ビフロキシン配合錠のニキビや脂漏性皮膚炎への効果。飲み方と副作用について

ビフロキシン配合錠の画像 皮膚科ではニキビに効く内服薬としてビフロキシン配合錠という飲み薬が処方されることがあります。

ビフロキシンは簡単にいうとビタミンB2とビタミンB6を配合したお薬です。それらのビタミンがニキビ肌荒れの予防や改善に効果を発揮します。

今回は、ビフロキシン配合錠のニキビへの効果や飲み方、副作用などについて詳しく解説していきます。

ビフロキシンの効果

ビフロキシンのニキビへの効果は、主成分のビタミンB2とビタミンB6の2種類のビタミンによってもたらされます。

ビタミンB2の画像 ビタミンB2は、糖質、タンパク質、脂質の代謝を促し、エネルギー代謝を正常化する働きがあります。

脂質代謝を促すことで皮脂を抑制し、ニキビや脂漏性皮膚炎などの皮脂増加が原因となる皮膚症状を改善します。

さらに、ビタミンB2は過酸化脂質を分解する働きをもち、ストレスなどによって進行する皮脂(特に皮脂中のスクワレン)の酸化を予防する働きがあります。

また、肌細胞の再生をサポートしてターンオーバーを整え、毛穴つまりによるニキビの発生を予防します。肌の新陳代謝を整えることでシミやくすみなども予防します。

ビタミンB6のイラスト そして、もう一つの有効成分のビタミンB6は皮膚炎を予防することから発見されたビタミンです。

補酵素としてタンパク質の代謝に関与し、タンパク質の分解や再合成を促して健康的な肌作りに貢献します。

そして、ビタミンB6もビタミンB2と同じように皮脂を抑制する働きがあり、皮脂が原因となるニキビや脂漏性湿疹の改善に貢献します。

ビタミンB6は、不足すると肌が脂っぽくなったり、皮膚病がひどくなったり、アレルギー症状が悪化したりしますので、慢性的なニキビや脂漏性皮膚炎などに悩む人は積極的に補いたいところです。

どんなニキビにも効果的

背中ニキビの画像 ビフロキシンは、黒ニキビや白ニキビなどの軽い症状から、赤ニキビや化膿ニキビなどの炎症が強いニキビにまで適応します。

また、顔だけではなく背中や胸、お尻のニキビなどにも効果があります。特に脂性肌で繰り返しニキビができるような人、ニキビ跡が治りづらい人にビタミンB2やB6のお薬は適しています。

皮膚や粘膜の疾患に効く

ビフロキシンは、ニキビの他にも、脂漏性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、口角炎、口内炎などにも効果があります。配合されるビタミンB2やB6は、皮膚や粘膜の病気に対しておおむね良い効果をもたらします。

塗り薬と一緒に処方される

皮膚科で処方される主なニキビ治療薬の画像 ニキビを皮膚科で治療する場合は、塗り薬を中心とした治療が行われます。そしてビフロキシン錠はそれと共に処方されるはずです。

塗り薬とともにビタミン薬を組み合わせることで、じょじょにニキビを減少させ、さらに腫れの悪化を予防します。

ちなみに、皮膚科での外用の処方薬は、ディフェリンゲル、ベピオゲル、デュアック配合ゲル、エピデュオゲル、ゼビアックス、アクアチムなどがよく処方されます。

ニキビ跡を予防する

ニキビ跡の炎症後色素沈着の画像 ビフロキシンに含まれるビタミンB2やビタミンB6には、ニキビの炎症による色素沈着の悪化を予防する働きがあります。

それらが組み合わさることでビタミンCなどよりもメラニン色素の沈着を予防する効果があるという研究報告もあります。ニキビ体質で大きく腫れやすい人は不足しないようにしたいところです。

悪化することはない?

ビフロキシン配合錠を服用するようになって、かえってニキビや皮膚病が悪化したように感じることがあるかもしれません。ただし、このお薬にはニキビや脂漏性皮膚炎を悪化させるような作用はありません。

ニキビの原因となる皮脂量を促したり、角化異常を起こすような作用はビフロキシンにはありません。なんらかの要因でニキビが悪化し、それが服用と同じタイミングで起こっただけだと思います。

飲み方・服用方法

薬を飲む画像 ビフロキシン配合錠の飲み方は、1日3~6錠を2~3回に分けて食後に服用します。食後に摂取することでビタミンの吸収が穏やかになって血中濃度の持続性を維持することができます。

効果が現れるまでの期間

基本的にビフロキシンのようなビタミン薬はニキビ治療に対して抗生物質のように即効性があるものではありません。多くは2週間から1か月以上飲み続けることで皮脂が減少し、しだいにニキビが減ってきたと実感できるはずです。

注意が必要なケース

ビフロキシンは特に飲み合わせが悪いお薬はありません。ビタミンB6がパーキンソン病の薬(レボドパ)の作用を弱める可能性がありますが、安全なお薬なのでほとんどの場合は心配する必要はありません。

購入方法

薬剤師が薬を処方する画像 ビフロキシンはニキビや脂漏性皮膚炎などの治療の場合は、皮膚科を受診して処方箋をもらい、その後に薬局で購入します。薬価は1錠あたり5.8円です。保険適応です。

ニキビ治療の場合は、フラビタン(ビタミンB2薬)、ハイボン(ビタミンB2薬)、ピドキサール(ビタミンB6)などのビフロキシンとは違うビタミン薬が処方されることがあるかもしれません。

ビタミンの配合量

ビフロキシン配合錠のビタミンの配合量は、1錠あたり、ビタミンB2(リボフラビン)が5mg、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)が10mgです。

このお薬のビタミンB2は、酵素型や誘導体ではなく、一般的なリボフラビンという形で配合されています。また、ビタミンB6は、ピリドキシンの安定性を高めたピリドキシン塩酸塩という一般的な形で配合されています。

簡単にいうと、ビフロキシン錠には一般的な食品やサプリメントなどに含まれるビタミンB2やB6が含まれています。

ビフロキシンの副作用

女性看護師の写真 ビフロキシン配合錠の副作用はほとんどありません。主成分のビタミンB2やB6には水溶性ビタミンであり、過剰に摂取しても深刻な副作用はないです。

ただし、まれに腹痛、下痢、吐き気などが現れることがあるようです。また、ビタミンB6は1日に200mg以上摂取すると、神経痛を起こす可能性があるとされます。

ビフロキシンを通常通りに服用すれば、そういった副作用の心配はないと思います。