頬の毛穴開き・毛穴黒ずみ汚れの原因と対処法

頬の開いた毛穴 毛穴の開きや毛穴のシミ、黒ずみは肌が荒れてる印象や老けた印象を与える原因になります。特に頬は毛穴が目立ちやすく、肌の印象を大きく左右する部分です。今回は頬の毛穴開きや黒ずみが悪化しやすい原因と、その予防法をご紹介します。

頬の毛穴開き・毛穴黒ずみの原因とは?

皮脂の増加が頬の毛穴汚れ(角栓)の原因

毛穴汚れの仕組み 皮脂が増加すると一般に毛穴汚れやニキビができやすくなります。その原因は皮脂中に含まれる遊離脂肪酸という物質が皮膚を刺激してターンオーバーを乱すためです。

遊離脂肪酸とは、グリセリンとの結合がない脂肪酸で、皮膚においてはアクネ菌などの皮膚常在菌が皮脂を分解することで作られます。遊離脂肪酸は、肌を健康的な弱酸性に保つ働きがある一方で、肌に刺激を与えてターンオーバーを乱し、角質を剥がれやすくします。剥がれた角質と皮脂が混ざって固まり、角栓を形成するようになります。角栓は「コメド」「にきびの芯」といったりします。

皮脂の増加で頬ニキビができやすくなる

ニキビ発生の仕組み 皮脂中の遊離脂肪酸による刺激によってターンオーバーが乱れると、皮膚が厚くなって毛穴がつまりやすくなります。ふさがった毛穴の内部で酸素がない環境を好むアクネ菌が増加するとニキビが発生することもあります。

一般に皮脂が増えるとニキビが増えるのは主に遊離脂肪酸による刺激でターンオーバーが過剰に進んでしまうことが原因です。

頬の毛穴の開きも皮脂増加が原因

毛穴の開きと不飽和脂肪酸 皮脂中に含まれる遊離脂肪酸は皮膚に刺激を与え、ターンオーバーを乱す性質がありますが、それによって毛穴周辺の皮膚のターンオーバーが過剰に促され、すり鉢状に変形してしまうことがあります。それが大きく毛穴が開いたように見えてしまう原因の一つです。

コラーゲン減少が頬の毛穴開きの原因

年齢を重ねるほどコラーゲンの合成力が低下していきます。40~50代になると20歳の半分近くのコラーゲン量になるといわれています。それによってハリや弾力が低下して毛穴の開きが目立ってくることがあります。

肌の乾燥によっても頬の毛穴開きが目立つ

乾燥した毛穴 肌の水分量が不足すると毛穴が目立ってくるようになります。皮脂が十分でも水分が不足して毛穴が目立っているケースは多いといいます。頬は若い時期には皮脂量は多いですが年齢を重ねるごとに乾燥しやすくなっていき、それと共に毛穴開きが目立つようになることがあります。

頬の毛穴の黒ずみは炎症が原因

毛穴の色素沈着の仕組み 皮脂中に含まれる遊離脂肪酸は時間の経過とともに炎症を誘発する働きがあります。毛穴の炎症によってメラニン色素が作られ、それがターンオーバーによって排出されずに肌に残ってしまうと毛穴の黒ずみ(色素沈着)をまねいてしまいます。

また、毛穴の炎症が慢性的になると、毛穴の出口が傷ついて毛穴の開きがさらに拡大してしまうこともあります。

頬の毛穴黒ずみ、毛穴開きは紫外線が原因

紫外線とニキビ吹き出物の関係 紫外線は真皮層にまで届いてコラーゲンやエラスチンを変性させる作用があります。慢性的に紫外線を浴びていると肌のハリが失われて毛穴開きを引き起こしやすくなります。

また、紫外線はメラニン色素の合成を促す作用があるため、毛穴の黒ずみ(しみ)を悪化させる可能性があります。紫外線は皮脂の酸化を促し、刺激性が強い過酸化脂質へと変化させますので、過酸化脂質による刺激と紫外線そのものによる刺激によって毛穴の黒ずみが発生しやすくなります。

頬はニキビ跡のクレーターが目立ちやすい

ニキビ跡のクレーター 頬はニキビ跡のクレーターが目立ちやすい傾向があります。その理由は、他の部位と比べて頬は皮膚が厚くて硬く、ゴワゴワした状態であるためです。

ニキビ跡クレーターはニキビの炎症ダメージによって真皮層のコラーゲンが硬く萎縮してしまうことが原因ですが、皮膚が厚い部分は特にコラーゲンの萎縮による皮膚の凹みが目立ちやすい傾向があります。

頬の毛穴を目立たなくさせるには?「毛穴対策」

角質をとりすぎないように優しく洗顔する

洗顔とクレンジングの画像 角質は水分保持機能や異物からの侵入を防ぐバリア機能などの役割を担っていますが、その角質が過剰な洗顔やピーリングなどによって剥がれすぎると、肌を保護するために皮脂の分泌が促されます。

皮脂の分泌が増えると、かえって毛穴が詰まる原因となったり、毛穴が開く原因となります。そのため、肌に余計なダメージを与えないように、たくさんの泡をつくって余分な汚れだけが落ちるように優しく洗顔することが基本です。(肌をこすると炎症が起きやすくなります)。

皮脂量が多くても洗浄力の強い洗顔料を使う必要はありません。無添加石けんなどの優しい洗顔剤を使って優しく洗いましょう。また、ゴシゴシ荒いは厳禁です。

洗顔後には保湿とローションパック

ローションパック 洗顔後は冷たい水で皮膚を冷やして毛穴を引き締めます。(冷やすことで炎症が抑えられます)。その後、化粧水でたっぷりと水分補給します。シンプルな化粧水で十分です。

さらに化粧水をコットンに含んでローションパックすることで肌水分量が劇的に高くなります。ローションパックを続けることでターンオーバーが改善して毛穴周辺の盛り上がりがなくなり、毛穴の開きが目立たなくなってきます。

グリシルグリシンが頬の毛穴開きに効果的

グリシルグリシンの粉末 グリシルグリシンとは肌にも含まれるグリシンというアミノ酸が2つつながった成分で、グリシン受容体に作用して肌細胞内のカルシウムイオンバランスを整え、ターンオーバーを正常化する働きや炎症性サイトカインを抑制する働きがあります。グリシルグリシンは皮脂増加によるターンオーバーの乱れで毛穴周辺の皮膚が厚くなった頬の毛穴の開きに有効です。

グリシルグリシンは毛穴治療におけるイオン導入にも利用されることも多いです。水溶性成分で相性が悪い成分がほとんどないため、一般的な化粧水に混ぜて日常的に使用することもできます。
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水溶性ビタミンC誘導体が毛穴の黒ずみ・開いた毛穴に有効

水溶性ビタミンC誘導体 頬の毛穴開きには水溶性ビタミンC誘導体が効果的です。水溶性ビタミンC誘導体とは、ビタミンCと主にリン酸を結合させて安定性と皮膚浸透性を高めた成分です。皮膚に塗布すると生体がもつホスファターゼという酵素によってリン酸との結合がほどけ、ビタミンCが肌の奥で効果を発揮します。
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ビタミンC誘導体には、皮脂抑制作用、毛穴引き締め作用、抗酸化作用、メラニン抑制作用(美白作用)などがあり、皮脂増加による毛穴の開きや、メラニン色素の沈着による毛穴の黒ずみに効果が期待できます。「リン酸アスコルビルMg(Na)」といったように「リン酸」と表記されているビタミンC誘導体がリン酸型ビタミンC誘導体です。