ウコンに含まれるクルクミンは肝臓の機能を高めてくれる成分として注目されています。
特にお酒を飲む人では、肝臓の負担を緩和するためにウコン飲料(例えばウコンの力)や、ウコンサプリなどを積極的に摂取している人も多いようです。
そのクルクミンは、肝機能を高める他にも「ブレインフーズ(brain foods)」として脳の機能を高める働きもあり、脳を活性化して老化防止に貢献します。
肝機能や脳に対して良い効果をもたらすクルクミンですが、一方で過剰摂取や食べ合わせによって頭痛を引き起こしたり、また、下痢などの消化器系の副作用が現れる問題があります。
クルクミンとは?
クルクミンとは、ショウガ科の熱帯性植物であるウコン(ターメリック)の黄色の色素成分で、ポリフェノールの一種です。
クルクミンはウコンの根茎に存在し、クルクミンを含むそのほかの類縁体を総称して「クルクミノイド」と言われることもあります。
クルクミンには肝機能や脳機能を向上させる働きや、血流促進作用、抗炎症作用、抗酸化作用、抗ガン作用などがあります。なお、抗炎症作用においては医薬品に匹敵するくらいの作用があるといわれています。
ちなみに、クルクミンを主成分としたウコンは、漢方薬、食品、民間傷薬など古来から長く利用されています。
クルクミンの主な効果
クルクミンには肝臓の機能を高める効果があり、アルコールの解毒を助けてくれます。また、胆汁の分泌を促進して消化を助けます。
他にも、強い抗炎症作用や抗酸化作用、抗ガン作用があります。そして、脳を活性化させ、さらに脳細胞が死滅するのを防ぐ働きがあります。そのことから「ブレインフーズ(脳に良い食品)」といわれています。
クルクミンが多く含まれる成分
クルクミンはウコンに多く含まれますが、日本人が良く食べる料理ではカレーに多く含まれます。カレーのスパイスとしてウコンが含まれるためで、カレーを食べるとクルクミンを摂取していることになります。
ウコンって日本人にとってわりと身近な存在だったりします。
クルクミンは吸収率が悪い
様々な効果が認められているウコン。その主成分のクルクミンですが、そのクルクミンをたくさん摂取しても吸収率が悪い欠点があります。
たくさん食べたところで、ほとんどが吸収されません。カレーライスを何杯おかわりしても吸収されにくいのです。
そのため、普通に食べているとクルクミンの効能を十分に発揮することは難しいのですが、実はクルクミンの吸収を劇的に高めてくれる成分があります。ウコンはそういった成分と一緒に摂取することがポイントになってきます。
クルクミンの吸収を高めるレシチン(卵黄レシチン、大豆レシチン)
クルクミンは卵や大豆に含まれるレシチンと一緒に摂取すると、吸収率が劇的に高くなります。効果を数値化して言えば、クルクミンと同時に卵黄レシチンや大豆レシチンを食べることで吸収率が300倍にもなるといわれています。
脳機能や肝機能を高めたいのなら、カレーライスやサプリメントのウコンを摂取するときに、卵焼きや目玉焼きなどの卵料理や、豆腐、納豆、きな粉、豆乳などの大豆食品を積極的に食べるとより効果的です。
ブロメラインもクルクミンの吸収を高める
また、生のパイナップルの果実に含まれているブロメラインというタンパク質分解酵素もクルクミンの吸収を高めてくれます。
ちなみに、パイナップルを食べていると、舌がヒリヒリするようになりますが、その現象もブロメラインというたんぱく質分解酵素によるものです。ブロメラインが粘膜を刺激することで口の中がヒリヒリしたりします。
吸収が高くなると逆に問題も出てくる
ウコンは普通に食べると、吸収が悪く、有効な栄養素として体内で利用されにくい欠点がありますが、レシチンやブロメラインと組み合わせることでウコンの効能を実感することができます。
ところが、ウコンの吸収率が高くなると、いろいろな副作用が現れる可能性があります。
クルクミンの過剰摂取の副作用や危険性は?
頭痛を引き起こすことも多い
クルクミンの過剰摂取によって頭痛が現れることがあります。脳機能を向上させるクルクミンが脳に対して強く影響を及ぼすことで、かえって頭痛が現れるようです。
脳への血流が一気に増えると頭痛が起こるのはどんな人にも共通していますが、脳の血流を促す働きがあるウコンでもそういった作用があるかもしれません。
消化器系が活発になって下痢や腹痛になることも
クルクミンの過剰摂取によって下痢、腹痛、吐き気などの副作用が現れることがあります。
クルクミンは内臓機能を高める作用があるため、過剰摂取によって消化器系に影響がでることがあるようです。
特に、消化器系が弱い人、胃腸が弱い人はウコンの摂取によって下痢しやすいようです。そもそもウコンはカレー粉のスパイスとしても用いられる刺激物なので、胃腸が弱い人であれば下痢を起こしやすいといえます。
アレルギーが原因になることもある
なお、ウコンに対するアレルギーが原因で下痢を起こすケースもあるようです。蕁麻疹のような即時型のアレルギーだけではなく、遅延型フードアレルギーの場合においても下痢を起こすケースがあります。
通常は大丈夫だけどレシチンなどと同時に摂取する場合は注意
クルクミンは通常は吸収が悪い成分ですので、あまり人体に強い影響を与えません。ところが、卵黄レシチンや大豆レシチンなどと同時に摂取することで吸収率が300倍にもアップします。
クルクミンの吸収が向上して脳や内蔵機能に良い効果が得られるということは、それだけ副作用のリスクも現れやすいといえます。
そのため、とりすぎには注意して下さい。ウコンのサプリメントなどにおいても卵料理や大豆食品との組み合わせには注意して下さい。
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