壁や皮膚が弱なる

ハイドロキノンにステロイドが配合されている理由は?

美容皮膚科などハイドロキノン軟膏が処方される場合、同時にステロイド剤が処方されることがあります

ハイドロキノンには濃度が高くなるほど刺激感やヒリヒリ感、かぶれ(接触皮膚炎)を引き起こすことがあるので、炎症を予防する目的でステロイドが処方されるのです。

ただし、シミ治療においてステロイドが必要な濃度のハイドロキノンを使うような方法は理想的だとはいえません。

市販のハイドロキノンにはステロイドは配合されない

日本で販売される市販のハイドロキノン化粧品には、ステロイドが配合されることはありません。市販の化粧品にはステロイドを配合することができないためです。

なお、筆者が聞いた話しでは、外国の製品ではハイドロキノンと同時にステロイドが含まれた製品があるそうです。個人輸入などをする場合は気を付けてください。

ハイドロキノンに含まれるステロイドの濃度

病院で高濃度のハイドロキノンを処方される場合、ステロイドが配合されることがありますが、とても弱いものが使用されます。さらにワセリンで薄められたものが使用されたりします。たとえば、プロペトと白色ワセリンを混ぜたものが処方されたりします。

ただし、副作用の少ないステロイドでも長期的に使用した場合、免疫が弱くなるなどの副作用を受ける可能性があります。