白砂糖(しょ糖)・甘い食べ物の過剰摂取でシミ・色素沈着が悪化する?

甘い食べ物の画像 シミやくすみのない透明感の肌を維持するには、日ごろからのバランスの良い食生活が重要です。特に、砂糖が多く含まれた甘いものばかりと摂取していると、シミ、しわ、たるみなどの肌老化が進行してしまう原因となります。

糖化現象とシミ、色素沈着

白砂糖(しょ糖)は老化シミの原因になる?

角砂糖の画像 白砂糖は非常に幅広く使用される甘味料の一つです。この白砂糖の主成分はしょ糖(スクロース)といわれるもので、これはグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が結合した二糖類という構造をしています。日本人の一般的な食生活では意識していなくても毎日摂取しているものです。

甘い食べ物の過剰摂取で、このしょ糖をたくさん摂取してしまうと大腸菌やブドウ球菌などの悪玉菌のエサとなってそれらの有害菌が極端に増殖してしまいます。そして、その有害菌に対抗するために白血球が働いて大量の活性酸素を発生させ、細菌の増殖を抑制するように働きます。

この時の活性酸素の発生によって不飽和脂肪酸が酸化され、代謝過程において「リポフスチン」といわれる不溶性色素が形成され、そのポフスチンの色素がシミや皮膚の黒ずみの原因となるといわれています。

リポフスチンは、活性酸素や過酸化脂質に対処する過程で発生する不活性色素で「老化色素」「加齢性色素」「消耗性色素」などともいわれます。

リポフスチンが形成されるメカニズム

1:砂糖(しょ糖)が多く含まれる甘い食べ物の過剰摂取によって大腸菌やブドウ球菌などの細菌が増殖する。
2:有害菌の増殖を抑制するため、免疫の働きにより白血球が活性酸素を発生させ悪玉菌を攻撃する。
3:白血球による活性酸素の影響で細胞質内の不飽和脂肪酸が過酸化脂質に変化する過程で「リポフスチン」という老化色素が形成され、その色素によってしみ、くすみを引き起こす。
4:リポフスチンの沈着の増加により細胞機能の働きが乱れ、シミだけではなく、しわ、たるみなどの肌老化現象もさらに進行する。

砂糖の摂りすぎによるシミ・色素沈着は顔面に現れやすい?

砂糖の摂りすぎによるシミ・くすみなどの影響は、皮脂分泌が多くて紫外線をよく浴びる顔面に現れやすいといいます。加齢性色素といわれるリポフスチンは酸化の影響を強く受けるところで発生するため、紫外線や皮脂酸化の影響を受ける部分ほどシミができやすくなります。額から頬にかけて黒ずんだような色素沈着が現れた場合、紫外線と同時に砂糖の過剰摂取が要因である可能性があるかもしれません。

砂糖の取りすぎは免疫を乱し、感染症を引き起こす?

白砂糖が含まれた甘いものをたくさん食べていると、大腸菌やブドウ球菌などの有害細菌が増加し、それを抑制するために白血球が必要以上に働くため、免疫が乱れる原因になります。

カンジダ症、マラセチアなどの真菌性の皮膚疾患、毛包炎(毛嚢炎)などを引き起こしやすい人は、砂糖をとることで症状が悪化することが多く、また、アトピー性皮膚炎などにおいても甘いものの食べすぎで症状が悪化し、痒みもひどくなったりすることがあります。

甘い食べ物はニキビ・肌荒れの原因?

皮膚には腸内細菌と同様に様々な常在菌が存在しますが、砂糖(しょ糖)の摂りすぎで免疫バランスが乱れると皮膚常在菌のバランスも乱れて、ニキビの強い炎症を引き起こすことがあります。ニキビは強い炎症性色素沈着を引き起こすため、ニキビができやすい肌質の人では炎症が悪化するような食生活は控えるべきです。

糖質の過剰摂取はタンパク質の働きを阻害する

糖分の極端な過剰摂取は一時的な糖尿、血液ドロドロといった糖尿病患者のような症状を引き起こします。血中に糖が増えすぎると、カラダの中のたんぱく質と結びついて「体の糖化」といわれる老化現象を進行させます。タンパク質と結びついた糖は細胞を変質させたり、コラーゲンなどを劣化させたりします。

また、血中に糖質が増加しすぎるとたんぱく質の合成が低下したりします。タンパク質は細胞や様々な酵素の働きには不可欠な存在で、その働きが低下することは老化を意味します。美容面も健康面にとっても糖分の過剰摂取は好ましくありません。

日常的な食生活にちょっとした工夫を

甘い食べ物を控える

果物やお菓子などの甘い物の摂取を控えることがシミ、しわ、たるみなどの肌老化を予防するポイントです。特に砂糖が多く含まれるものはしょ糖がたくさん含まれるため、シミの原因になりやすいといえます。また、砂糖が含まれていないものでも基本的に甘い食べ物というのはしょ糖が含まれますので控えるべきです。果物でもしょ糖は多く含まれます。

食事の時は炭水化物は最後に食べる

高カロリーな食べ物の画像 食事をする際は、野菜類やタンパク質が豊富な肉、魚、豆類などから先に食べて、炭水化物は後に食べるようにしましょう。これにより血糖値の急上昇を抑制して体の糖化といわれる老化現象を抑制することができます。特に甘い食べ物は食事の最後に食べたほうが良いでしょう。

炭水化物を組み合わせて食べない

例えば、ご飯にラーメンやうどん、お好み焼きといった炭水化物ばかりを組み合わせた食事は、糖化現象を引き起こす要因です。糖質だけを極端に摂りすぎていると老化の進行を早めてしまう原因になります。炭水化物が大好きな人は要注意です。

間食はしない

一日に何度も間食をして甘い物ばかりを摂取していると、血糖値が慢性的に高くなっています。そのような状態が続くと糖がカラダの中のたんぱく質と結びついて体の糖化といわれる老化現象が進行する原因になります。少しくらいなら問題ないと思いますが、日常的に繰り返していると老化は確実に進行しているかもしれません。

コーヒーや紅茶は無糖、もしくは微糖にする

コーヒーの画像 コーヒーや紅茶に入れる砂糖も量を減らしてみましょう。無糖のコーヒーが飲みづらい場合は、ミルクを入れると甘さが引き立ちます。ミルクには乳糖が含まれそれによって甘さを感じ、脂肪分もあるためまろやかさもでてきます。

料理の味付けも変える

今まで砂糖を使って味付けしていた料理も、蜂蜜(はちみつ)などに変えるとしょ糖の摂取を抑制することができます。蜂蜜はビタミン、ミネラル、各種アミノ酸などの様々な栄養成分が含まれ、美容や健康的にも良いはずです。