毛穴が開くのは皮脂中の不飽和脂肪酸が原因?「予防と解消法」

頬の開いた毛穴の画像 毛穴の開きが大きくなると、毛穴一つ一つが影になって全体的に肌がくすんだ印象になってしまいます。

また、毛穴の開きはファンデーションなどの化粧のりも悪くなります。その毛穴の開きは主に皮脂の増加と老化現象によってもたらされます。

毛穴が開く原因は?

皮脂分泌の増加による毛穴の開き

毛穴の開きと不飽和脂肪酸 毛穴が開く要因の一つが皮脂の増加です。皮脂が増加すると、それに比例して皮脂中の遊離脂肪酸という物質も増加します。遊離脂肪酸とはグリセリンとの結合がない遊離した脂肪酸で、皮膚常在菌が皮脂中の中性脂肪を分解することで産生されます。

この遊離脂肪酸は、皮膚に対して刺激性があり、ターンオーバーを乱して皮膚を厚くしてしまいます。それによって毛穴周辺の皮膚が盛り上がって毛穴がすり鉢状に変形し、毛穴が大きく開いたように見えてしまうのです。

皮脂に含まれる不飽和脂肪酸の影響で毛穴が開く?

皮脂 皮脂の中には不飽和脂肪酸という脂肪酸が含まれています。この不飽和脂肪酸は酸化しやすい性質があり、酸化して毛穴周辺の皮膚の炎症を誘発します。その影響によって毛穴が逆三角状に変形してしまうことがあるといわれています。皮脂分泌が多い人ほど毛穴が目立つのは、不飽和脂肪酸の影響が大きく関係すると考えられます。

加齢による毛穴の開き

老化 皮膚内のコラーゲンやエラスチンなどが減少すると、ハリや弾力が失われていきます。その結果、毛穴の開きをまねくことがあります。真皮のコラーゲン量は20代をピークに減少していき、加齢に伴って減少していきます。一説によると40~50代の皮膚コラーゲン量は20代の半分程度といわれています。しわ・たるみといった肌の悩みが現れるのもそのためです。

紫外線の影響による毛穴の老化

紫外線によるニキビ 慢性的に紫外線を浴びているとコラーゲンの変性が進行し、肌にハリや弾力が失われて毛穴も目立つようになります。また、紫外線は皮脂の酸化を促してターンオーバーを乱し、毛穴周辺の皮膚を厚くしてしまう要因にもなります。他にも、紫外線はメラニン色素の生成を促進させますので、毛穴の黒ずみ、シミにつながる可能性もあります。

紫外線による肌老化は年々蓄積されているといわれています。一説によると肌老化の約8割は紫外線による影響だといわれています。日常的な紫外線ケアが美肌を保持するポイントです。

肌の乾燥による毛穴の開き

帯状毛穴の画像 角質層の水分が不足してくると毛穴が目立つようになります。また、角質層の水分不足は皮脂分泌を促す原因となり、さらに毛穴開きをまねきます。毛穴の開きに悩む女性の多くは肌水分量が不足しているといわれ、しっかりと保湿することで毛穴の開きが大きく改善することが多いといわれています。

開いた毛穴の改善方法「予防法」

肌に負担をかけない洗顔を心がける

洗顔 毛穴の開きは主に皮脂に増加によってもたらされます。そのため、正しい洗顔を毎日のケアとして心がけることが重要です。たくさんのキメ細かい泡をつくり、その泡で優しく洗って毛穴汚れを落としましょう。

皮脂量が多いからといって洗浄力の強い洗顔料を使用したり、ゴシゴシ洗いをしたりすると、必要な潤いや角質層が奪われてかえって皮脂分泌が促されたり、角化が過剰に亢進してニキビが発生したりします。

洗顔後はローションパックで集中保湿

ローションパック 洗顔後に化粧水で肌を整えた後、さらにローションパックで集中的に保湿することで毛穴の開きが劇的に改善していくことがあります。コットンに化粧水を含ませて保湿パックすることで肌がふっくらしてキメが整ってきます。また、肌水分量が高くなるほど肌の再生力が高くなります。就寝前に行うのが効果的です。

毛穴の開きに悩む人は単に肌が乾燥している人が多く、そういった人に適した方法です。

グリシルグリシンが毛穴開きに効果的

グリシルグリシン グリシルグリシンとは、グリシンという保湿作用をもつアミノ酸が2つつながった成分です。グリシルグリシンは、皮膚炎を引き起こす炎症性サイトカインを抑制し、グリシン受容体に作用して皮膚内のイオンバランスを整え、ターンオーバーを整える働きがあります。

毛穴の開きはターンオーバーの乱れによって毛穴周辺の皮膚が肥厚し、それによって毛穴がすりばち状に見えてしまうことが主な原因ですが、グリシルグリシンはターンオーバーを正常化することで毛穴の開きを改善します。特に皮脂量が多い肌質の毛穴の開きに有効です。

グリシルグリシンは、一般的な化粧水成分として使用されるほかに、美容皮膚科・クリニック、エステサロンなどで毛穴治療に用いられることが多い成分です。相性が悪い成分がほとんどないため、原料粉末を化粧水に混ぜて使用することも可能です。手作りの場合は2~3%の濃度を目安にしましょう。
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水溶性ビタミンC誘導体が毛穴トラブルに効く

ビタミンC誘導体ローション 水溶性ビタミンC誘導体とは、ビタミンC(一般名:アスコルビン酸)に別の水溶性物質(主にリン酸)を結合させて誘導体という形にし、安定性と浸透性を高めた成分です。ビタミンCには皮脂抑制作用、抗酸化作用、メラニン抑制作用などがあり、皮脂の増加によってもたらされるニキビ、毛穴の開き、毛穴の黒ずみなどの毛穴トラブルに効果があります。

水溶性ビタミンC誘導体は、リン酸と結合させた「リン酸型ビタミンC誘導体」が皮膚吸収性が高いとされます。生体がリン酸との結合をほどくホスファターゼという酵素をもつためです。皮膚に塗布するとホスファターゼによってビタミンCとリン酸との結合がほどけて皮膚内でビタミンCが効果を発揮します。
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「リン酸アスコルビルMg」や「リン酸アスコルビルNa」などの「リン酸・・・」と表記してあるものを選びましょう。