ダーマローラーを使用した色素沈着・シミ治療の効果と副作用は?

ダーマローラーの画像 ダーマローラーとは、肌の自然治癒力を利用して新しい皮膚との入れ替えを促す治療です。マイクロニードル(マイクロスパイク)といわれる極細の針が付いたローラーを使って、それを肌の上で転がして意図的に皮膚に孔(穴)をあけ、その傷を修復するために放出される成長因子によって、肌の生まれ変わりを促す治療です。

皮膚を削ったり、引っ掻いたりするのではなく、皮膚に対して垂直に傷をつくる方法であるため、メラニン色素が作られる表皮にはダメージがなく、この治療によって色素沈着を起こすことはありません。

ダーマローラーは、新しい皮膚を入れ替え、コラーゲンの増生を促し、しわ、たるみ、ニキビ跡、毛穴の開き、毛穴のたるみ、シミ、くすみ、色素沈着などの肌の悩み全般に効果があります。ほとんどの場合では、しわ、小じわ、ニキビ跡治療に使用されることが多いですが、同時にシミ、くすみ、色素沈着などの様々な肌症状を一緒に改善したい場合にとても有効な治療です。

成長因子を含んだ溶液をダーマローラーの針に付着させて、さらに皮膚の入れ替えとコラーゲン増生を促す方法もあります。その方法はローリングメソセラピーといいます。

ダーマローラーの治療効果と施術内容

ダーマローラーの効果・効能

  • 新しい皮膚との入れ替えを促す。若返り効果。
  • コラーゲンの増生を促す。コラーゲンの増加は平均で2倍、最大で10倍ほどになるといわれています。
  • 幅広い部位に治療可能です。
  • 皮膚のたるみ治療の場合では、ダーマローラーよりもサーマクールなどの高周波治療の方が効果があります。

適応する症状

  • しわ、小じわ、たるみ。
  • 毛穴のたるみ、毛穴の開き、毛穴の黒ずみ。
  • ニキビ跡、クレーター。
  • しみ、色素沈着、肌のくすみ。
  • 妊娠線、肉割れ。
  • 傷跡、瘢痕。
  • 毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)

症状によるダーマローラーの針の長さ

  • しみ・くすみ・色素沈着・・・0.2~0.5mm
  • しわ・小じわ・たるみ・・・0.5~2.5mm
  • ニキビ跡クレーター・・・1.0~2.5mm
  • 毛穴の開き・・・1.0~2.5mm
  • 妊娠線・肉割れ・・・1.0~2.5mm
  • 傷跡・瘢痕・・・1.0~2.5mm

治療手順

Step1カウンセリングによって肌状態を診断。
Step2洗顔・クレンジングをして肌の汚れを落とす。
Step3表面麻酔をする。(0.2mmほどの針の長さでは、麻酔をしなくても我慢できるかもしれません)。
Step4麻酔が効いた後に治療開始。この時、針が長いほど出血がひどくなり、麻酔をしていても針が長いほど痛みを強く感じることがあります。
Step5治療後は保湿液で肌を整えて終了。
Step6施術後の肌はデリケートになっています。お化粧は控えるべきです。

アフターケア

  • 術後は出血がありますが、2~3時間経過すると穴は閉じます。
  • 術後はしっかりと保湿スキンケアをしましょう。肌水分量が低いと肌細胞の再生力が低下します。
  • 治療後は紫外線対策が必要です。

治療時間

治療時間は10分ほどです。麻酔を含めると1時間が目安です。

ダーマローラーの副作用・注意点・短所

  • 施術後すぐは、出血があり、肌が真っ赤になることがあります。
  • 針の長いダーマローラーの場合は、施術後数日は顔の赤みなどのダウンタイムが目立つ可能性があります。仕事などに余裕があるタイミングで行うのが理想です。
  • 施術前は、日焼けをしないようにしましょう。
  • 皮膚炎、湿疹、アトピー性皮膚炎、などの症状がある場合は治療はできません。
  • ケロイド体質の人はダーマローラーは不向きです。

自分で行う時の注意点

個人輸入などでダーマローラーと麻酔クリームを購入すれば、自分でホームケアすることができます。その時は以下の点に注意しましょう。

  • 決してやりすぎないようにしましょう。
  • 針が折れていたりすると、表皮が傷ついて色素沈着を引き起こすことがあります。
  • ダーマローラーは清潔なものを使用しましょう。使用前はエタノールで消毒して水道水でよく洗い流して使用しましょう。
  • 他の人が使用したダーマローラーは使用してはいけません。感染症の原因になります。
  • 品質が劣化したダーマローラーは使用しないようにしましょう。安全を考慮して、常に新品を使用するのが理想的です。