脱毛やムダ毛処理後のブツブツ「毛嚢炎(毛包炎)」の対処法

ムダ毛処理後の毛嚢炎の画像 カミソリや毛抜きなどでムダ毛処理をしていると、体毛処理後の皮膚がニキビのように赤くブツブツした状態になってしまうことがあります。また、レーザー脱毛後においてもニキビのように赤くブツブツの炎症が起きるケースがあります。

これは「毛嚢炎(もうのうえん)」または「毛包炎(もうほうえん)」といわれるニキビとは異なる症状で、細菌感染によって引き起こされるものです。

毛嚢炎・毛包炎とは?

ムダ毛処理後の毛嚢炎の画像 毛嚢炎(毛包炎)は、毛穴の内部(毛包)の壁が何らかの原因によって傷つき、そこから表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌が侵入して炎症を引き起こす皮膚感染症です。

赤くて小さな膿をもったブツブツが発生します。深い部分で炎症を起こしてそれが悪化すると化膿して、「おでき(せつ)」といわれる状態になることがあります。

毛嚢炎はニキビのように見えますがにきびとは区別します。毛包炎のかゆみは基本的にはありません。あっても軽度です。悪化すると痛みを伴うことがあります。

発生原因は?

カミソリと毛抜きによる毛嚢炎発生仕組み 毛嚢炎は主に、カミソリや毛抜き、レーザー脱毛などによって毛穴内部がダメージを受けることによって引き起こされることが多いです。

また、ステロイド外用薬を使用している場合、使用している部位の免疫が抑えらることで免疫低下をまねき、感染症を起こしやすくなります。その結果、毛嚢炎にかかりやすくなります。

毛嚢炎はどんな体質の人に起きやすい?

肌が乾燥している

皮膚が乾燥していると肌のバリア機能が低下して感染症を起こしやすくなります。ムダ毛処理を行う場合はしっかりと保湿して行ってください。

甘い食べ物の摂取が多い人

甘い食べ物の画像 砂糖が多く含まれるような甘いスイーツ、お菓子などの摂取が多い人ほど、肌トラブルが起きやすいことがわかっています。これは、糖分の過剰摂取が免疫バランスを乱す要因になるためです。

また、甘い食べ物の過剰摂取は腸内カンジダ症をまねく要因になります。ムダ毛処理による毛嚢炎に悩む人は、お菓子の摂取を減らしてバランスの良い食事をこころがけましょう。

ストレスが多い

ストレスをかかえる画像 ストレスを溜めやすい人は免疫バランスが乱れている可能性があります。ストレスが長期的になると身体の生理機能を著しく低下させ、免疫低下をまねき、肌荒れを起こしやすくなります。

病気の影響も考えられる

毛嚢炎は細菌感染によるものなので、病気などで免疫が低下している人に発症しやすく、治りにくいとされます。例えば、糖尿病やHIV感染者、エイズ患者の場合にも免疫異常によってムダ毛処理後に毛嚢炎になりやすいです。悪化して化膿してしまう可能性も高くなります。

毛嚢炎の対処法

女性看護師の写真 毛嚢炎の治療は、症状が小さければ特に何も治療しなくても数日ほどで治ることが多いです。ニキビのようにニキビの芯(角栓)が毛穴に詰まっているのではなく、単に一時的な細菌感染による膿が発現するだけなので、何もしなくてもわりと早く治ることがほとんどです。

シミや色素沈着もあまり心配しなくて良いでしょう。ただし、まれに症状が悪化して化膿したりすることがあります。この場合は、抗生物質(細菌の増加を抑える薬)が入った塗り薬が理想です。

病院ではアクアチムクリームやゼビアックスローション、ダラシンTゲル(クリンダマイシン)、ゲンタシン軟膏などが処方されます。また、抗生物質と共にステロイドが配合された、リンデロンVG軟膏(ローション)や、デルモゾールG軟膏などが処方されることもあります。

市販薬ではフルコートFなどが毛包炎に良く効きます。
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フルコートFは、症状が大きい小さいに関わらず使用して問題ありませんが、ステロイドには長期使用による副作用があることを覚えておきましょう。数日の使用なら副作用の心配はいりません。

また、毛嚢炎が悪化したら医師に診てもらっても良いと思います。病院では(リンデロンVG)というステロイドと抗生剤が入った塗り薬が処方されたり、症状がひどければ飲み薬が処方されたりします。

毛嚢炎を予防するには?

体調を整える

女性にとってムダ毛処理というのは日常的に行うスキンケアの一つです。体毛処理するたびにトラブルを起こしてしまっては日に日に肌が汚くなってしまいます。

そのため、肌トラブルを起こさないために、バランスの良い食事、ストレスをためない、運動をする、睡眠を十分にとる、などの理想的な生活を送り、細菌感染に負けない強い肌を維持するようにしましょう。

ムダ毛処理する場合は皮膚を温めてから行う

女性の身体の写真 ムダ毛処理をする前にぬるま湯で皮膚を温めることで毛嚢炎を抑制できます。皮膚の水分量が高くなることで皮膚が損傷しにくくなり、さらに毛が柔らかくなることでムダ毛を処理しやすくなります。シャワーを使って温めるのもOKです。

ムダ毛処理前に保護クリームを塗る

脚のカミソリ カミソリなどで体毛処理する前には保護クリームを塗ってから行うと皮膚へのダメージを抑制できます。保湿液で皮膚を保護し、皮膚の水分量を高めてあげると、肌への負担が少なくなります。

体毛処理後はシャワーなどを使って皮膚を冷やす

体毛処理後は冷水で皮膚を冷やすことで毛穴を引き締める効果や、皮膚の炎症を抑えることができます。冷やす行為そのものが消炎効果をもたらします。ヤケドをした後に皮膚を冷やすのと同じ理論です。

ムダ毛処理後は保湿する

ムダ毛処理後には必ず化粧水などで保湿しましょう。消炎作用が含まれた化粧品などを使用することで毛嚢炎は抑えられます。特に抗菌作用をうたっていないものでも、化粧水には肌を清潔にする働きがあります。

カミソリ使用の場合、深剃り、逆剃りはしない

脚のムダ毛処理 カミソリなどを使用する場合、深剃りすることで毛穴はより強くダメージを受けるようになります。また、毛の流れと逆に剃る「逆剃り」は特に毛穴に対して負担が大きくなります。一般にムダ毛処理は毛の流れにそって優しく剃るのが基本です。

毛抜きは控える

毛抜き 毛を抜く脱毛法は最も毛嚢炎を起こしやすくなります。体毛は皮膚と一体となって存在しますが、毛を無理やり抜いてしまうのは皮膚を直接傷つけているようなものです。

一見では上手に抜けてキレイになったように見えても、毛穴内部では軽い出血を起こしていることがほとんどです。それを繰り返すと色素沈着(しみ)をまねくことがあります。

そして傷ついた毛包からブドウ球菌などの細菌が侵入すれば毛嚢炎といった炎症を引き起こす可能性があります。毛抜きは皮膚の深い部分が損傷するので、毛嚢炎が強く炎症を起こしておでき(せつ)へと発展することがあります。