チョコラBBの効果「ニキビ肌荒れ」改善ビタミンの効能と添加物の役割

チョコラBBの画像 チョコラBBとは、医薬品メーカーのエーザイから販売されている、にきび肌荒れ、口内炎などの改善を目的とした内服薬(飲み薬)です。

肌代謝に不可欠なビタミンB群を配合し、健康的な肌作りをサポートすることで、ニキビの予防や改善を促します。

今回は、チョコラBBのニキビへの効果と、有効成分や添加物の働きなどを詳しく解説していきます。

チョコラBBの全成分

リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)

配合量2錠中38mg

ビタミンB2は、ビタミンB群に属する水溶性ビタミンです。糖質、たんぱく質、脂質などの代謝を促す働きや、細胞の再生、発育、過酸化脂質の分解、粘膜の保護などの働きがあり、人間の成長には欠かせないビタミンです。

不足するとニキビ、口内炎、肌荒れ、脂漏性湿疹などをまねくことがあります。

健康な肌を維持するために重要な働きをしているため、皮膚科におけるニキビ治療においてもビタミンB2製剤を積極的に処方する医師は多いです。

ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

配合量2錠中50mg

ビタミンB6は、皮膚炎を予防することから発見されたビタミンB群に属する水溶性ビタミンです。

たんぱく質の代謝の主役で、たんぱく質をアミノ酸に分解されて再び身体に必要なたんぱく質に再合成される過程にビタミンB6は重要な働きをします。

健康的な肌や髪、爪を作り、成長を促します。不足すると、湿疹(皮膚炎)、オイリー肌、ニキビ、口内炎、アレルギーの悪化などをまねくことがあります。

チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩)

配合量2錠中20mg

ビタミンB1は、糖質の代謝に関与する水溶性ビタミンです。ビタミンB群に属します。糖質が分解されてエネルギーに変換されるときに酵素が必要ですが、この酵素の働きを補酵素としてサポートするのがビタミンB1です。

ビタミンB1が不足すると、糖分が分解できずに疲労がたまったり、身体のバランス、代謝機能を乱してしまうようになります。

ニコチン酸アミド

配合量2錠中40mg

糖質、たんぱく質、脂質の代謝に関与する水溶性ビタミンです。ビタミンB群に属します。ニコチン酸が不足するとニキビや皮膚炎、免疫異常、性ホルモンやインスリン分泌の異常などをまねきます。

パントテン酸カルシウム

配合量2錠中20mg

パントテン酸は、ビタミンB群に属する水溶性ビタミンです。糖質、脂質、たんぱく質の代謝をサポートする働きがあります。不足すると、免疫低下、肌荒れをまねくようになります。

いろいろな食品に幅広く含まれていますので、極端な食事制限をしなければ不足することはありませんが、過度の飲酒や極端なダイエット中の人は不足しやすい傾向があります。

その他の添加物

  • タルク・・・錠剤において賦形剤(一定の量にするための調整剤)や滑沢剤として使用。
  • 炭酸Ca・・・錠剤において基剤、賦形剤(一定の量にするための調整剤)としての役割。
  • トウモロコシデンプン・・・賦形剤(一定の量にするための調整剤)。
  • ヒドロキシプロピルセルロース・・・セルロースの誘導体。医薬品錠剤において結合剤やコーティング剤として使用。
  • D-マンニトール・・・甘味料。錠剤に甘さを引き出すために使用。
  • アラビアゴム・・・錠剤のコーティング剤として使用。
  • カルナウバロウ・・・錠剤のコーティング剤として使用。
  • 酸化チタン・・・錠剤のコーティング剤として使用。
  • 三二酸化鉄・・・着色剤・色素添加物として使用。
  • ステアリン酸・・・飽和脂肪酸の一つ。医薬品錠剤において滑沢剤として使用。
  • ステアリン酸Mg・・・ステアリン酸(飽和脂肪酸の一つ)のマグネシウム塩。医薬品錠剤において滑沢剤として使用。
  • セラック・・・医薬品錠剤のコーティング剤として使用。
  • セルロース・・・医薬品錠剤において結合剤・コーティング剤として使用。
  • 二酸化ケイ素(シリカ)・・・錠剤のコーティング剤として使用。
  • 白糖・・・賦形剤(錠剤を一定の量にするための調整剤)、結合剤、甘味剤として使用。
  • ヒプロメロース・・・錠剤の結合剤、コーティング剤として使用。
  • プルラン・・・天然の多糖類。結合剤やコーティング剤として使用。
  • ポビドン・・・賦形剤(錠剤を一定の量にするための調整剤)や結合剤として使用。
  • マクロゴール・・・滑沢剤として配合。
  • リン酸水素Ca・・・カルシウム。賦形剤(錠剤を一定の量にするための調整剤)や結合剤として使用。

上記の添加物は基本的に錠剤の形状を安定させたり、飲みやすくするために添加されるもので、それらの添加物そのものはニキビや肌荒れに効果はありません。

チョコラBBがニキビ改善効果がある理由

皮脂分泌を抑制する

ビタミンB2やビタミンB6といったビタミンB群は、脂質の代謝に関与し、皮脂分泌を抑制する働きがあります。そういったビタミンが不足すると脂っぽい肌になり、特に皮脂分泌が多い鼻周辺の皮脂汚れや皮膚の赤み(脂漏性湿疹)が悪化することもあります。

チョコラBBは、その2種類のビタミンを中心としたお薬であり、皮脂の抑制と、皮脂の質の改善をもたらします。

ターンオーバーを整える

ターンオーバーが乱れると、角質肥厚を起こして毛穴が塞がりやすくなります。チョコラBBに配合される、ビタミンB2やビタミンB6といったB群は、補酵素として肌代謝に重要な働きをしており、皮膚の新陳代謝を正常化する作用があります。

ターンオーバーが正常化されることで毛穴の皮膚が厚くなって詰まってしまうという現象が抑えられます。

メラニン色素の生成を抑制する

ニキビが発生すると、そのダメージから肌を保護するためにメラノサイトが活性化してメラニン色素がたくさん作られ、その結果、色素沈着を起こすようになります。

このときに、ビタミンB群が十分に皮膚に存在していると、ニキビ跡のシミ・色素沈着を劇的に予防できることがわかっています。

特にビタミンB2、B6、ニコチン酸アミド(ナイアシン)が重要だとされ、その効果はビタミンC以上のメラニン生成予防効果があるといわれています。

飲み方について

薬を飲む画像 チョコラBBの飲み方は、1回1錠を朝と夜の2回服用します。合計1日2錠です。

一度に2錠飲んでも問題ないですが、体内に貯めておけない水溶性ビタミンが中心のお薬なので、2回に分けて飲んだほうがいいです。

肌のターンオーバーが28~42日周期なので、そのくらいの期間は服用を続けてみて下さい。

副作用

チョコラBBは基本的にビタミン剤なので副作用の心配はほとんどありません。用法用量を守れば、副作用は起きることはないと思います。

また、ほかのお薬との飲み合わせの問題がないので、服用中のお薬を気にすることなく使用できます。

妊娠中にも使用できる

チョコラBBはビタミン剤なので、妊娠中や授乳中などにおいても使用できます。

購入について

チョコラBBは一般的なドラッグストアで購入できます。人気のお薬なので、たいていのドラッグストアには取り扱っていると思います。

また、Amazonなどの通販などでも購入できます。
【Amazon】チョコラBBプラス 250錠

チョコラBBの評判と口コミ

製品の口コミ、評判をAmazonや楽天から要約してまとめました。

ポジティブな評判

  • 元から肌荒れが起こりやすい体質ですが、チョコラBBのお陰か発生がやや落ち着いてきた印象です。
  • チョコラBBを飲み続けて1ヶ月たってニキビ肌荒れが劇的によくなってきた。鼻の周りの赤みが減った。
  • ストレスから顔中がニキビだらけになってしまったけど、チョコラBBを飲むようになってニキビがほとんどなくなった。
  • にきびや口内炎にもよく効くけど、何より疲れにくくなった。
  • 1錠あたりの価格がほかの製品と比べて安い。

ネガティブな評判

  • 2ヶ月ほどチョコラBBを飲んでいるけど、効いているのかどうかわからない。
  • おしっこが黄色くなる。(※尿が黄色くなるのはビタミンB2によるものです)。
  • 錠剤がオレンジ色で添加物が多そうなイメージ。