ウコンで下痢や頭痛。クルクミン吸収300倍の卵黄・大豆レシチンの問題

ウコンの画像 ウコンに含まれるクルクミンは肝臓の機能を高めてくれる成分として注目されています。

特にお酒を飲む人では、肝臓の負担を緩和するためにクルクミンが多く含まれるウコンを積極的に摂取している人も多いようです。

そのクルクミンは、肝機能を高める他にも、「ブレインフーズ」として脳の機能を高める働きもあります。脳を活性化して老化防止に貢献します。

肝機能や脳に対して良い効果をもたらすクルクミンですが、過剰摂取や食べ合わせによって下痢や頭痛などの副作用が現れる問題があります。

クルクミンとは?

ウコンの画像 クルクミンとは、ショウガ科の熱帯性植物であるウコン(ターメリック)の黄色の色素成分で、ポリフェノールの一種です。

クルクミンはウコンの根茎に存在し、クルクミンを含むそのほかの類縁体を総称して「クルクミノイド」と言われることもあります。

クルクミンには肝機能や脳機能を向上させる働きや、抗炎症作用、抗酸化作用、抗ガン作用などがあります。抗炎症作用においては医薬品に匹敵するくらいの作用があるといわれています。

クルクミンを主成分としたウコンは、漢方薬、食品、民間傷薬など古来から長く利用されています。

クルクミンの主な効果

胃腸のイラスト クルクミンには肝臓の機能を高める効果があり、アルコールの解毒を助けてくれます。また、胆汁の分泌を促進して消化を助けます。

他にも、強い抗炎症作用や抗酸化作用、抗ガン作用があります。そして、脳を活性化させ、さらに脳細胞が死滅するのを防ぐ働きがあります。そのことから「ブレインフーズ(脳に良い食品)」といわれています。

クルクミンが多く含まれる成分

カレー クルクミンはウコンに多く含まれますが、日本人が良く食べる料理ではカレーに多く含まれます。カレーのスパイスにウコンが含まれるためで、カレーを食べるとクルクミンを摂取していることになります。

クルクミンは吸収率が悪い

女性看護師の写真 様々な効果が認められているクルクミンですが、そのクルクミンをたくさん摂取しても吸収率が悪い欠点があります。

普通に摂取してもほとんどが吸収されません。そこでクルクミンの吸収を高めてくれる成分と一緒に摂取することがポイントになってきます。

クルクミンの吸収率を高める成分

レシチン(卵黄レシチン、大豆レシチン)

大豆 クルクミンは卵や大豆に含まれるレシチンと一緒に摂取すると、吸収率が劇的に高くなります。クルクミンと同時に卵黄レシチンや大豆レシチンを食べることで吸収率が300倍にもなるといわれています。

カレーライスやサプリメントのウコンを摂取するときは、卵焼きや目玉焼きなどの卵料理や、豆腐、納豆、きな粉、豆乳などの大豆食品を積極的に食べることでクルクミンに吸収が良くなります。

ブロメライン

生のパイナップルの果実に含まれているブロメラインというタンパク質分解酵素がクルクミンの吸収を高めてくれます。ちなみに、パイナップルを食べていると、舌がヒリヒリするようになりますが、その現象もブロメラインというたんぱく質分解酵素によるものです。ブロメラインが粘膜を刺激することで口の中がヒリヒリしたりします。

クルクミンの過剰摂取の副作用や危険性は?

女性看護師の写真 クルクミンの過剰摂取によって下痢、腹痛、吐き気などの副作用が現れることがあります。クルクミンは内臓機能を高める作用があるため、過剰摂取によって消化器系に影響がでることがあるようです。

また、クルクミンの過剰摂取によって頭痛が現れることもあります。脳機能の向上させるクルクミンが脳に対して強く影響を及ぼすことで、かえって頭痛が現れることがあるようです。

クルクミンは通常は吸収が悪い成分で、あまり人体に強い影響を与えません。ところが、卵黄レシチンや大豆レシチンなどと同時に摂取することで吸収率が300倍にもアップします。

クルクミンの吸収が向上して脳や内蔵機能に良い効果が得られるということは、それだけ副作用のリスクも現れやすいといえます。そのため、とりすぎには注意して下さい。ウコンのサプリメントなどにおいても卵料理や大豆食品との組み合わせには注意して下さい。