赤あざ・老人性血管腫の原因と治療方法 レーザー治療の効果とは?

老人性血管腫の画像 老人性血管腫(ろうじんせいけっかんしゅ)とは、血管の拡張と増殖によって現れる1~4ミリ程度の赤い斑点をいい、赤あざの一つです。平らなものから、やや隆起したものもあり、ホクロが赤くなったような状態をしています。

老人血管腫の原因と特徴

原因は?

ホクロなどとは異なり、皮膚内の毛細血管の拡張と増殖によって赤い斑点のように現れます。また、血管の増殖によって隆起するものもあります。「老人性血管腫」という名称が付いていますが、思春期ごろから発現するようになります。年齢と共に増加しますが、紫外線をたくさん浴びたり、皮膚の炎症を繰り返していると発生しやすいとされます。

発生しやすい部位

主に顔、胸元、背中、腕などに発生しやすいです。紫外線に当たりやすい部分や刺激を受ける部分に発生しやすいです。

形状・色

大きさは1~4ミリほど。平らなものから、やや盛り上がったものもあります。

その他の特徴

  • 毛細血管の増殖といっても病気ではなく、加齢とともに誰にでも発生する可能性があるものです。
  • 毛細血管の拡張と増殖によって引き起こされる老化現象の一つで、病気ではないため、積極的に治療する必要はありません。
  • 放置しても悪化することはなく、気にならないなら治療の必要はないです。
  • 左右対称性はありません。
  • 人種的には白人に多い傾向があります。

主な治療方法

  • 炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)。
  • 手術。
  • 液体窒素による凍結療法。
  • 電気凝固。

老人性血管腫に対する治療

炭酸ガスレーザー

老人性血管腫は、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使用することで簡単に除去できます。炭酸ガスレーザーとは、炭酸ガス(二酸化炭素)を媒質とした赤外線領域の波長10600nmのレーザーです。この波長は水に吸収される性質があり、皮膚は水分を含んでいるため皮膚を削ることができます。炭酸ガスレーザーは、イボ取り、ほくろ取りなどに用いられることで有名で、老人性血管腫に対しても使用されます。

液体窒素を用いた凍結療法

老人性血管腫は液体窒素による凍結療法も治療の一つです。血管腫を凍結させて破壊し、盛り上がりを除去します。治療を行ってから1週間ほど経過すると、かさぶた状態になった病変部がしだいに剥がれていきます。ただし、術後の炎症後色素沈着を起こしやすいのが難点です。

手術

老人性血管腫はたいていは3~4mm以下のものであり、その場合は炭酸ガスレーザーなどでキレイに取り除くことができますが、大きな老人性血管腫の場合は、手術による治療(切除縫合)が適している場合もあります。