根性焼き・タバコによる火傷(やけど)の治療方法とは?

根性焼きによる傷痕の画像 タバコによるヤケド、または若い時に入れた「根性焼き」による火傷は、フラクショナルレーザーやダーマローラーなどの皮膚の入れ替えを促す治療によってかなり改善できるようになってきています。

根性焼きの傷跡について

タバコの温度は、通常は600度、吸い込んでいる時は800度にもなるといいます。この温度で皮膚に触れれば、跡が残るようなヤケドになるのは当然です。ただし、やけどの仕方によって傷跡の度合いが大きく異なります。

タバコによる軽いやけど

誤ってタバコを皮膚に落として火傷した場合の軽い傷跡は、現在の美容医療においては手術をしなくてもかなりキレイに治る可能性があります。この場合の治療はフラクショナルレーザー、ダーマローラーなどの「皮膚の入れ替え」を促す治療による効果が期待できます。

タバコを皮膚に押し付けたような火傷「根性焼き」

根性焼きによる傷痕の画像 根性焼きのようなタバコを皮膚に押し付けるような火傷の場合、傷跡が真皮層やその下の皮下層(脂肪がある層)のような皮膚の深いところまでダメージが及んでいることがあります。

そのような場合は、フラクショナルレーザーや、ダーマローラーなどの皮膚を入れ替える治療においても劇的な効果を得るのは難しいかもしれません。根性焼きは腕にあることが多いですが、腕の皮膚は再生力が弱いため、傷跡がひどい場合、それを無くしたい場合は手術が適しています。

タバコによる火傷、根性焼きの治療方法

フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーとは、C02レーザー(炭酸ガスレーザー)によって皮膚に無数の微細な穴をあけ、その穴を治すために放出される成長因子(細胞増殖因子:グロースファクター)によって新しい皮膚との入れ替えを促す治療です。

皮膚の自己再生能力を利用する治療といえます。また、成長因子を含んだ溶液を塗布することで、肌の生まれ変わりをさらに促すことができます。

フラクショナルレーザーには、「フラクセル」「アファーム」などもありますが、フラクショナルCo2レーザーの場合は、エネルギー量が大きくより高い効果を得られます。

ダーマローラー

ダーマローラー ダーマローラーとは、マイクロスパイクといわれる極細の針が付いたローラーを肌の上で転がして無数の穴をあけ、その穴を治すために放出される成長因子によって新しい皮膚との入れ替えを促す治療です。

原理的にはフラクショナルCO2レーザーと同じで、皮膚の自己再生能力を利用した治療といえます。新しい皮膚との入れ替えを促して、火傷のような傷跡(瘢痕組織)の修復を促進させます。

また、治療中に成長因子を含んだ溶液を塗布することで、肌の生まれ変わりをさらに促すことができます。(ローリングメソセラピー)

手術による根性焼き除去

手術の画像 深くまで及んだ根性焼きを無くしたい場合は、手術によって切除して縫い合わせる方法が適しています。複数の根性焼きがある場合は、それを線状に切除して縫合します。

この方法では根性焼きの跡は消えますが、手術後の傷跡は残ってしまうことが難点です。社会的な偏見のために根性焼きの跡を治したいという人は、この方法を選ぶようです。

アレルギー体質による瘢痕ができやすい体質の場合は、ケロイド・肥厚性瘢痕を予防するために、トラニラストという薬を服用したほうが良い場合があります。また、シリコンシートによる圧迫によって傷口の盛り上がりを防ぐことができます。