紫外線が毛穴開きや黒ずみの原因になる理由「UVケアのポイント」

紫外線による毛穴の開き黒ずみ 毛穴の開き、毛穴の黒ずみ、吹き出物などの原因の一つが紫外線です。紫外線は肌細胞にダメージを与えて様々な肌トラブルをもたらします。紫外線によるダメージは蓄積されるといい、肌老化の原因の大半が紫外線による影響だといわれていますので、美肌のためには日常的に紫外線を浴びないようにする必要があります。

紫外線の種類

紫外線は「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類に分けられ、それぞれ肌に及ぼす影響に違いがあります。

UV-A(紫外線A波)
UV-Aは波長が長い性質により肌に強いダメージは与えません。ただし、波長が長いため真皮層のような皮膚の深い部分にまで届いてダメージを与え、長期的には真皮層のコラーゲンやエラスチンなどの線維を変性させる作用があるとされます。UVAはシワやたるみ、毛穴の開き、毛穴の黒ずみ、毛穴のたるみなどの肌老化の原因になると考えられています。

UV-B(紫外線B波)
UV-BはUV-Aと比較すると波長は短いため深い層にまでダメージは及ばず、影響は皮膚表面に限られます。ただし、波長が短いためダメージが強く、皮膚細胞を損傷させて炎症(日焼け:サンバーン)を起こす原因になります。シミの原因はUV-Bの影響が大きいといわれます。

UV-C(紫外線C波)
紫外線の中で最も強力なのがUV-Cです。UV-Bよりもさらに波長が短く、短時間で皮膚に強力なダメージを与える力があります。ただし、通常はオゾン層に吸収されて地表までは届きません。

曇っている時でも紫外線の60~80%は地表に届く

夏場や日差しが強い日は日焼け止めを塗ったり帽子や日傘などで紫外線対策をする人は多い一方で、曇りの日には何もしない人が多いといいますが、実は紫外線A波(UVA)は曇っている時でも晴れている時の60~70%ほどは地表に届いているといわれています。(雲の厚さにもよります)。曇りの日でも十分に日焼けしてしまう可能性があるということです。

紫外線は反射する

紫外線は地表や物質などによって反射します。目安として雪面では80~90%、海辺では10~20%、水面では5~10%、道路(アスファルト)では5~10%ほど反射するといわれています。

紫外線は窓ガラスを通過する

窓ガラス UV-AとUV-Bの2種類の紫外線のうち、UV-Bはガラスに吸収されますが、UV-Aは波長が長いため窓ガラスを通過します。そのため、室内にいても紫外線を浴びている可能性があります。ただし、紫外線が窓ガラスを通過する割合は全体の10~30%程度です。また、ガラスによっては紫外線を通さないものもあります。

紫外線による毛穴トラブル

紫外線は皮脂の酸化を促す

頬の開いた毛穴 紫外線は皮脂の酸化を促し、過酸化脂質へと変化させますが、過酸化脂質は肌に刺激を与えてターンオーバーを乱す原因になります。毛穴周辺のターンオーバーが乱れて角化が過剰に進んでしまうと、角質肥厚を起こして毛穴が周辺が盛り上がった状態になってしまいます。その結果、毛穴が開いたように見えてしまうようになります。

紫外線が毛穴の黒ずみを引き起こす

毛穴の黒ずみ・色素沈着 紫外線によって皮脂が酸化して変性すると皮膚に炎症を誘発するようになります。その炎症反応によってメラニン色素が作られ、それがターンオーバーによって上手に排出されなくなると毛穴の黒ずみとなって残ってしまうことがあります。紫外線はメラニン色素の生成を促す働きがありますが、特に皮脂が多い人が紫外線を浴びると紫外線の影響と過酸化脂質の影響で毛穴の黒ずみをまねきやすい傾向があります。

紫外線はしわ・たるみ・帯状毛穴の原因

帯状毛穴 紫外線はコラーゲンなどが存在する真皮層にも到達してコラーゲンを変性させる働きがあります。また、紫外線はコラーゲンを作り出す線維芽細胞を劣化させる働きもあり、コラーゲン合成を低下させる原因にもなります。肌老化によって肌のハリや弾力が失われると、毛穴と毛穴がつながって帯状毛穴という現象をまねいてしまうことがあります。

毛穴トラブルを予防する紫外線対策

サンスクリーン(日焼け止め)

サンスクリーン日焼け止めの画像 長時間屋外にいる時は日陰にいてもずいぶんと紫外線を浴びていたりします。紫外線は反射するためです。特に5月頃から9月頃までは特に紫外線が強いため、屋外にいる機会が多いときは日焼け止めを積極的に活用しましょう。サンスクリーンを選ぶ際には「SPF」と「PA」の2つの表記に注目しましょう。

SPF

SPFは、UV-B(紫外線B波)による日焼け(サンバーン)に対しての予防効果を数値化したもので、UV-Bを浴びて日焼けが始まるまでの時間を1とし、それより何倍の予防効果があるかを表したものです。例えば「SPF20」のサンスクリーンを塗った場合では、日焼けが始まるまでの時間が通常よりも20倍遅らせることができるということです。

PA

PAは、UV-A(紫外線A波)ブロック効果を4段階に分類したものです。効果の高い順に「PA++++」(極めて高い効果がある)、「PA+++」(非常に効果がある)、「PA++」(高い効果がある)、「PA+」(効果がある)に分類されます。UV-Aはシワやたるみなどの肌老化を引き起こす紫外線ですので、SPF数値だけではなくPAにも注目して紫外線ケアをしましょう。

パウダーファンデーションでも生活紫外線は十分にブロックできる?

パウダーファンデーションによるお化粧 特に日焼け防止効果をうたっていないパウダーファンデーションやフェイスパウダーなどでもSPF10未満の紫外線カット効果があります。これは、パウダーにタルク、酸化亜鉛、酸化チタンなどの紫外線散乱効果がある物質が顔料として含まれているためです。長い時間にわたって屋外にいることがない場合は簡単なお化粧でも十分かもしれません。

日傘や帽子、衣服で紫外線対策

日傘・帽子・UVケア 紫外線から肌を守るためには日傘や帽子などを活用するのも一つの方法です。他にもサングラスや長袖のシャツなども紫外線対策に役立ちます。色は淡い色よりも濃い色の方(白よりも黒)が紫外線を遮断する効果が高くなります。日傘や衣服においても黒色のものが理想です。