鼻のニキビの治し方。角栓の予防法や悪化した時の皮膚科の薬について

鼻ニキビの画像 鼻は顔の中でも特に皮脂腺が発達していて皮脂量が多く、毛穴の黒ずみやニキビ吹き出物が発生しやすい部分です。

特に思春期からは皮脂分泌が劇的に増加するため、鼻の黒ニキビ(ニキビの芯)が多発するようになり、スベスベのキレイな状態を保つのは難しくなります。女性の場合は化粧崩れに悩む人も多いでしょう。

今回は、その鼻のニキビや黒ずみの予防法や治し方、または炎症を予防する治療薬などをご紹介していきます。

鼻ニキビの治し方

ビタミンB2を意識して摂取して下さい

ビタミンB2 ビタミンB2は皮脂分泌を抑える効果があり、鼻ニキビや黒ずみの予防や改善が期待できます。ビタミンB2は、補酵素として糖質、タンパク質、脂質などの代謝に関与し、皮脂をコントロールする働きがあるのです。

また、ビタミンB2は過酸化脂質を還元することで皮脂の質を改善して鼻ニキビを予防します。鼻のフケや鼻の脇の赤みなどはビタミンB2が不足することで発生しやすくなるため積極的に補って下さい。

ビタミンB2は、様々な食品に幅広く含まれていますが、特に牛レバー、豚レバー、鶏レバー、卵、納豆、うなぎ、いわし、さんま、さば、あじ、牛乳、ヨーグルトなどに多く含まれます。また、サプリメントを利用するのも一つの方法です。

ビタミンB6も皮脂を抑制する

ビタミンB6 ビタミンB6にも皮脂分泌を抑制する働きがあり、鼻の皮脂抑制につながります。そして、ビタミンB6には皮膚炎を予防したり、免疫を調整してアレルギーを軽減する働きなどがあります。

ビタミンB6は、鼻ニキビの炎症の悪化を予防し、さらに皮膚のターンオーバーを促すことでニキビ跡の黒ずんだシミの治りをよくします。

ビタミンB6は、かつお、まぐろ、さけ、さんま、牛レバー、バナナ、いわし、鶏肉などの食材に多く含まれます。また、サプリメントを利用して補うのも良いと思います。

油っこい食事を控える

油っこい食事が多くなるほど皮脂が増加するようになります。脂肪分の中でも特に動物性脂肪の摂取が多くなるほど男性ホルモンが増加して皮脂も増加し、その結果ニキビが増えることがあります。

鼻のような皮脂腺が発達している部分では食事の影響を強く受けますので、鼻ニキビや鼻の黒ずみに悩む時期は、動物性脂肪を過剰にとりすぎるのは控えましょう。

紫外線を避けて下さい

紫外線が多い環境 紫外線は鼻ニキビや黒ずみの悪化原因です。鼻のような皮脂が多い部分に紫外線が当たると、皮脂の酸化が早まって皮膚に強い炎症を起こすようになります。それが、にきび跡の赤みや色素沈着の悪化原因になることがあります。

鼻は紫外線の影響を受けやすい部分なので、鼻ニキビが炎症を起こしている時は特に紫外線を浴びないような工夫が必要です。日焼け止めや帽子、日傘などを活用しましょう。

鼻ニキビ予防には洗顔による皮脂ケアが不可欠

洗顔料を泡立てる画像 繰り返す鼻ニキビを予防して治していくには、洗顔による皮脂ケアが最も大切です。皮脂は時間が経つほど刺激性が強くなって鼻のニキビや毛穴黒ずみを引き起こすようになるため、一定の時間で顔を洗って皮脂を落とす必要があります。

そして、鼻ニキビに効く洗顔料は、脱脂力が強くないものが理想です。脱脂力が強いものは、肌の潤いや角質を極端に奪ってしまい、かえって皮脂量が増加することがあります。脱脂力が低いもので丁寧に洗うのが理想です。

そして、洗顔の時は肌を刺激しないようにたくさんの泡を作って、それをクッションのように利用して洗って下さい。キメ細かい泡を作ることで、皮脂と馴染んで皮脂汚れがよく落ちるようになります。洗顔は皮脂が多い人は、朝と昼、そして夜の入浴時の1日3回が目安です。

毛穴を開かせてから洗う

お風呂のイラスト 毛穴に角栓がたまりやすい小鼻は毛穴を開かせてから洗うと、汚れがよく落ちるようになります。洗顔前は熱めのお湯を絞った蒸しタオルを顔にのせて毛穴を開きやすくしましょう。

蒸しタオルによって皮膚も柔らかくなることでニキビの芯も取れやすくなります。また、お風呂の場合は湯気が天然のスチームとなって毛穴が開きやすくなります。鼻のニキビや角栓は入浴時が最も解消されやすいのかもしれません。

脂とり紙やティッシュで皮脂ケア

脂取り紙の使う写真 多すぎる鼻の皮脂は、脂とり紙やティッシュを上手に使って取り除きましょう。

ただし、脂とり紙を肌に押し付けるように使うとセラミドなども奪われて乾燥をまねき、かえって皮脂が増加することもありますので、鼻に簡単にのせるくらいに使用しましょう。

クレンジングオイルは即効性がある

クレンジングオイルの画像 クレンジングオイルは、鼻の黒ずみやニキビ予防に即効性が期待できます。クレンジングオイルは、オリーブ油やミネラルオイルを中心として、界面活性剤(乳化剤)が豊富に含まれるクレンジング料です。

鼻の皮脂汚れは同じ油を使うことでよく馴染んで落とすことができます。そして、クレンジングオイルは乳化剤を含むため、肌に残すことなく水でスルスルと洗い流すことができます。

クレンジングオイルは肌への負担が強い欠点があり、使い過ぎると肌が疲弊して赤みを帯びたりしますが、週に1~2回というように定期的に行えば、毛穴汚れは縮小していくはずです。鼻や小鼻を優しくなでるようにマッサージすることで、しだいに鼻の黒ずみが改善に向かいます。

クレンジングオイルは脱脂力が非常に強いため、肌が乾燥する人や肌が弱い人は適していません。そして、角質をケアする作用が強いため、長年使い続けてはいけません。クレンジングオイルによって肌トラブルが増える可能性があることを覚えておいて下さい。

鼻パックはトラブルを起こすことが多い

鼻パックの画像 鼻パックは毛穴の黒ニキビに対して即効性があります。一気に角栓が取れるため爽快感もあります。

ところが、毛穴パックの効果は一時的なものであり、反対に角質が剥がされることで、かえって皮脂分泌を促してしまうことがあります。毛穴パックをするほど、毛穴つまりやニキビが悪化することがあるのです。

また、毛穴パックをすることで皮膚が刺激を受けて、赤みや色素沈着(シミ)の原因になることがあります。

毛穴パックは鼻の角栓やニキビ予防には適していないことが多いです。少なくとも長い期間に渡って毛穴パックを行ってはいけません。

リン酸型ビタミンC誘導体が皮脂を抑制する

化粧品 鼻のニキビや角栓は過剰に分泌される皮脂が原因ですが、皮脂を抑制する化粧品成分の一つに、ビタミンC誘導体があります。

ビタミンC誘導体は、抗酸化作用やメラニン抑制作用(美白作用)などが良く注目されますが、肌に使用すると皮脂を抑える効果も得られます。皮脂を抑える効果と共に、皮脂の酸化抑制に貢献し、鼻のニキビや吹き出物を予防改善します。

そして、ビタミンC誘導体には水溶性と脂溶性がありますが、鼻の脂浮きが目立つオイリー肌には、リン酸と結合した水溶性ビタミンC誘導体が効果的です。

水溶性成分は、皮脂膜などの肌のバリア機能によって浸透しにくい欠点があるのですが、リン酸型ビタミンC誘導体は、肌につけるとホスファターゼという酵素によってリン酸とビタミンCの結合が分解され、ビタミンCが皮膚の奥で効果的に働くメリットがあります。
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鼻の黒ニキビは押し出した方が良い?

ニキビの芯を出す画像 鼻は角栓が溜まった黒ニキビという状態になることが多いですが、黒ニキビはコメドプッシャーなどで押し出すことで簡単に取れることも多いです。

ただし、それを何度も繰り返すことで皮膚が傷つき、色素沈着を起こしたり、長期的には肌がデコボコになってしまうことがあります。

そのため、鼻の黒ニキビは基本的に押し出したリしないほうが良いと思います。ただし、表面に膿が現れた白ニキビの場合は、潰して芯を出してあげることで跡を悪化させずに治せることもできます。

いずれにしても中途半端な芯出しにならないようにしたいところです。

市販の治療薬で効果がある

ピンプリットの画像 鼻のニキビは、化膿した状態でなければ市販のニキビ治療薬だけでも十分に効果があります。市販のニキビ治療薬には、オロナイン、クレアラシル、アクネス、ペアアクネクリーム、ビフナイト、ピンプリットなどがあります。

市販薬は、殺菌作用によってニキビ菌を減少させながら、角質を柔らかくしてニキビの芯が取れやすい状態に導きます。

皮膚科の処方薬

鼻のニキビが治りにくい場合や悪化した場合は、皮膚科で治療するのも一つの方法です。

皮膚科ではベピオゲルやディフェリンゲルという塗り薬がよく使用されます。また、化膿した場合は抗生物質の内服薬を使用したほうが良いケースがあります。

ベピオゲル

ベピオゲルの画像 ベピオゲルは過酸化ベンゾイルという酸化剤を主成分としたニキビの塗り薬です。塗ると酸素を発生させてアクネ菌(ニキビ菌)を殺菌する効果があります。(アクネ菌は酸素によって死滅する性質があります)。

そして、ベピオゲルにはピーリング作用があり、毛穴がふさがる現象を抑え、黒ニキビが赤ニキビへと発展するのを予防します。

抗生物質のように薬が効きにくくなる現象もないため、ニキビ体質の人は一つもっておくと良いと思います。ただし、刺激性がやや強い欠点があり、肌質によっては使いづらいこともあります。

ディフェリンゲル

ディフェリンゲル(アダパレン)の画像 ディフェリンゲルとは、アダパレンを主成分とした塗り薬です。肌に塗るとターンオーバーを抑制して、角質が過剰に作られる現象を抑え、毛穴に溜まるニキビの芯(角栓)や、毛穴がふさがりやすくなる現象を予防します。

ターンオーバーを促すのではなく、ターンオーバーを抑制する効果により、ニキビの予防と改善をもたらします。

ディフェリンゲルは、殺菌効果がないため、主に鼻の白ニキビや黒ニキビ、軽度の赤ニキビに効果的です。炎症が強い場合は、ベピオゲルと組み合わせて使用することもできます。

ディフェリンゲルを使用してお薬が効いてくると、赤みやヒリヒリ感、乾燥などが現れるのが難点ですが、それは薬の効果が現れている証拠ですのでそのまま使い続けて下さい。

即効性が低い欠点がありますが、ポツポツとした鼻ニキビには効果的な塗り薬です。

抗生物質の内服

ミノマイシン 鼻ニキビが化膿したり、悪化して痛みがある場合は病院を受診して下さい。症状が悪化しているものは、単にニキビではなく、おでき(面疔:めんちょう)といわれる症状である可能性もあります。

鼻のニキビが悪化している時は、抗生物質の内服薬が効果的です。内服薬には、ロキシスロマイシン(ルリッド)やミノサイクリン(ミノマイシン)などが良く使用されます。

鼻のニキビが悪化して跡になると一生消えない跡になってしまうことがあるので皮膚科への早い受診が理想です。