ワックス脱毛の危険性、日本人は毛嚢炎や色素沈着を起こしやすい!

脚のワックス脱毛 肌の露出が増える季節になると気になるわき、腕、脚などのムダ毛。そのムダ毛を処理する方法には、カミソリや電気シェーバー、毛抜きなどの方法が一般的ですが、その他にも「ワックス脱毛」という方法があります。

ワックス脱毛は、温めたワックスを皮膚に塗り、冷えて固まった剥がすという一時的な脱毛法で、一度に広範囲の脱毛ができることが長所の一つです。ただし、やはり肌に貼って剥がし取るという脱毛方法は皮膚に対する負担が大きくなる欠点もあります。

ワックスを使った脱毛について

ワックス脱毛のメリット

  • ピンセットを使用した毛抜きと違い、ワックス脱毛は一度に広範囲の体毛を処理できる。
  • 毛抜きよりも短時間で体毛処理できる。
  • ワックスの成分(パラフィンやミツロウなど)が保湿効果となり、脱毛テープと比較すると肌への負担が少ない。
  • 皮膚が温められるため、脱毛テープと比較するとワックス脱毛は皮膚への負担が少ない。

ワックス脱毛のデメリット

  • ワックス脱毛は皮膚に貼って剥がし取るといった脱毛法であるため、肌全体への負担が大きい。
  • そもそも「抜く」という脱毛法は、毛膿炎(赤いニキビに似たブツブツ)を引き起こす可能性がある。
  • ワックス脱毛をやりすぎると皮膚が鳥肌状になってしまうことがある。
  • 繰り返してワックス脱毛を使うと、毛穴の黒ずみ、しみ、色素沈着をまねくことがある。
  • 埋没毛(毛が皮膚の中に埋もれてしまう状態)を引き起こすことがある。

ワックス脱毛で引き起こされる肌トラブルとは?

毛膿炎(毛包炎・毛嚢炎)

ムダ毛処理後の毛嚢炎の画像 毛膿炎(毛嚢炎:もうのうえん)とは、毛包(毛穴の内部)が損傷することでそこからばい菌(黄色ブドウ球菌)が入り込み、赤いブツブツした皮膚炎が引き起こされる感染症の一つです。他にも、毛包炎(もうほうえん)などともよばれたりします。本来、皮膚と体毛はつながっており、それを無理やり抜いてしまうと毛穴は大きなダメージを与えることになりますが、ダメージを受けた毛穴内部からブドウ球菌が侵入して炎症を起こしたのが毛膿炎です。

毛膿炎は見た目ではニキビのような症状ですが、にきびのような芯や皮脂汚れなどがないため、炎症は数日経てば治まることがほとんどです。多くの場合では色素沈着なども起こさずに綺麗に治ります。ただし、体調や体質などによっては炎症が長引いて化膿したり、炎症後色素沈着がひどく残ってしまうことがあります。

埋没毛

埋没毛 埋没毛(まいぼつもう)とは、毛を抜いたときに毛が毛根部で切れて、毛穴の中で渦巻き状に伸長した毛がそのまま皮膚に埋もれてしまう状態をいいます。見た目を気にしなければ、そのままにしておいても問題ありません。ターンオーバーが乱れることで毛が埋もれてしまうこともあります。

鳥肌状のブツブツ

ワックス脱毛のような抜く脱毛を繰り返していると、皮膚が鳥肌状のブツブツになってしまうことがあります。これは、本来は皮膚とつながっている体毛を無理に抜くことで、皮膚も一緒に引っ張られたまま残ってしまうことが原因だと考えられています。また、皮膚が繰り返しダメージを受けることで毛穴の底の皮膚が瘢痕化し、ブツブツになってしまうことも考えられます。

メラニン性の毛穴の黒ずみ、しみ、色素沈着

毛穴の黒ずみ 皮膚はダメージを受けるとメラニン色素を作り出して防御体制に入ります。皮膚とつながっている毛を無理に抜く行為は皮膚を傷つけ、メラニン色素の生成を促しているということでもあります。メラニン色素が作られても通常はターンオーバーによってメラニンは排出されますが、角化異常によって皮膚に沈着してしまうと、毛穴の黒ずみ、シミなどの色素沈着として残ってしまうことがあります。

毛穴トラブルを起こさないワックス脱毛のポイント

  • 肌が乾燥してガサガサしているときにはワックス脱毛は使用しないようにしましょう。
  • 使用前には温水などで皮膚を温めてから行うと、トラブルを大幅に防げます。
  • ムダ毛処理後は冷水・シャワーなで皮膚を冷やしてクールダウンさせると、毛膿炎などのトラブルを大幅に軽減できます。
  • ワックス脱毛後には保湿スキンケアをしましょう。
  • 月経後(生理後)から1週間は卵胞期といわれるエストロゲンという女性ホルモンの分泌が高まる時期で、この時期には肌トラブルが起こりにくいため、ワックス脱毛のような肌に負担が大きいスキンケアは月経後1週間以内に行うのが理想です。