ニキビに効果的な手作りビタミンC誘導体化粧水(ローション)の作り方

にきび治療 ニキビや吹き出物治療にはビタミンC誘導体ローションを使用した治療が効果的です。

ビタミンCの外用がニキビに効くのは、皮脂を抑制する働きや、皮脂の酸化を軽減する働きがあり、ニキビの発生や悪化を予防してくれるためです。また、ビタミンC誘導体にはニキビ跡の色素沈着の改善にも非常に効果的です。

ビタミンC誘導体化粧水は、一部の皮膚科で処方してもらったり(自由診療)、通販などでも購入することも可能ですが、材料を購入すればオリジナルの手作りビタミンC誘導体ローションを作ることができます。

コスパを意識する人はぜひチャレンジしてみて下さい。

材料を用意する

ビタミンC誘導体のローションを作るには、まず材料を用意します。

必要なアイテムは、容器(50~100ml程度入るボトル)、精製水、ビタミンC誘導体の粉末、抗菌・防腐剤を用意します。ここでは防腐・抗菌剤として「1,2-ヘキサンジオール」を使って説明します。

ボトル(容器)

化粧水のボトルの写真 ビタミンCローションを入れる容器です。50~100mlの容量が目安です。手作りなので早期に使い切るようにするため、あまり大きな容量ではなく小さめのボトルを使用するのが理想です。
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精製水

精製水の写真 精製水はドラッグストアなどで100~200円ほどで購入できます。水道水ではなく必ず精製水を使用して下さい。(水道水は塩素が含まれます)。また、衛生的な面を考慮して使用期限が過ぎた精製水は使用しないようにします。
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ビタミンC誘導体のパウダー粉末

ビタミンC誘導体パウダーの写真 主成分となるビタミンC誘導体のパウダー粉末です。「リン酸アスコルビルNa」や「リン酸アスコルビルMg」といった「リン酸」と表記されているビタミンC誘導体の粉末を選びましょう。(肌がリン酸結合をほどく酵素を持っているためリン酸と結合したビタミンC誘導体が理想的です)。
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ヘキサンジオール(防腐剤)

ヘキサンジオール(防腐剤)の写真 ヘキサンジオールは防腐作用・抗菌効果や保湿効果がある成分です。低い濃度で幅広い雑菌の増殖を抑えてくれます。
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BGやグリセリンなどの保湿剤を入れてもOK

また、保湿剤としてBG(1,3-ブチレングリコール)や、グリセリンなどを配合しても良いと思います。BGやグリセリンはわずかな抗菌作用があり、雑菌の増殖を抑制します。BGはグリセリンよりも抗菌力があって刺激性も低く、さらにアクネ菌の繁殖に関与しないのでおすすめです。
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ビタミンC誘導体の手作り化粧水の作り方と注意点

化粧品を使う画像 Step1ボトルにビタミンC誘導体の粉末を入れます。50mlの容器では5gのビタミンC誘導体の粉末で10%ローションができます。ニキビ治療には5~10%の濃度が理想的だといわれています。

Step2ビタミンCの粉末を入れたボトルに精製水を入れ、蓋をして振ってよく混ぜます。

Step3雑菌の増殖を抑えるために防腐作用・抗菌作用のある成分を入れ、よく混ぜて出来上がりです。ここでは抗菌成分として「1,2-ヘキサンジオール」を使用します。1,2-ヘキサンジオールは全体の1~2%を目安に配合します。

この方法で大腸菌や黄色ブドウ球菌などの幅広い細菌の繁殖を抑えることが可能で、冷暗所に保管していれば少なくとも約1ヶ月ほどは安全に使用することができると思います。

防腐剤は配合する必要はない?

通常、市販の化粧品には雑菌の増殖を抑えるために防腐成分が配合されていますが、手作り化粧水においても数週間~数ヶ月間にわたって使用する場合は市販化粧品のように防腐成分を配合する必要があります。

ただし、作ってから当日~数日間などの早期に使い切る場合では必ずしも防腐剤を配合する必要はありません。ただし、冷暗所保管は必須です。

クエン酸(pH調整剤)を配合しなくてもいい?

にきびケアのポイント 市販されている多くの化粧水では、化粧水を肌と同じ弱酸性にするためにpH調整剤として酸性のクエン酸が微量配合されていることが多いです。

ビタミンC誘導体は弱アルカリ性であることを考慮すると、ビタミンC誘導体の手作り化粧水でもクエン酸を配合したほうが良いのかもしれません。

ただし、酸性のクエン酸はビタミンCの分解を早めてしまう欠点があるため、あまり多い量を配合してはいけません。クエン酸を配合する場合は、極微量(耳かき1杯分程度)を目安に配合しましょう。

肌は一時的にアルカリ性に傾いても弱酸性に戻る働き(アルカリ中和能)があることや、手作り化粧水を使用した後に市販化粧水(市販化粧品は弱酸性です)などを使用すれば肌は弱酸性になるため、そこまで完璧に手作り化粧水を作ろうとする必要はないかもしれません。

ビタミンC誘導体化粧水は冷蔵庫保管が必要?

結晶化したビタミンC 一般に手作り化粧水は雑菌が増殖するリスクを考慮して冷蔵庫で保管したほうが良いといわれることがあります。

ところが、ビタミンC誘導体を冷蔵庫で保管すると、温度変化によって成分が結晶化(溶液に解けていた成分が固体化すること)してしまうことがあります。

結晶化という現象はビタミンCの濃度が高いほど発生しやすいです。防腐剤を配合している場合は冷蔵庫で保管しなくても光が当たらない冷暗所で常温保管していれば1ヶ月ほどは安全に使用できます。

なお、ビタミンC誘導体の手作り化粧水が結晶化した場合、よく振ってから使用すれば問題なく使用できます。

手作りビタミンC誘導体化粧水の注意点

  • ビタミンC誘導体ローションは濃度が高くなるにつれて肌の乾燥をまねきます。塗った後にカサカサしたりします。肌が乾燥する場合は化粧水などで保湿して下さい。
  • 手作りビタミンC誘導体の濃度はニキビ治療においては10%ほどまでが目安です。5%から10%までが理想だとされます。
  • ビタミンC誘導体の化粧水は、肌質によってはピリピリとした刺激を感じることがあります。オイリー肌タイプのニキビケアに適していますが、敏感肌タイプのニキビには不向きといえます。
  • 手作り化粧水ですので、なるべく早く使い切るようにしましょう。目安は2週間以内です。