桂枝茯苓丸のニキビ改善効果と副作用。飲み方と使用期間の目安

桂枝茯苓丸 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)は、血行を良くする作用やホルモンバランスを整える効果がある漢方薬です。

主に女性に対して使用されることが多いのが特徴で、身体のバランスを整えることで、様々な諸症状を改善します。

そして、桂枝茯苓丸はにきび治療やシミ治療にも用いられることがあります。

今回は、その桂枝茯苓丸の効能、生薬の性質や副作用などを解説していきます。

桂枝茯苓丸の効果

  • 血行を改善して身体の熱のバランスを整える。
  • 血流を促してホルモンバランスを整えたり、新陳代謝を促す働きがある。
  • 炎症を抑制する働きがあり、ニキビや皮膚炎を改善する。

婦人科三大処方の一つ

女性に対してよく処方される漢方薬に、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」の3つがあります。

その3つは婦人科3大処方、女性3大処方などと呼ばれ、女性特有の冷え症、ホルモンバランスの乱れ、月経(生理)に関係する症状などを和らげる働きがあります。

桂枝茯苓丸は、その女性3大処方の一つで、女性に対してよく処方される漢方薬となっています。

有効な体質

桂枝茯苓丸は、比較的に体力がある体質に対して使用されます。主に女性に対して使用されます。

桂枝茯苓丸の生薬有効成分

漢方薬 漢方薬は「生薬」の組み合わせでできています。桂枝茯苓丸は以下の生薬で構成されます。

  • 桂皮(ケイヒ)・・・下熱作用、熱発散作用、胃腸強化、鎮痛作用などがある生薬です。皮膚表面の熱を発散させて炎症や腫れをしずめます。
  • 芍薬(シャクヤク)・・・血流促進効果や強壮効果がある生薬です。芍薬は特に女性向けの漢方に使用され、ホルモンバランスを整える働きがあります。
  • 茯苓(ブクリョウ)・・・利尿作用、鎮静作用などがある生薬です。消化器系の機能を改善する効果も期待できます。
  • 桃仁(トウニン)・・・排膿作用や血流改善効果がある生薬です。血液をキレイにして血の巡りを良くする働きが期待できます。
  • 牡丹皮(ボタンピ)・・・消炎作用、活血作用などがある生薬です。皮膚の炎症をとって治りを良くする働きがあります。

主成分の桂皮はシナモンでもある

桂枝茯苓丸の主成分である桂皮(けいひ)はシナモンのことです。

スーパーなどで売ってるシナモンパウダーのことで、シナモンには胃腸活性化、毛細血管の修復、コラーゲンを作る線維芽細胞の活性化などの働きがあります。

適応症状

桂枝茯苓丸は女性特有の症状、例えば冷え性、肩こり、生理不順、生理痛、更年期障害などに効きます。特に冷え性や胃腸の働きが悪い人に効きます。

他には、頭痛、めまい、肌の症状においてはニキビ、シミ、皮膚炎、しもやけ、打ち身などに効くとされます。

大人にきびに効果がある?

桂枝茯苓丸は、血流を促す効能により、ストレスや代謝低下によって発生するにきび、しみなどに効果を発揮します。

また、皮膚の熱をコントロールして炎症を抑制する働きもあります。大人のニキビや肌荒れは、肌のターンオーバーが乱れたり、ホルモンバランスが乱れることで発生することがあますが、その場合は桂枝茯苓丸が有効です。

ただし、漢方薬はにきびやシミをピンポイントで改善するものではなく、それらの発生や悪化をしないような体質に導く効果であるため、即効性は期待できないかもしれません。

また、まれに桂枝茯苓丸を飲み始めてからニキビ肌荒れが悪化したと感じる人もいます。その場合は漢方薬が身体に合ってないことも考えられます。

飲み方について

桂枝茯苓丸は、1日2~3回、食前、または食間(空腹時)に飲むのが基本です。空腹時が最も漢方薬の吸収が良くなると考えられているためですが、食後でも問題はありません。

食前に飲む場合は多くの水とともに服用します。使用初期段階に現れやすい副作用がでた場合は、量を少なくして服用することもできます。

使用期間の目安

桂枝茯苓丸は、冷え性や生理不順、月経痛などには早い効果が期待できますが、ニキビ治療においては即効性は得られないことが多いです。

そのため、にきび治療の場合は最低でも1か月以上継続する必要があります。継続によって効果があればニキビが悪化しにくい体質になっていきます。3か月以上経過しても改善が見られない場合は、漢方薬を中止しましょう。

使用上の注意点

  • 病院で桂枝茯苓丸を処方してもらう場合、病気がある人は事前に医師に伝えておきましょう。また、市販薬も含め、服用中のお薬やサプリメントなどがある場合も医師に伝えましょう。
  • 妊娠中、授乳中の服用は控えます。
  • 服用中に皮膚や体調に異常が現れたら使用中止しましょう。

購入するには?

桂枝茯苓丸は、医師の判断によって病院で処方してもらうこともできます。ただし、皮膚科医によっては漢方薬の使用に消極的な人もいます。また、桂枝茯苓丸は一般的なドラッグストアや通信販売などでも購入できます。
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桂枝茯苓丸の副作用

  • 胃の不快感、下痢、腹痛、吐き気。特に胃が弱い人で、飲み始めに起こりやすいです。
  • 皮膚のかゆみ、発疹、赤み。特に肌が敏感な人に発生しやすいです。