医師にニキビ肌を診られるのが恥ずかしいと思う必要はない!

男性ホルモンなどの性ホルモンの分泌が高くなる思春期ごろから増えるニキビ。ニキビが顔に多発してしまうと、精神的にネガティブになってしまいがちです。

特に女性の場合は顔じゅうのニキビ・ブツブツ悩み、他人に見られたくないと思う人は少なくありません。男性もそうだと思いますが・・・。

そういった考え方により、皮膚科医や看護師にさえも顔を見せたくないという人は多いみたいです。そんな人は治療が遅れてニキビがひどく悪化してしまうことも考えられます。

今回は、そんな人に元看護師から少しだけアドバイス!

皮膚科医や看護師は多くのニキビ患者を診ています

にきび治療 多感な時期ではニキビ肌を皮膚科医にさえも見せたくない思う人は男女問わず少なくないといいます。

ですが、皮膚科医や看護師からいえば、多くのニキビ患者の肌を診てきており、重症化したにきびよりも深刻な皮膚疾患も数多く診ています。

患者さんが「恥ずかしい」と思うほど、皮膚科で勤める者は意識していないものです。

そして、腫れが強いニキビが多発した場合、治療が遅れるとニキビ痕がクレーターとなって改善が難しくなるケースがあります。

近年はニキビに有効な治療方法も豊富に確立しており、皮膚科で治療をすれば早くキレイに治りやすい時代になってきていますので、「恥ずかしい」という考えを捨てて思い切って皮膚科を受診してみて下さい!

そもそもニキビは特殊な症状ではなく、若い時期ならほとんどの人が経験するものですので、患者側が恥ずかしいと思う必要はありません。

恥ずかしい場合はマスクを活用

「ニキビ肌が恥ずかしい」、「お医者さんにも見られたくない」

そんな場合は、マスクを活用して病院を受診してみて下しさい。現在では花粉症だけではなく、顔を隠すためにマスクをする人(だてマスク)がいるように、わりとマスクをすることが一般的になっているので不自然なことじゃないです。

頬やアゴなどのニキビであれば、マスクで完全にカバーできるはずです。

額やこめかみのニキビは髪の毛で隠したりする

おでこやこめかみにあるニキビが恥ずかしいのなら、髪の毛で隠してみて皮膚科を受診してみて下さい。

ニキビは刺激で悪化するので、例え髪の毛の刺激でも避けないといけませんが、少しくらいなら問題なし!

何度も皮膚科を受診すれば、気持ちも和らいで、コンプレックスも落ち着き、肌を隠すようなこともなくなったりするものです。

お化粧をして皮膚科に受診するのもOK!

ニキビが見られるのが恥ずかしい場合、お化粧でしっかりカバーして皮膚科を受診しても問題ありません。

ファンデを使っていれば症状がわかりにくいようにも思えますが、皮膚科医から見ればファンデーションでしっかりカバーしていても、ある程度にきびの炎症や腫れの進行度合いはわかるものです。

もちろん、お化粧を落とすことなく(素顔を見せることもなく)、ニキビのお薬(塗り薬・飲み薬)を処方してもらうことも可能です。そうやってお化粧したまま来院する女性は多いものです。

ただし、美容クリニックなどでケミカルピーリング、IPL治療(光治療)、レーザー治療などを受ける場合は施術前にお化粧を落とす必要があります。理由は、お化粧していると治療効果が得られないためです。

男性でもお化粧して皮膚科を受診してもOK!

男性でもニキビ肌が見られるのが恥ずかしいという人は少なくありません。そういった男性はお化粧をして皮膚科を受診しても問題ありません。

筆者の経験上、お化粧をして来院される男性はわりと多くいらっしゃいました。

一般に男性はお化粧をするものではないという認識が社会一般にありますが、ニキビや肌荒れをカバーするためなら特に気にする必要はありません。

男性芸能人でもTV出演の際はお化粧は当然ですし、ニキビやシミ、ホクロをカバーするためにコンシーラーを使うこと多いといいます。

女性から見ても、普段からお化粧している男性は嫌だけど、肌荒れを隠すためなら問題ないと思うはずです。(私自身もそう思います)。

女性のニキビ患者の場合、女性医師の皮膚科を探してみる

女性の場合、男性の医師よりも、女性の皮膚科医であればニキビ肌をさらすことに対して抵抗感は少ないかもしれません。皮膚科・美容クリニックでは、比較的に女性医師の割合は高く、増加傾向にあるといいます。

ネットなどで調べて女性医師の皮膚科を探してみましょう。探すと、意外と近くに病院が見つかったりするものです。女性医師の病院は「女性がやってる感」を出してるところも多かったりします。例えば、「山田花子皮膚科」みたいな感じです。

そして、近年では医療業界全体において男性看護師も増えていますが、皮膚科においては看護師というと女性スタッフがほとんどです。医師も含めて女性だけのクリニックも少なくありません。

ニキビ患者さんは学生時代の精神的な問題を抱えてることが多い

周りから自分のニキビ肌を見られたくない。そういったニキビ患者さんは、学生時代の精神的な問題を引きずっていることがよくあります。

「中学生から高校生の時にニキビが原因で嫌な思いをした」、「肌が汚いと悪口を言われた」、「ニキビが原因でいじめにあった」・・・。

そういったことがトラウマとなって、大人になってからもその影響を引きずっているケースがあります。思春期のような多感な時期に、「肌が汚い」「ちゃんと顔洗ってるの?」などと心ないことを言われたりすれば、傷ついてしまうのは当たり前のことです。

学生時代にニキビに悩み、さらに人間関係もうまくいってないと、その時にニキビへの悩みがとても大きなものになったりもするでしょう。

そういった人は、「人前でニキビ肌をさらす」ということがとても難しいものになっているケースがあるようです。

それと同じように、皮膚科においてもお医者さんや看護師さんたちに診られることが周りから「バカにされてる」というように感じ、いじめのように感じてしまっているのかもしれません。

人間は思い込んだり、のめり込んだりするものですが、いつかはそういったネガティブ思考を変えなければいけません。

肌が荒れてるからと人から遠ざかるような行動をとれば、いずれひきこもりになってしまいます。実際にそういう人は多く、一度引きこもってしまい、それがダラダラと長く続き、いつの間にかそれが5年、10年と続いてしまったというケースも少なくないようです。

そういったことにならないために、思い切って皮膚科を受診してみて下さい。繰り返しになりますが、皮膚科医や看護師は、いろいろな患者さんのニキビ肌を日常的に診ています。

そして重度ニキビよりもひどい皮膚病を日常的に見ていたりします。男性も女性でもです。そのため、例え顔じゅうに大きなニキビがあったり、背中いっぱいにニキビができていたとしてもココで働いている人たちは何とも思いません。

堂々としてたらなんてこっちゃないものなので、恥ずかしがらずに一度皮膚科を受診してみて下さい。一度、皮膚科に来てみると、「なんで今まで一人で悩んでたんだろう?」と思うはずですよ。